魚の食べ方で一番好きなのは「刺身」なJackです。
本日は休暇をいただいており、昨日釣ったキスがそこそこの型だったので、久しぶりに刺身にして食べたお話をご紹介いたします。
新鮮なキスを刺身にして食べてみた
イントロダクション
昨日、孫太郎オートキャンプ場のキス釣り大会で釣ったシロギスは、数は釣れなかったものの比較的良いサイズだったので、いつもは天ぷらで食べるところを、久しぶり(1年ぶりぐらい?)に刺身にして食べてみました。
本ブログを初めてご覧いただいた方で「キスって何? どんな魚?」という方は、以下の記事もご参照いただけると幸いです。
キスそのものはスーパー等でも普通に売られていますが、だいたいは「松葉おろし」と呼ばれる方法で、天ぷら用にさばかれたものが多いです。刺身で食べることができるだけの鮮度があるかどうかも問題ですが…。
今回のキスは、24時間前までは紀伊長島の海で泳いでいたキスです。青物系のような寄生虫の心配も比較的少ない魚種ですし、せっかくなのでキス独特の甘みのある刺身を堪能してみたいと思います。
1.ウロコを落とす
これまでにもご紹介しました、ペットボトルのキャップを使ったウロコ落としです。
釣っている時にはあまり感じないのですが、キスは意外とウロコが多いです。
ですが、ペットボトルのキャップを使えばウロコをあちらこちらに飛び散らせることなく、スルスルっとウロコを落とすことが出来ますよ。
2.頭を落として三枚におろす
まずはサクッと、頭を落としてしまいます。
今回は面倒臭かったので、内臓の処理は三枚におろす作業と一緒にやってしまいました…通常であれば、頭を落とした後(あるいはその前)の段階で、内臓は取り除いてしまいます。
背中側から包丁を入れて、身を剥がします。
背中側から包丁を入れる方が、尾っぽ側から入れるよりも身を剥がしやすいですよ。
素人の包丁さばきなので、背骨と半身を分けるのにちょっと苦労しました。
食べておいしかったら大丈夫、だいたいの要領で処理しちゃっています。(笑)
反対側の身も、背骨から剥がします。
半身を剥がしたあとですので、こちらの方が魚の身を安定して剥がせるように思います。
お腹の骨は、薄くそぎ落とす感じで切り落としてしまいましょう。
キスの骨は意外に固いです。そのままバリバリと食べてしまうのは、ちょっと厳しいです。
背びれの部分も、ざっくりと切り落としてしまいます。
お店で買ってきた魚だともったいなくて、ついおっかなびっくりで捌いてしまいがちなのですが、自分で釣ってきた魚なので余裕余裕、思い切りよくバンバン捌いていきます。(笑)
だいたいの処理を終えたキスの身は、こんな感じです。
次は皮を剥く作業に移ります。
3.皮を剥く
昨年の記憶で大ざっぱに魚を捌いていましたが、ここが今回一番苦労しました。
後で知った、今回の反省点です。ダイレクトに包丁で皮を剥ごうとしています。
本来は写真のように尾っぽ側から少し切れ目を入れたあと、包丁の峰(刃とは反対の背中部分)でしごくように皮を剥ぐのが良いそうです。キスの皮は薄くて柔らかいので、焦らずゆっくりとやればきれいに皮が剥けるのだとか。
他の魚であれば写真のような方法で、指先で尾っぽ側の皮を押さえつつ包丁の刃で身をそぎ落とすような皮の剥き方が出来るのですが…で、今回はとりあえず、
面倒くさかったので、直接手で皮を剥いてしまいました。(苦笑)
気を付けて丁寧に剥けば、比較的簡単にペリペリと剥がれてくれましたよ。
ただしこの方法、新鮮なキスだった(身が締まってしっかりしていた)から出来た方法なのかも知れません…スーパーで買ってきたキスだと、どうしても身が柔らかくなってしまっていて、この方法だと身がボロボロと崩れてしまうことでしょう。
4.刺身を食べてみる
最後に、だいたいの大きさに身を切り分けて…
「キスの刺身」の完成です!!
もっときれいに盛り付ける方が見栄えも良かったのですが、自分ひとりしか食べる人間がいないので、切り分けた身を適当に皿に乗せただけです。すみません。
わさび醤油を付けて食べてみましたが、キス独特の甘みのある身が大変美味でした。白身魚独特の味わいとでも言いますか…おそらくヒラメやカレイの刺身であれば、似た感じの味わいや食感になると思います。天ぷらにするとふわっとした食感なのに、刺身にすると適度な弾力のある歯ごたえの食感です。
でも、我が家では僕以外の家族はほとんど刺身を食べない(数少ない例外はマグロ、イカ、甘エビぐらいです。)ので、このような形でキスを食べるのは稀です。
僕自身も、最初の頃はスマホ片手に魚を捌いていましたが、今では見よう見まねで何とか食べ物としての形を成しているものが作れるようになりました。
キスはファミリーフィッシングのターゲットとしても釣りやすい魚です。また、魚料理としては塩焼きや煮付け、天ぷらなどもおいしいですが、たまには刺身にもチャレンジしてみるのも面白いですよ?
次回もまた、どうぞよろしくお願いいたします。