家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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2018年の新商品 シマノ・サーフゲイザーについて


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 本ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

 今回は僕が新しく買った竿、シマノの「サーフゲイザー」をご紹介いたします。話の内容としては「家族との釣り」「はじめての釣り」の趣旨から外れてしまいますが、どうぞご了承ください。

 

 

シマノ・サーフゲイザーについて

導入の背景

 欲しかったから、以上!!

 

 …すみません、あまりに話が雑すぎますね。真面目な話に戻します。

 

 これまで自分用の投げ竿は、同じシマノの「サーフリーダーFV」という振出竿を使用していたのですが、昨年シマノジャパンカップ(投げ)にエントリーした時に、周囲を見渡すとみんな並継竿を使用しているという状況でした。

 一人だけ振出竿を担いで、いかにもポッと出の初心者、土佐闘犬の群れの中に放り込まれたチワワの気分で一次予選に参加し、それでもとりあえずボウズだけは免れたのですが、今年からはせめて恰好ぐらいは他の皆さんに合わせてみたいなー、とか。

 

 また、子供達の成長が著しく、特に長男辺りには今まで使用していた万能竿では「ちょっと物足りないのかも?」と思ってみたり。

 そのほか、サーフリーダーFVを買うときに「七里御浜海岸でのぶっこみ釣りと兼用できるように」と思って、30号のおもりが標準で使える「CX」という硬さにしたのですが、普段のキスの投げ釣り用にはちょっと硬すぎた(普段使用しているおもりが18号~25号)ので、もうちょっと柔らかめの竿が欲しいと思ってみたり。

 あと、振出竿は使用後の片づけ(竿の洗浄)が面倒くさいので、並継竿があればもっとキス釣りの練習に行くのになーと思ってみたり。

 

 …とまあ、色々と後付けの理由はあるのですが、要は欲しかったから買ったということです。たまたま今のタイミングで、入門用の並継竿としてこの「サーフゲイザー」が発売されたというのも、僕にとっての大きなポイントだったのでしょう。

 

特徴

 2018年のシマノのニューモデル、この5月に発売されたばかりの投げ釣り用ロッドです。

 

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 …が、なぜかいきなり40パーセントオフでの販売。どうして!?

 

 竿の長さは「405」、竿の硬さは「EX(20号~30号、標準おもり負荷25号)」にしました。このサーフゲイザー、竿の長さには405と425の二種類が、ロッドの硬さには柔らかい方からEX、DX、CX、BXの四種類(425はCXとBXの二種類のみ)がラインナップされています。

 

参考URL:シマノホームページ 「サーフゲイザー」紹介サイト

 

 並継竿は同じ硬さの表記でも振出竿より使用感が硬くなる傾向があるので、振出竿の「CX」で竿を曲げるのに苦労していた僕が、並継竿の「EX」に対応できるのか…ちなみに、お師匠様が使用している並継竿は「FX」でした。大丈夫か、俺!?

 

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 ロッドは3本継です。かなり長いので、この写真を取るのにも苦労しました。

 

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 「Gazer」には「(特に好奇心からじっと)見つめる人」「(俗)警官、(政府の)麻薬取締官などの意味があるそうです…まあ、名前はぶっちゃけどうでもいいです。

 

 写真をご覧いただいても分かるとおり(?)、ロッド全体に「ハイパワーX」というカーボンテープの巻き方(カーボンテープがX状にクロスして巻かれている)が採用されています。これにより、キャスト時などに発生するロッドのねじれを抑え込むのだそうです。

 更に上級のモデルになると、これに合わせて「スパイラルX」というカーボンテープの3層構造化がなされるのですが…以前のサーフリーダーFVでは、一番穂先部分のロッドだけに「ハイパワーX」が採用されていたので、個人的には特に問題無いです。

 

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 一方、ガイドリングについてはトップガイドのみにSiCリングを採用しています。

 

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 その他の部分のガイド6つには「アルコナイトリング」という、簡単に言えば「性能的にはハードリング以上SiCリング未満」のガイドリングが採用されています。

 国産のロッドでは「PEラインを使用するロッドではSiCリングを採用している」ケースがほとんどなのですが、アメリカ製のロッドなどではこのアルコナイトリングが、PEラインを使用するロッド用のガイドリングとして普通に使用されているのだとか…国産ロッドにおけるアルコナイトリングの採用は、同じシマノの「ゾディアス」に次ぐ二番目の事例なのだそうです。

 

