家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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原因は太陽の日差しだけじゃない!! 夏の海釣りの熱中症対策について


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 最近、海釣りで元々色黒だったのにさらに日焼けして、もはや日本人には見えなくなってきました…そこで職場の女性陣との雑談の中で「どこの国の人に見える?」と聞いたら、圧倒的多数で「インド人」と言われたJackです。

 

 僕もさらに悪乗りして「じゃあ、インド人っぽい名前を付けてみてください」と言ってみたところ、返ってきた答えは「カルカッタ」…それって人名じゃなくて地名ですやん。何だか「ガダルカナル・タカ」さんみたい、僕はお笑い芸人ですか?(でも、ちょっと顔立ちは似ているかも…。)

 

 今回は日焼け対策…というよりも、夏の海釣りの熱中症対策についてお話ししたいと思います。

 

 

夏の海釣りの熱中症対策について

夏の海釣りの釣り場の現状

 特に家族で海釣りに行く時には、釣り場は港湾部が多くなると思います。

 

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 こんな感じで、クルマを岸壁に横付けしてサビキ釣りやちょい投げ釣りをされる方が多いことだと思います。

 

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 あるいは、砂浜などでちょい投げ釣りをされる方など…このケースの場合、お父さんと釣りに興味がある子供が海釣りをしていて、お母さんやその他の子供、ペット(だいたいはワンちゃん)は海水浴や散歩など、他の遊びをしていることが多く見受けられます。

 

 このような状況において、当然ながら夏なので厳しい日差しが降り注ぎ、下手をすると熱中症になってしまうことがあるのですが、注意しなければならないのは頭上から降り注ぐ日差しだけではありません。

 僕も海釣り初心者の頃にはつい見落としがちで、熱中症になってから気が付いたのですが、このような場所においては地面からの照り返しにも十分に注意を払う必要があります。

 

 特に港湾部の場合、足元の地面は厳しい日差しに照らされたコンクリートで、そこから発せられる熱は「半端ない」です。これが砂浜であれば、波打ち際付近は湿っているのでまだマシなのですが…。

 

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 このような「足元が岩場の場所」も、要注意です。僕は以前、10月頃のハゼ釣り大会でこのような場所において釣りをしていて、釣りが終わった頃には熱中症の症状に見舞われていたことがありました。

 

具体的な熱中症対策とは?

 過去に何度か海釣りをしていて熱中症になった僕が、最終的に考えた具体的な対策(服装)は、こんな感じです。

 

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 「何となく」で着用していたマスクで怪しさ大爆発の、長男がモデルです。彼の服装から見る熱中症対策のポイントは、次のとおりです。

 

帽子の着用

 これは基本中の基本ですね、帽子は必ず着用しましょう。

 頭が常時日差しで照らされているようでは、そりゃ熱中症にもなります。帽子の色は好みで良いかと思いますが、熱を吸収しにくいという意味では白色が、頭周りの紫外線を吸収しやすい(日焼け対策)という意味では黒色が適しているでしょう。

 

 最近放送されていたテレビの特番では、白い日傘よりも黒い日傘の方が、計器で測定した周囲の紫外線の量が少なかったのだとか…日傘に黒色が多いのは、そんな理由があったんですね。

 

 また、自分も長男と同じキャップタイプの帽子をよく着用していますが、一番理想的なのは「つばの大きな麦わら帽子」だと思います。理由は「風通しが良くて、首周りの日陰になる面積が広い」からです。

 僕の場合は投げ釣りなど身体を大きく動かす釣りもするので、現在はブーニーハットで何か良いものがないかと物色中です。

 

出来るだけ風通しの良い服装

 モデルの長男の場合は半そで半ズボンですが、出来るだけ風通しの良い服装で、身体の中に熱がこもらないようにすると良いでしょう。

 その点において、写真で長男が着用しているタイプのライフジャケットはあまり適していないと個人的には思うのですが…当時本人が「これで良い」と言っていたので、本人の意思に任せていました。

