キャンピングカーには、そこはかとない憧れがあります。Jackです。
前回はシマノ・ジャパンカップに行った際に車中泊をしたことをお話ししましたが、今回はその時の車内の様子などをご紹介していきます。
我が家の釣り車(1号車)について
概要
僕は地方で暮らしているため、基本的にはクルマが無いと生活が非常に不便です。
そんなこともあって、海釣りに行く時には大抵クルマでの移動となるのですが、世の中には「釣り車」なるジャンルもあって、釣りに特化した様々な改造がなされたクルマが存在します。
個人的には「フォース(4th)カー」辺りのポジションに、そういうクルマがあっても良いかな、などと思いますが…さすがに「釣り専用のクルマ」としてのマイカー所有は厳しいため、我が家では必然的に「ファーストカーをいかに便利に使えるか」といった課題に直面します。
こちらが、我が家のファーストカーである「トヨタ・ハイエースレジアス」です。
三人目の子供(長女)が生まれるに当たって、中古車で購入したクルマでしたが、当時で既に10年以上経過したクルマだったので、購入価格は総額で50万円でした。その時に手放したジムカーナ車両の売却価格が40万円だったので、実質10万円で購入することが出来たクルマです。
このクルマを購入した理由は、単純に「お師匠様のハイエースが、キャンプや釣りに便利そうだったから」でした。
お師匠様のハイエースはアウトドア特化型に改造されているので、8人乗りの3列目シートを潔く取り払って、荷室は「なんでも出てくる魔法の小部屋」みたいになっていますが、僕はそこまで割り切ったクルマの使い方が出来なかった(子供達やじーちゃんばーちゃん達と一緒に出掛けることもある)ため、「必要最低限のグッズを、いかにコンパクトにまとめられるか」にこだわってみました。
車内の様子
車中泊準備中の車内です。座席は取り外すことなくそのままの状態で、出来るだけフラットな状態にしています。
三列目シートの上にあるのは、寝具(薄手の掛布団)と着替えやタオルが入ったビニールバッグ(ユニクロなどで衣類を購入した時に貰ったもの)です。ビニールバッグについては、就寝時の枕としても使用します。
今回は僕一人だけの釣行だったので、二列目シートの足元は荷物置き場になっています。ご覧のとおりクーラーボックスやタックルボックスを置いているので、車内での飲食物の保管や仕掛け作りには不自由しません。
写真手前のステップ部分は、一人分であれば靴置き場としても使用可能です。釣り場の状況によっては、ここが作業台になったり椅子になったりもします。
運転席及び助手席後ろのポケット内には、毎年配布されるJAFのガイドブックや、虫よけジェルや日焼け止めなどが雑多に放り込まれています…色々とお見苦しくて申し訳ないです。(苦笑)
三列目シートの足元には、高さがあまりない釣り具やアウトドア用品を収納します。
そして、三列目シートをフルフラットにしていない理由なのですが…
色々と荷物が載っているためです。
パッと見ていただいた限りでも、折り畳み式のテーブル&チェアやプラスチック製食器のセット、コンパクトサイズのサイドテーブルや大型クーラーボックスなどがあるのですが、それらの奥にはビーチパラソルや傘が、三列目シートの下には大きめのブルーシート(地面に敷いたり、簡易の雨よけになったり、使い方は色々です)や牽引用ロープ、三角反射板などが入っています。
大型クーラーボックスの中身は、こんな感じです。ごちゃごちゃしていてすみません。
アウトドアで使用できる食器類(プラスチックまたはアルミ製)や調理用具(おたまやフライ返し)、生ごみなどを入れるビニール袋、トイレットペーパー、コーヒー&砂糖などが入っています。まかり間違って大きな魚が釣れた時には、この中身を全部出して、スーパーやコンビニエンスストアで氷を買い込めばオッケーです。
こちらの中身は卓上ガスコンロ、まな板&包丁セット、アルミ製のクッカー(鍋)のセット、遠足用シート、作業用グローブ、薄手の毛布二枚、クロスレンチ、ブースターケーブルなどが入っています。
この中で個人的にお勧めなのは、卓上ガスコンロとクッカーのセットです。
この二つを車内に常備して以降、夜釣りに行ったとき等にはお湯を沸かして暖かい飲食物が取れるようになりました。インスタントコーヒーやカップラーメンでも、深夜の田舎の漁港(特に寒い時期)では大変ありがたいアイテムです。
最近では「ジェットボイル」など、釣り場のシーンでもコンロやクッカーの出番が増えているように見受けられます。
ちなみに、キャンプ用品として様々なガスコンロが市販されていますが、僕の場合は「後片付けが非常に楽(余熱を冷ましてからしまうだけ)」「使用するカセットボンベは、深夜のコンビニエンスストアでも容易に入手可能(キャンプ用の「アウトドア缶」と呼ばれるタイプのカセットボンベだと、さすがにコンビニエンスストアでは見かけたことがほとんどないです。)」といった理由から、あえて卓上ガスコンロを使用しています。
実際に車中泊をしている時の車内の様子です。
おっさん一人が寝起きする分には申し分ない広さです。これが長男や次男を連れての釣行となると、僕は運転席で仮眠することになります。
このクルマ(ハイエースレジアス)を選んだ理由の一つでもありますが、車内カーテンが標準装備だったのは大変ありがたいです。
このカーテンのおかげで、車内での仮眠や着替えも気兼ねなくできますし、仮眠中に外部からの光などで目が覚めることなども少なくなります…そして、この車内用カーテン、後付けで買ったりすると意外にお金がかかったりします。(笑)
ちなみに、車内でのウォーターサーバーは写真の真ん中下ぐらいに写っている折りたたみ式のウォータータンクです。もっと大量の水が必要となる場合には、これが15リットル入りの角形ウォータータンクに変わります。
ウォータータンクについては、海釣りに行った時の主な用途は「手や釣具を洗うための水道代わり」です。ただし、手はともかく釣具を洗うためだけで考えれば、中身を飲み終わった2リットルのペットボトルに入れた水が便利です。
ペットボトルを手に取ってそのまま竿やリールにジャボジャボと水を掛けるだけで良いですし、サーフで付着したクーラーボックスの底や靴底についた砂を洗い流すのであれば、据え置き式のウォータータンクはちょっと不便です。
また、使い古しのペットボトルであれば、最悪釣り場に置き忘れてきたり無くしたりしても、全く痛手がありません(ここ重要!!)。
このクルマはサンルーフも装備されていたので、仮眠中に「外部からの視線は気になるけれど、夜空を少し眺めてみたい」などといった時には、なかなか便利です。
また、うちのカミさんは花火大会で打ち上げ花火を見るのが大好きなのですが、花火大会の会場の様子によっては駐車場の車内から打ち上げ花火を眺める時にも使っています。周囲に迷惑がかからない場所であれば、クルマのエンジンをかけてエアコンを効かせた車内から花火を見ることが出来ます。
最後に
マイカー事情はそれぞれのご家庭で様々だと思うので、なかなか「これがベスト」と言えるスタイルは無いと思います。
今回ご紹介した事例は「あくまでも僕の個人的な一例」なので、皆さんのマイカー事情に合わせて参考にしてもらえる部分があれば幸いです。
あと、我が家の釣り車(2号車)はカミさんのクルマ(セカンドカー)なのですが、こちらにつきましてはまた別の機会にご紹介いたします。ちなみに1号車は「居住性」、2号車は「機動性」がコンセプトとなっております。(笑)