家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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使いやすさと堅牢さのバランス シマノ・アリビオ2500について


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 いつも本ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 今回は過去記事でご紹介しました「シマノ アリビオ2500」について、個人的なレビュー記事などを書いてみたいと思います。

 

 これまでの記事では「はじめての竿とリールはセット品で大丈夫」と書いてきましたが、ちょっと釣りに慣れてきた方や、最初から道具にこだわってみたい方などであれば、竿とリールを個別に買ってみたいと思うこともあるでしょう。

 そんな時に、今回の記事が皆さんの参考になれば幸いです。

 

シマノ・アリビオ2500について

概要

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 釣具の世界では言わずと知れたシマノ製リールの入門機」です。

 特にこの2500番(糸付き)のモデルは、ネット通販でもベストセラーとなっているようです。僕の場合は長男&次男へのプレゼント用として、地元の釣具屋さんで発注・購入しました。

 

 購入時には同クラスの他社の入門機(ダイワであれば「ジョイナス」、アブガルシアであれば「カーディナル」辺りでしょうか)とも比較しましたが、お師匠様や釣具屋の店長さんからのアドバイスなどもあり、僕は基本シマノ派となっています。他社ブランドが好きな方は、その辺りを差し引いて今回のレビューをご覧いただければ幸いです。

 

特徴

 他社ブランドの同クラスのリールと比べると、手に取った時の感触が「かなり軽い」です。カタログスペック上ではダイワの「ジョイナス」、アブガルシアの「カーディナル」と共に、いずれも重さは260gとされているのですが、この差はいったいどこにあるのでしょうか?

 

 さて、この「アリビオ」シリーズはラインナップすべてが「最初から糸が巻かれている」リールです。

 釣具屋さんなどで売られているリールは通常「糸は自分で好きなものを選んで巻く」ものがほとんどなのですが、各メーカーが出している「入門機」と呼ばれるようなシリーズでは、最初から糸が巻かれています。はじめての釣りをされる方にとっては、非常にありがたいですね。

 

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 「アリビオ2500」の場合は、ナイロンライン3号が120m巻かれています。

 

 ちょい投げ釣りなどで使用する際の仕掛けの飛距離はだいたい50mぐらいなので、これだけの糸巻き量があれば十分です。ライントラブルの発生も少なく、非常に扱いやすいです。

 また、ネット上のレビューではこの付属のナイロンラインについて「切れやすい」「全然ダメ」などといった書き込みがされているのを時々見かけますが、我が家で使用している限りでは全然問題無いです。ここ数年、長男&次男のリールとして使っていますが、魚が掛かって糸が切れたことなどは一度もないです。

 

 ハンドルの巻き心地やベールの動きなども、全体的に「軽い」です。

 ダイワやアブガルシアのリールはどちらかと言うと、よく言えば「重厚」、悪く言えば「ちょっと重い」感じがしましたが、個人的にはシマノ製リールの「軽さ」が気に入っています。

 しかし、同じシマノの同サイズのリールでも「エアノス」や「ネクサーブ」などは、なぜかこの「アリビオ」よりも重く感じるんですよね。実際のカタログスペック上ではむしろ若干軽いぐらい(「ネクサーブ2500糸付き」で255g)なのですが…不思議なものです。

 

 スプール部分の作りは、しっかりとした金属製です。お手頃価格のワゴンリールは、このスプール部分がプラスチック製のものが比較的多く、使い続けていると結構早くに塗装が剥げてボロボロになってくるのですが、金属製スプールであればそういったことはありません。

 

 また、金属製スプールであればスプールのエッジ部分(写真の中で糸が巻かれているところよりも少し上の、逆テーパー部分)に傷が入った場合でも、傷のサイズが小さければ目の細かいサンドペーパーで優しく少しずつこすっていけば目立たなくすることができます。写真のリールのスプールエッジも、子供達が何気なくリールを扱っているので、実はサンドペーパーで修復した傷があちこちについています。

 スプールエッジに傷があると、ラインを放出する時の抵抗になる(=仕掛けの飛距離が短くなる)し、最悪の場合はラインが途中で切れてしまいますので、スピニングリールを取り扱う際にはご注意ください。

 

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 参考までに、簡単に分解できる部分をバラしてみました。

 

 ハンドルの左右の付け替えは、ネジ付きキャップ一本で簡単に行えます。ドラグノブ及びスプールも、簡単に脱着可能ですよ。スピニングリールの扱い方の基本については、ぜひ過去記事もあわせてご参照ください。

 

www.familly-fishing.net

 

悪い点はある?

 さすがは大手メーカーが「入門機」として作っただけあって、実のところデメリットらしいものはほとんど感じられません。

 

 ただしこの「アリビオ」、釣具屋さんの店頭に並んでいるのをほとんど見かけたことがないです。あくまでも僕の行動範囲の中でのお話ですが、中部~関西圏の釣具屋さんでは、店頭販売されているのを見たことがあるのは一回ぐらいじゃないでしょうか?

 例えば同じ入門機でも、ダイワの「ジョイナス」などは安定して店頭で売られているのですが…このリールをお買い求めいただく場合は、おそらくはネット通販または釣具屋さんでのお取り寄せというパターンになるでしょう。

 

 という訳で、しいて挙げたデメリットは「入手までに時間がかかる」といったことぐらいでしょうか。

 

まとめ

 初心者はもちろんのこと、ベテランの方から見ても満足感を得られる(比較的お値打ち価格、堅牢、扱いやすい)商品として、この「アリビオ」シリーズは大変コストパフォーマンスが高いです。

 

 ワゴンセールのリールの中では「やや高め」な部類に入りますが、それでも大手メーカー製の商品として大変お求めやすい価格となっています。「セット物の竿とリール」からワンステップ踏み出す際の購入候補の一つとして、ぜひご検討いただくと良いでしょう。

 

【2019.4.19追記】

 「ルアーマチック」シリーズおよび「アリビオ」シリーズに関する補足情報の記事を書きましたので、よろしければこちらも併せてご覧ください。

 

www.familly-fishing.net

 

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 今回の記事で触れました、大手釣り具メーカー3社から発売されているスピニングリールそれぞれがこちらです。

 

 入門機モデルはメーカー各社にとっても「お客様を引き寄せる最初の一歩」なので、いずれも突出した性能は無いものの、価格に応じて必要十分な性能を持っています。

 この3社のリールであれば、外観やメーカーに対する好み、価格で選んでいただいても、そう大きなハズレを引くことはないと思われます。