 

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 僕が普段使用している、こちらの着用を勧めたのですが…高階救命器具株式会社の「ブルーストーム・アクアバレット」です。僕自身が地磯釣りを始めた時に、夏場の釣行を考えて選んだ通気性の良いモデルです。

 

 その他、半そで半ズボンの場合は日焼け止めや防虫スプレーなどの併用を行ってください。より良いのは、通気性の良い素材のラッシュガード(長袖のトップスやトレンカなど)を併用することです…って、ここまでを見ていると漫画「釣りキチ三平」の三平君の服装は、非常に理にかなっていると言えますね。

 

首回りの防護

 現在では首回りを冷やす「ネッククーラー」が一般的になっていますが、個人的には「真水で濡らして絞ったタオル」で十分だと思います。 

 首回りを冷やすことによって頭(脳)に循環する血液を冷却したり、首回りへの日差しの照射を防いだりすることが主な目的ですが、真水で濡らして絞ったタオルであれば、海釣りの最中に顔から噴き出た汗をぬぐうのにも大変便利です。

 

 そういった意味では、クルマでの釣行の際には飲料水とは別に「使い古しの2リットル入りのペットボトルに入れた水道水」を準備しておくと良いです。 汗を吸ったり生暖かくなったりしたタオルを再度濡らして絞ることもできますし、釣りが終わった後で汚れた手や釣具を洗ったりも出来ます。

 お師匠様などは釣り車のハイエースに、15リットル入りのアウトドア用水タンクを常備されていますが、僕の場合は「邪魔になったら捨てられるし、最悪無くしても痛手が無い」という点で、使い古しのペットボトルを使用しています。

 

多めの飲料水

 夏から秋にかけての屋外では、たくさんの汗をかくので水分補給が重要なのは言うまでもありませんが、ここで一点ご注意ください。果汁100パーセントジュースの類は、水分補給には適しません。

 

 これは僕がカミさんとの新婚旅行に行ったとき、ツアーガイドさんに言われたことです。当時は初夏のイタリアに行きましたが、日陰にいる時には何ともないのですが、日向に出た途端に強烈な日光を浴びて、汗がダラダラと出てくるような状態でした。

 この時、ツアーガイドさんからは「果汁は水分補給には適しません。必ずミネラルウォーターか、せめてアイスティーの類を摂取してください」と言われました。同じ液体であっても果汁では、かいた汗の分の水分を補給するための「水」の部分が足りないのだそうです。

 

 という訳で、一番適した飲料水は「スポーツドリンク」なのですが、汗をかいて失われたミネラルを補給するという意味においては「麦茶」なども良いでしょう…ただし、麦茶の場合は、汗をかいて失われた塩分を別途補給するための塩飴やタブレットなども併用しましょう。

 

最後に

 夏の海釣りの熱中症対策としてここまでお話をしてきましたが、最後に重要なのは「絶対に無理をしないこと」です。

 

 熱中症になった時には、最初は自覚症状が全くありません…でも、だんだん頭がボーッとしてきて、徐々に手足が震えたりしびれたりしてきます。そして症状がひどくなった場合には倒れてしまったりするのでしょうが、これが堤防の上などだった場合にはそのまま海へ転落してしまう可能性も十分に考えられます。

 

 このような時にも、出来るだけ最悪の事態を避けるためには「暑くてもライフジャケットを着用する」ことです。その際に、一般的なデザインのライフジャケットが暑苦しいというのであれば、先にご紹介したモデルのように通気性の良いものや、落水した時に自動的に膨らむタイプのもの(首からぶら下げるようなタイプや、腰にベルトのように巻くタイプのものがあります。)を使用されると良いでしょう。ただし、お値段は一般的なデザインのライフジャケットよりも、桁が一つ上がってしまいますが…。

 

 毎年10月後半ぐらいまでは、屋外においては暑い時期が続きます。くれぐれも安全対策に十分注意して、みんなで海釣りを楽しみましょう!!