家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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シマノ・ジャパンカップ(投)関西大会 参加ガイド


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 久々の長距離釣行で、まだ疲れが残っています。Jackです。

 ブログの記事更新について少し間隔が空いてしまいましたが、今回は昨日開催されたシマノジャパンカップ(投)関西大会に参加した模様についてお話しします。

 

 シマノジャパンカップは毎年同じ場所で開催されることがほとんど(というか、開催場所が変わったことって今までにあったのでしょうか?)なので、これから参加してみようと思われる方の参考になれば幸いです。

 

 

シマノジャパンカップ(投)関西大会 参加ガイド

イントロダクション

 昨年から「自分のチャレンジ課題」として参戦を始めたシマノジャパンカップ(投)ですが、昨年参加したのは中部大会(伊良湖表浜)でした。

 僕の場合、一番最寄りの開催場所が中部大会だったのですが、それでも片道数時間の釣行でした。どのジャンルの大会もそうなのですが、都市部からかなり離れた場所での開催になるため、クルマでの釣行がほぼ必須となっています。

 

 さて、今年は中部大会の開催日が仕事のスケジュールと重なってしまい、当初参加申し込みをしていたものの急きょキャンセルし、他の開催日で参戦可能な場所を探してみたところ、関西大会が候補に挙がりました。

 それでも片道数時間、中部大会と比べても約2倍の距離を移動しての釣行となったため、今年は有給休暇を取得し、前日から現地入りすることにしました。

 

前日の現地入りについて

 さて、今回は前日から大会開催地へ現地入りするに当たって、いくつかの対策が必要となりました。その内容と対策は次の通りです。

 

釣り大会で使用するエサの確保について

 どこから出発して大会に参加するかにもよるのですが、大会会場周辺にはあまり大きな釣具屋さんはありませんでした。

 

 インターネットで調べた中でも、一番最寄りの店でエサ(イシゴカイなど)が入手できそうだったのは、京都府宮津市フィッシングナカジマさんぐらいだったのでしょうか?

 地元周辺にもいくつか釣具屋さんはあったのですが、インターネット上で検索した限り、営業時間が合わなかったり(夜早く店が閉まり、翌朝店が開く時間が大会開催時間に間に合わない)、確実にエサが入手できるかどうか分からなかったり、エサの鮮度(エサの売られ方)が分からなかったりという問題点があったため、僕の場合はフィッシングエイト京都伏見店さんで前日にエサを購入しました。

 

 フィッシングエイト京都伏見店さんでのエサ購入に至ったポイントは、エサを販売直前まで水槽の中で保存し販売してくれていたことでした。

 僕が良く行く三重県エリアのうち、南勢部の釣具屋さんではイシゴカイやアオイソメがパックに入った状態で陳列・販売されているところがほとんどなのですが、正直言って活きエサとしての鮮度が悪く、釣りをしていても活きエサの弱り方が比較的早いのです。

 活きエサが早く弱るということは、魚に対するエサのアピール力も早く落ちるということで、最終的な釣果への影響を考えると案外見過ごせないポイントだと僕は考えています。その点、フィッシングエイト京都伏見店さんはその他釣具類の店頭在庫の多さなども相まって、大変助かりました。

 

参考URL1:フィッシングナカジマ

参考URL2:フィッシングエイト京都伏見店

 

車中泊の場所について

 前日から現地入りするに当たっては、当然ながら宿泊地の確保が必要となるのですが、大会当日は午前4時半頃には会場入りしている必要性があるため、どこかに宿を取っての宿泊というのも勿体なく感じてしまい…他の多くの参加者の皆さんと同じく、車中泊という選択をしました。

 幸い、当日の大会会場は駐車場のすぐ側にトイレがあるなど、車中泊をするに当たっては便利な場所でした。

 

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 海水浴やサーフィンの場所としても有名なようで、シャワールーム(出るのは水だけですが)も併設されていました。

 

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 大会開催の前準備(仮設テントの設営準備)などもなされていて、既に試投(どこで良く魚が釣れるか、前日のうちに試し釣りをする)している参加者の方もおられました。

 

 少し離れた場所には道の駅などもあったのですが、夜間には施設が閉館してトイレが使えないなどといったことから、大会会場の駐車場をそのまま車中泊の場所としました。

 

前日の夕食・入浴について

 さて、車中泊の場所は決まったものの、自分の夕食&朝食の確保や、前日夜の入浴などをどうするかというのが次の課題点でした。

 この手の釣り大会に参加される方の中には「風呂なんかどうでもいいよ」という方もおられるのかも知れませんが、長距離ドライブを経て現地入りした疲れを取りたいこともあって…

 

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 約30分ほどクルマで走った隣町、城崎温泉に行ってきました。(笑)

 大会会場周辺にも日帰り温泉はあったのですが、ついネームバリューに負けてしまい…ははは。

 