 この点については、サーフリーダーFVはオールSiCガイドだったので、このサーフゲイザーでは「性能が落ちている」と言えなくもないのですが、お師匠様曰く「トップガイドがSiCリングならOK、他のガイドのリングは特に気にならない。むしろロッドの反発力がどれぐらいあるかの方が興味がある」とのことでした。

 もう一クラス上の「サーフランダー」というモデルだと、オールSiCガイドの並継竿になるのですが、やはりその分だけお値段が跳ねあがる(今回の購入価格の2倍弱ぐらい)ので、お小遣いに限りがある身としては致し方ないです。

 

 手に持った感じは、サーフリーダーFVの410gに対して345gと、明らかに軽くなっています。キスの投げ釣りは長時間ロッドを保持していなければならないので、「軽い」のは疲労軽減の点において、非常に優れたアドバンテージがあることでしょう。

 

実際の使用感など

 実際の使用感などについては、購入直後にこの記事を書いているため、現時点ではお伝えできることが何もありません。

 

 シマノのインストラクターさんのお話では「7色(PEラインに塗り分けられた、おおよその仕掛けの飛距離を測るための色のこと。色の種類や塗られている長さはメーカーやモデルで様々ですが、投げ釣り用のPEラインの場合は1色あたり約25mでほぼ共通)以上仕掛けを飛ばすことが出来て、そこでキスの前アタリが分かるほどの高感度」とのことでしたが、竿の硬さや長さについては特に触れられておらず、また投げ釣りのスペシャリストが使用した時のお話なので、一般ユーザーの使用感としては一体どうなのか…?

 

 後日の実釣後にインプレッション記事を追記しますので、どうぞご了承ください。

 

【2018.6.3追記】

 実際に使ってみた結果は、今までの振出竿に比べて「軽い、細い、(慣れるまでは)投げにくい」でした。

 

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 前回にーちゃんズ(長男&次男)とキス釣りをした尾鷲漁港で、試投をしてきました。

 

 新しい竿ということで、最初こそはおっかなびっくり取り扱っていましたが、何度か仕掛けを投げて感覚が掴めてきたら、今までよりもやや仕掛けの飛距離を伸ばすことが出来ました。

 

www.familly-fishing.net

 

 振出竿と並継竿では竿の構造(竿そのものや、竿の接続部分)がまるで違うため、最初の1~2投目こそ仕掛けをうまく飛ばすことが出来ませんでしたが、何度か仕掛けを投げているうちに「並継竿で投げる感覚」みたいなものを掴むことができました。

 また、今までの竿よりも細くて軽いのですが、仕掛けを投げた時の「剛性感」みたいなものは必要十分でした。

 

 その他、PEラインを使用していたせいか、リールを巻いている時にトップガイドを通してロッド全体に「キュイキュイ」といった糸鳴り?の振動がしていましたが、これは逆に言えば「竿の感度の良さ」が原因だったりするんでしょうか?

 3色ぐらいの距離でキスを釣った時のアタリは、竿先ではっきりと感じ取ることが出来ました。竿の感度については、まず申し分無いです。

 

 結果として向かい風が約2~3メートル、今年初めての投げ釣りで平均4~4.5色の飛距離が出せれば、僕としては十分満足だと感じました。

 

まとめ

 「並継竿の入門モデル」としての性能は、必要十分です。

 

 キス釣り用の並継竿としてはかなりの廉価モデルで、実際に各部の作りなども価格相応ですが、そもそもキス釣り用の並継竿は「かなり高価な割に、他の釣りへの転用がかなり制限される(カレイの置き竿釣りや、夜のぶっこみ五目釣りぐらいかな?)」ので、よほどキス釣りが好きな人でないとなかなか手が出せないと思います。

 その点、このサーフゲイザーはキス釣り用の並継竿として「かなりお求めやすい価格帯」の中で、投げ釣りに求められる性能(遠投性や魚のアタリを感じる感度など)をそこそこ高いレベルで満たしてくれています。デザインや色合いも、なかなか格好いいですね。

 

 ともかく、コストパフォーマンスは十分に高いです。自動車で例えれば「一般的な市販車のスポーツモデル」とでも言いましょうか…同じ自動車で例えれば「レーシングカー」、釣具メーカー主催の釣り大会の決勝戦で求められるような「究極のレベルの性能」は当然のことながらありませんが、「予算はかなり限られているけれど、”ちょっと良い感じの投げ竿”が欲しい」という人にはぴったりだと思いますよ。

 

 本記事をご覧いただいた皆さんにとって、何らかの参考になれれば幸いです。

 

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