魚がバンバン釣れている間までは絶好調!!(当たり前?)なJackです。
昨日釣りに行ったところだったので、ちょうど良い機会と言いますか…釣りから帰ってきた後の片づけについて書きます。「家に帰るまでが旅行です」とは昔からよく聞くフレーズですが、釣りの場合は「家に帰った後も”釣り”」です…むしろ帰ってからの方が大変かも。(苦笑)
釣りの後片づけあれこれ
釣具の後片づけ
使った釣具類は、基本的にすべて水道水(流水)で丸洗いすればOKです。
竿について
竿については、振出竿の場合は竿をしまう(短くする)前にロッド本体を真水で絞ったタオルで拭く&ガイド周りを真水で洗ってから、乾拭きすればOKです。
僕は以前は水道水でジャバジャバ洗っていたのですが、ロッドの継ぎ目から中に水が入ってしまうことが多々あり、ロッドの内側に水が入ると水垢などが発生して振出竿のロッド継ぎ目部分での固着の原因になるので、ガイド周りの洗浄さえ心がければあとはあまり神経質に洗わなくても良いそうです。
また、振出竿の内部に入ってしまった水がなかなか抜けない場合は、ままあります。
僕の場合、そういう時には次のような方法をとっています。
1)竿を延ばした状態で天日干し(出来れば避けたいですが…。)
2)竿を延ばした状態で室内干し(それでもなかなか水気は抜けません。)
3)風呂場の乾燥機を使って乾燥(スキー場でスキー用品を乾燥させる要領ですね。)
なお、ルアーロッド等の並継竿の場合は、全体を流水で洗って、そのまま傘立てにでも立てておきましょう。
乾燥したら片づけるのを忘れないようご注意ください…まあ、僕の叔父などはそのまま傘立てを竿置場(ロッドホルダー)にしていましたが。
あと、並継竿の場合は竿のつなぎ目部分の中に、水が入らないようにだけ気を付けてください。ここから竿の芯の部分に水が入るとなかなか出てこなくて、次から竿を使う時にギシギシと音がするトラブルへと発展するケースがあるそうです。
リールについて
次にリールですが、こちらもドラグノブをしっかりと締めた状態にしてから、流水で洗います。ドラグノブを締めこむのは、できるだけリールの本体内部に水を浸入させないためです。
この時、リールの糸が巻かれている部分やベール、ラインローラーの部分を特に念入りに洗ってあげてください。これらはすべて、海中から巻き上げてきた糸によって塩水が直接接触する部分です。
最後は、今度は逆にドラグノブを目いっぱい反時計周りに回してリールから外し、さらにスプールを外してそれぞれのパーツ(リール本体、スプール、ドラグノブ)を陰干ししてください。
なお、竿もそうなのですが特にリールは、漬け置き洗いなど水にドブ漬けする洗い方は絶対にしないでください。
リールを水の中にドブ漬けしてしまうと、リールの本体内部にまで水が浸入してしまい、まず間違いなく故障の原因となります。(注:下記にて追記・訂正あり)
僕は昔、このことを知らずに海中で竿とリールを使用してしまい、竿の表面にはあちらこちらに水泡(どうやら竿の塗装面の下で、錆が発生したようです。)が出来てしまい、リールに至っては文字通り全く動かなくなってしまいました。
また、リールを洗う際には、蛇口やシャワー等で水をかけて洗うのはオッケーですが、その最中にハンドルを回したりすることは避けましょう。リールの各部が動くと、そこから不必要な部分に水が浸入してしまいます。
そしてもう一つ、お湯でリールを洗わないように気を付けてください。
竿の方は「塩気や汚れを、よりきれいに洗い落とす」という意味で、お湯で洗っても問題は無いのですが、リールをお湯で洗ってしまうと、リールの各部分に塗られているオイルやグリスまで洗い流してしまいます。
仕掛けについて
ジェット天秤や電気ウキ、糸切りハサミやプライヤーなども、全部流水で洗って陰干しです。仕掛けについては、まだ使えそうと思ったら水で洗って、仕掛け巻き(釣具屋さんで各種売られています。)か、面倒であれば段ボール紙を適当な大きさに切って、そこに仕掛けを巻いておけば次回も使用できます。
クーラーボックスについて
クーラーボックスだけは、魚が直接接触することが多いものであるため、陰干しだけでは汚れは落ちても、においが残る場合があります。
このような場合には、クーラーボックスが乾燥するぐらいまでの短い時間で天日干しにするのも良いかと思います。天日干しをすれば、クーラーボックスの匂いは随分取れます。クーラーボックスの匂いを消すための専用洗剤も市販されていますので、気になる方は使用されると良いでしょう。
まとめ
釣具に限りませんが、プラスチック製品は多かれ少なかれ、太陽の紫外線で劣化してしまいます。
よって、釣具の大半は風通しの良い場所での陰干しが適しています。
昨日使った道具類は、こんな感じで陰干ししました。
何やら色々と道具が見えますが、これらはクーラーボックスのスノコに入れていた未使用の仕掛け類が、昨日クーラーボックスに入れた魚が暴れたせいで汚れたので、水で濡らして絞ったタオルで軽く拭き上げたものです。
ウォータータンクは、釣りの現場で手や釣具を洗ったり、湯を沸かすために持っていきました。
釣った魚の調理
釣った魚の後片付け?は、こんな感じになりました。
左からトマトソース煮、煮つけ、塩焼きです。ポテトサラダと酢の物は、ついでに作りました。
人によって好みややり方はあると思うのですが、僕の場合は「家に持って帰ってきたら、出来るだけ早く魚を調理する」主義です。
冷蔵庫でちょっと身を熟成させてから…といった方法もあるそうですが、その為にはクーラーボックスで持ち帰る段階から色々と注意しなければならない点もあるので、魚が痛まないうちにさっさと調理して食べてしまっています。実際、二日以上魚を冷蔵庫に入れておくと、だんだんと魚独特の臭いを発することが多いです。
釣った魚の処理は、今まで僕が聞いてきたお話ではお父さんの仕事になることが多いようです…スマホで検索すればレシピが色々と出てきますので、ぜひ頑張ってチャレンジしてみてください!!
【2019.1.4追記】
リールの後片付けについて村田基さんが、ご自身の動画などでは「バケツ等に張った水道水の中にリールをドボンと突っ込んで10秒ぐらいあちこちを動かし、最後にザッと水を切って終わり」という洗い方を紹介されています。
海水に漬け込んだり、ずっとバケツの中に漬け置き洗いをしたりはNGみたいですが、短時間真水の中に突っ込んで洗うことは、むしろリールの可動部分にしみ込んだ塩分除去などに効果があるそうですよ。