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 今回は市営駐車場のすぐそばの「一の湯」に入りました。

 市営駐車場の料金も、外湯のカウンターで駐車券を提示すれば最初の1時間分を無料にしてくれるので、さっと風呂に入ってしまい向かいのコンビニエンスストアで夕食を買ってしまえば、実質タダで済みました。

 

 ちなみに、夕食の確保については城崎温泉のエリアから少し離れた豊岡市内に入ってしまえばファミレスなどが多数あったので、そちらを選択するというのも手です。

 ただ、地方のお店に「あるある」な話なのですが、各店舗の営業終了時間が早い(20時で閉店の店が異様に多い)点にはご注意下さい。豊岡市内にはそこそこ大きな釣具店もありましたが、そのお店の営業時間は曜日にもよりますが、おおむね10時~20時でした。

 

 これらのことを総合すると、先に豊岡市内で夕食を済ませ、それから城崎温泉の外湯を利用する(「駅舎温泉 さとの湯」の21時までを除くと、他の外湯は23時まで入浴可能)のが便利だと思われます。

 あるいは大会会場からより近い「久美浜温泉 湯元館」で、夕食と入浴を同時に済ませてしまうというのも手です。

 

参考URL3:きのさき温泉観光協会公式サイト「七つの外湯めぐり」

参考URL4:久美浜温泉 湯元館

 

車中泊の必須アイテム

 さて、夕食と入浴を終えていよいよ車中泊となった時に、おそらく多くの皆さんにとって必須アイテムとなるものが一つあります。

 それはズバリ「耳栓」です!!

 

 昨年の中部大会に参加した時もそうでしたが、他の参加者の皆さん、まだ夜が明けきらないうちから駐車場のあちこちで集まって大きな声でヤイヤイ喋っているので、車中泊組からすると正直うるさいです。仲が良い人同士で集まるのは良いのですが、周りにはまだ眠っている人たちも大勢いるのですから、マナーとしてもうちょっと配慮を考えてくれてもいいのではないかと思うのですが…?

 でも、その反面として目覚まし時計は必要ないです。当日現地入り組の参加者達の笑い声か、ハンドスピーカーを使ったシマノスタッフの案内のどちらかで、必ず目が覚めます。(苦笑)

 

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 まあ、事情は人それぞれということもありますので、その他に考えられる対策は「前日の夜は早めに寝て、夜明け前の喧騒で起こされても良いようにする」ぐらいでしょうか。

 

 それにしても、昨年もそうでしたがシマノスタッフの案内は心臓に悪いです。

 昨年は「天候不良により延期(前日から天候不良は明らかで、他の種目の大会は事前に開催延期が決定していたのに、なぜか投げ釣り大会だけが「開催決定」とされていた)」で、今年は「昨日からの記録的短時間大雨により警報が解除されていないため、7時までに警報が解除されなかった場合は延期」の声で、違う意味でまた目が覚めました。(苦笑)

 まあ、今年のケースについては、シマノスタッフも事前に情報を得られていなかったことなので、致し方のないことでしたが…最終的には「京丹後市の災害対策本部にも確認を取り、現在発令されている警報は大会開催には影響がないものと判断した」ということで、大会が開催されたので良かったです。

 

大会当日の流れ

 さて、朝の心地よい目覚め(笑)の次は、大会の開催も決定されたので、いよいよ参加受付です。

 

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 なんとなーく大会本部テント周辺に集まっていた皆さん、気がついたらちゃんと列になっていました。

 

 ここで参加申込書とエントリーカードを提出して、いよいよ本日最大の山場「ゼッケンナンバーの抽選」を行います。

 大会開始時にはこのゼッケンナンバー順に釣り場へと入っていくため、少しでも良いポイントを確保するためには、ここで出来るだけ若い(順番の早い)番号を引く必要があります。

 

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 去年よりも大きな番号だよ…クジ運全く無いです。(泣)

 これがジムカーナのゼッケン番号とかだったら、なかなか悪くない番号なのですが…やれやれです。

(注:JAFのスピード競技では、各クラスの年間シリーズタイトルの獲得ポイントが多い選手=腕が良い選手は「大会の主役」として走行の順番が遅くなり、後ろの方の番号に回されます。)

 

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 釣りの準備が出来たら、ゼッケン番号順に並んで開会式を行ったあと、釣り場へと入っていきます。なお、この時にタックルチェック(事前に釣った魚を持ち込むなどといった不正を防止するための、クーラーボックスの中身がカラであることのチェック)を受けます。

 

 今回は開催時間が大幅に遅れたこともあり、通常であれば1回戦(予選)と2回戦(決勝)が行われるところを、1回戦のみ(いきなり決勝)行うこととなっていました。

 僕の今年の目標は「まずは予選通過」で、大雨の直後でコンディション的にはかなり悪い状態での一発勝負、気合を入れて頑張りたいところだったのですが…

 

 今大会の僕の釣果はボウズ(釣果無し)でした。(´Д⊂ヽ

 

