昨日は久々に釣り三昧だったJackです。
今回は昨日(9月23日)の僕の釣りについてお話しします…当初は予定していなかったことだったのですが、結果的には「フィッシング・トライアスロン」になってしまいました。(苦笑)
フィッシング・トライアスロン顛末記
イントロダクション
この三連休、初日こそ微妙な天候でしたが真ん中の日曜日は天気が回復する模様との天気予報が出ていました。
ここ最近(というか、今年のシーズン)は天候不良によるボウズ(釣果無し)が多かったので、何とかして「まともな釣りがしたい」「っていうか、まず魚を釣りたい」「出来れば先日購入したロッドで大物が釣りたい」と思い、9月23日の未明から熊野市・七里御浜海岸へ向かいました。
一種目目:七里御浜海岸でショアジギング
という訳で、やってきました七里御浜海岸!!
三連休の中日でもあり、大勢の釣り人が集まっています。
通常であれば、8月~10月ぐらいの間がライトショアジギングのシーズンであると言われています。ここまで来るのに(距離的に)かなり躊躇しましたが、やっぱり七里御浜に来ると「何が釣れるか分からない」ワクワク感は半端ないです。
波は比較的穏やかでしたが…ご覧のとおり、砂利浜が濡れているところまで波が押し寄せることがあります。これが七里御浜海岸の怖いところで、この日はせいぜい足元が濡れるぐらいで済むレベルでしたが、場合によってはそのまま波にさらわれることもあり得ます。僕は長靴&ライフジャケット(Tシャツ一枚で出かけてしまったため、早朝の防寒対策を兼ねて着用しました。)を装備しての釣行です。
ライトショアジギングの道具は、こんな感じです。写真ではほとんど見えませんが、ルアーはブリーデンのメタルマル28グラムを使用しています。
太陽が水平線の向こうから顔を出す直前ぐらいから約一時間、他の人達と一緒にルアーを投げ倒したのですが…誰の竿も曲がる気配が、一向にありません。というか、ボイル(エサである小魚達が、捕食者であるより大きな魚に追われて海面近くを逃げ惑い、海面が波立つことを言います。)の気配が全く見られません。
ライトショアジギングは夜明けから1時間程度までが勝負の釣りなのですが…周囲で釣りをしていた他の人達も、午前7時を迎える前に早々に見切りをつけて釣り場を後にしていきます。
致し方なく、僕も皆さんにならって釣り場を後にしました…片道数時間の距離を移動しての釣りでしたが、今回もボウズでした。(泣)
久々に水平線の向こうから昇ってくる朝日を拝めたのは良かったです。良い感じに「早朝の海」を体感できました。
熊野市内を北上する中、七里御浜海岸の他のポイントや鬼ヶ城ケーソンの様子も見ていたのですが、どうにも魚が釣れている気配は見られません。
途中、新鹿(あたしか)漁港にも寄ってみましたが、ファミリーで釣りに来ている人は大勢おられたものの、誰の竿も曲がる気配がありません。
大潮の日だったので、潮の動きは悪くないはずだったのですが…?
二種目目:岩田川でちょい投げハゼ釣り
七里御浜海岸ではボウズを食らったものの、さすがにこのまま家に帰るのは寂しすぎるので、正午頃に津市・岩田川でハゼ釣り(ちょい投げ釣り)をしました。
今度はいつものルアーロッドでの釣りです。
ハゼ釣りの仕掛けは、過去にもご紹介しましたがこんな感じです。
シンプル・イズ・ベストというやつですね。
さっそく仕掛けを投げてみたのですが…
仕掛けを投げて、5秒も経たずにハゼが釣れました。(笑)
たまに引きが違う時には、こんなチーバス(シーバス=スズキの子供)だったりしますが。
それにしても、これは事前に分かっていたことなのですが、岩田川河口の川底は牡蠣殻がたくさん張り付いているので、根掛かりが非常に多いです。ハゼ達もエサを咥えたあと、牡蠣殻の隙間にでも逃げ込もうとしているようで、仕掛けがどんどんロストされていきます。
また、釣り始めたのが昼の干潮時刻頃だったため、潮どまりの影響も相まってハゼの反応が非常に限られた場所でしか感じられません。
結局のところ、一時間ぐらいの釣果がこれだけでした。この他にチーバスを2匹ほど、早々にリリースしていましたが…。
一週間前にはお師匠様達(お師匠様とご子息M君、先輩Iさん)が岩田川でのハゼ釣り大会に参加して、どえらい数のハゼを釣っていたのですが…ちなみに、このボードに掛かれている釣果の数字は「チームメンバー一人当たりのグラム数」です。ということで、お師匠様達は三人で約1.5キログラムのハゼを釣ったということになります。
というわけで、新聞にも掲載された様子です。左からお師匠様、Iさんのご息女Aちゃん、Iさんです。
副賞は松阪肉1キログラムだったそうです。そういえば、先日参加したシマノ・ジャパンカップの副賞も松阪牛1キログラムでしたね。