 大会開催中の3時間、できるだけ粘って頑張ったのですが…そもそも魚のアタリがあったのがたったの1回だけ、僕の周囲で釣りをされていた方々も「魚を釣っている様子は全く見られず」といった状態でした。

 

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 多くの参加者がキスの魚影を求めて、この広い砂浜を行ったり来たりしていました。

 

 大会会場のコンディションが悪いのは、参加者の全員が同じ条件下にありました。ここで何とか釣果を出すのが大きなポイントになるのだろうと、あまりの魚からのアタリの無さに心がくじけそうになりながらも何度も針にエサを付け、海へ向かって仕掛けを投げまくったのですが…いやはや。

 

 なお、葛野浜での投げ釣りは今回が初めてだったのですが、個人的には「海中の消波ブロック帯にさえ気を付けていれば、根掛かりで苦労することはまずないだろう」でした。何度も大きめの海藻を釣り上げましたが、基本的に海底が綺麗な砂地なこともあってか、根掛かりで仕掛けをロストするということは全く無かったです。

 

 そして、失意のまま検量(といっても、釣果ゼロなので報告する必要は無し)に向かったのですが…

 

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 腕の良い人は、こんな悪コンディションの中でもちゃんと釣果を出してくるものなんですね!!

 皆さんの手には、キスが入ったビニール袋がぶら下がっています。

 

 大会開催直前にタックルチェックを受けていますし、大会開催中の不正行為はほぼ不可能(「大会開催中に参加者同士で釣果を融通する」などといった不正行為の可能性は、ひょっとしたらゼロでは無いのかも知れませんが…?)なので、昨年もそうでしたが「皆さん大したものだ」と、非常に感心させられました。

 まあ、僕は色々と他の海釣りにも色気を出したり、投げ釣りの練習もサボり気味(というか、色々と他に用事があって練習に行けなかった)だったので、これが純粋な腕の差だったのでしょうね。

 

 検量の後は大会本部内で集計がなされ、いよいよ結果発表です。

 シマノジャパンカップでは、釣った魚の総重量で順位が決定されるのですが、

 

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 1位の選手は合計562グラム、29匹ものキスを釣っていたそうです。

 

 一方、セミファイナル大会への出場権を獲得された方(順位の前に赤い○がついている方)の釣果を見てみると、釣った魚の数は少なくても総重量で他の選手を上回っている方がおられるので、かなり良型のキスを釣り上げられたのでしょう。

 また、セミファイナル出場のボーダーラインの差が7グラムというのは、非常に悔しい思いをなされたのではないかと思います。でも、これもまた釣り大会の現実なんですよね。

 

 その他、ベテランアングラー賞、レディース賞、ヤングアングラー賞があったのですが、ヤングアングラー賞ではうちの長男と同じぐらい(中学生?)の男の子が対象となっていました。

 昨年の中部大会では見かけなかった光景でしたが、次は長男と一緒に参加というのもアリかも知れませんねぇ。

 

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 大会に参加なされた皆さん、スタッフの皆さん、大変お疲れさまでした。

 そしてセミファイナル大会へ進出された皆さん、おめでとうございます!!

 

余談:僕の今回の反省点

 最後に余談ですが、僕にとって今回の大会参加における反省点は、大きく分けて二つです。「練習不足」「事前リサーチの甘さ」です。

 

 練習不足は最初から明白でしたが、事前リサーチについては、せっかく前日から現地入りしていたにも関わらず、自分で事前調査を行わず他の参加者の様子を眺めているだけで終わらせてしまったことです。

 お師匠様からも「試し釣りをしたのか? 海底の感じや根掛かりのチェックは?」とメールで言われていたのですが…城崎温泉の誘惑に勝てず事前準備を怠ったのは、今回の大きなマイナスポイントでした。(苦笑)

 

 なお、釣り場の様子は主にGoogle Mapの航空写真で確認していましたが、個人的には中部大会(伊良湖表浜)に比べると魚が良く釣れそうなポイントが多く見受けられ、僕自身が油断していたというのもあります。

 伊良湖表浜は魚が良く釣れるポイントがほぼ限られている一方、今回の葛野浜は海底に沈められた数多くの消波ブロック帯や、シモリと呼ばれる沈み岩や海藻が多く生えている場所など、開催時期とも相まって、近距離でも魚が集まりそうな場所がかなり多く見受けられました。

 

 大会開催前数日ぐらいから天候が良ければ、それらの諸条件などから数多くのキスを釣ることが出来たのかも知れませんが…前日の夜に集中豪雨が降ったため、キス達はより潮の濃い沖の方へと移動していた可能性が考えられます。

 そこで効いてくるテクニックが「遠投」だったのでしょう…お師匠様からは「見れば見るほど難しい釣り場」と言われていたのですが、自身の油断が主な原因となって、色々と足元をすくわれました。

 

 できれば来年もまた挑戦してみたいですが…僕にとっては葛野浜は遠いから、同じ遠くてもやっぱり伊良湖表浜に行ってしまいそうです。(苦笑)