それにしても、「チームスズカユーアイ」は本来モータースポーツ(四輪)のクラブだったはずなのですが…。(笑)
三種目目:日本鋼管で電気ウキ釣り
さて、実はハゼ釣りをするまでの間でお師匠様とのメールでのやり取りが何度かあって、その中でお師匠様からは「夕方に日本鋼管で釣りをする予定」というお話を聞いていました。
そこで、ここまで来たらもう勢いでもう一度釣りをしてしまおうと思い、僕もこの夕方からの釣りに参加することにしました。
とりあえず、夕方までの時間つぶし&避暑として、久々にボートレース津へ行きました。やっぱり目の前で見るレースの迫力は良いですね。
途中からはお師匠様&M君もボートレース津で合流されて、しばしの間レース観戦。その後、日本鋼管へと向かいました。
現場に到着後、少しの間周囲の様子を見ていたのですが、それほど遠くない距離の海面で何やらボイルが沸いている模様…お師匠様はジグサビキ仕掛け(サビキ仕掛けの先にメタルジグがついているもの)、僕は七里御浜海岸で使用していたショアジギングタックルをそのまま持ち込んで、ボイルの周辺めがけてルアーを投げまくります。
途中、スレ掛かりでしたが、お師匠様の仕掛けに魚が掛かりました…ボイルの正体は、ボラの子供でした。
この後で僕も一匹、15センチメートルぐらいのボラをルアーで釣り上げたのですが、写真を撮ろうとしてバタバタしているうちに、足元の消波ブロックの隙間にボチャン…しかしまあ、ライトショアジギングロッドの鱗付け(新しく買った竿で初めて魚を釣ることを言います。)が、まさかボラになるとは思っていませんでした。(笑)
そこからは電気ウキ釣り仕掛けに切り替えて、2時間半程釣りを続けていました。
ここでもいつものルアーロッドを使用、汎用性が非常に高いのはありがたいです。ちなみに、お師匠様はルアーロッドから切り替えて、磯竿(ルアーロッドに比べると、長くて柔らかく「溜め」が効く竿で、日本鋼管のように足元から5メートル先ぐらいまで消波ブロックなどの障害物が多い場所では非常に便利。)を使用されていました。
一方。その釣果はと言いますと…。
カサゴの子供、たぶん12センチメートルぐらい。
木っ端グレ、10センチメートルないぐらい。
豆アジ、10センチメートルちょっとぐらい。
その他、お師匠様の竿には小サバがヒットしていましたが、全体的に魚のサイズは小さめでした。こんな魚達が無数にヒットして、釣ってはリリースを繰り返していました。そして午後7時過ぎ頃、この日の僕のフィッシング・トライアスロンが終了しました。
月明かりの夜にぼんやりと光る電気ウキを眺めての釣りも、なかなかオツなものでしたよ。
今回の釣行で得られた教訓
天候がおかしい時にジタバタするな!!
これに尽きますかね。
もともと今シーズンは台風が多かったり(しかもそのコースが色々とおかしかったり)、記録的な大雨も降ったりしていましたが、やはり天候が魚達に与える影響は大きいです。
今回は前日までに雨が降っていたということもあって、海や川の水温にも影響が出ていたようです…お師匠様からも「昨日(9月22日)に雲出川で釣ったハゼも、先週ハゼ釣り大会で釣ったハゼよりもずっと冷たかった」と言われましたが、特に海は水の量が多い分だけ「水温の低下スピードも上昇スピードも、比較的ゆっくり変化する」ようです。また、同じくお師匠様からは「今年は色々とおかしな天気が多かったから、こういうシーズンには(釣果が読めないから)遠出の釣行を躊躇してしまう」とも言われました。
その他は「ショアジギングは他の釣りとセットでスケジュールを組み立てる」ことでしょうか。
今回もそうでしたが、ライトショアジギングで魚が釣れる時間帯は「夜明け前から1時間程度ぐらい」と、非常に短い時間帯での勝負になります。なので、前日の夕方~夜中にかけて別の釣り(場所も釣り方も違ってOK、ライトショアジギングの釣り場までの道中で良い釣り場があれば望ましいです。)をする、あるいはライトショアジギングの後に別の釣りをするというように、他の釣りとセットでスケジュールを組まないと、ライトショアジギング単体での釣行ではボウズを食らった時に非常にみじめな気持ちになります。(苦笑)
その結果と言っていいのかどうか分かりませんが、今回の僕の場合、最終的には一日に三か所で別々の釣りをするという「フィッシング・トライアスロン」の様相を呈してしまいました。とりあえず、久々に魚の引きを感じられたのは良かったです。
あまりに久々過ぎて、ハゼ釣りと電気ウキ釣りでは釣り始めてしばらくの間、魚からのアタリに対する合わせ方を忘れていたぐらいですが…やれやれですね。(苦笑)