キスの投げ釣りの時には、ついつい右側へと仕掛けを飛ばしてしまうJackです。
仕掛けが右側に飛ぶということは、投げる際にラインをリリースするタイミングが早すぎるそうでして…逆に遅すぎる時には左側に飛ぶ(そして僕の場合、大抵はすごく手前に勢いよくボチャっと落ちる)そうですよ。
今回は、釣れないこの時期に出来るキャスティングの練習用グッズについてのご紹介です。
釣れない時期のトレーニング キャスティング練習用グッズあれこれ
投げ釣りの練習用グッズ
もう3年ぐらい前になりますかね…僕がシマノ・ジャパンカップ(投げ)の地区予選に出てみたいという話をお師匠様にした時に、「じゃあ、投げる練習をみっちりしておかないとアカンなぁ」と言われて教えてもらった練習用グッズが次のものでした。
「なんじゃこりゃ」と思われるのも、無理はないと思います…これ、ホームセンターで売られているロープを細かくほどいてひとまとめに括り、リールのラインにつけているスイベル(仕掛けの取り付け金具)に接続するための古いラインを結んだものです。
と言いますのも、お師匠様が投げ釣りにハマりだした時に使用されていたものを再現したもので、「これをつけて投げ竿を振って練習して、50メートルぐらいまで飛ばせたら5~6色(投げ釣り用のラインは25メートル区切りで色分けされていることが多く、この場合は125~150メートル)は投げられるようになる」とのことでした。
ちなみに、このロープの塊の重さは115グラムで、投げ釣り用のおもり30号(112.5グラム)相当に合わせてあります。なぜこの重さにしたのかと言いますと、
当時使っていたこちらのロッドの硬さが「CX(標準錘負荷30号)」だったためです。
現在使っている並継竿も最大錘負荷が30号なので、一応使えないことはないです。
なお、材質がロープで出来ているのは「練習をしている時に、誤って人やモノに当たっても被害を出来るだけ小さく出来るため」と「ロープをほどいて作ることによって空気抵抗を増し、投げた時の飛距離を出来るだけ短くするため」なのだそうです。良く考えられているものですね。
…で、僕が実際にこのグッズを使って練習した時の飛距離は、だいたい30メートルぐらいでした。ここ最近も練習をサボっています。(苦笑)
近所のグラウンドで練習をしていると、通りがかった子供がよく「おっちゃん、何してんのー?」って寄ってくるんですよ…それが何とも恥ずかしくて。犬の散歩をしている大人からも、好奇の目を向けられるし。
最後に、このグッズの原材料費ですが、だいたい2~300円ぐらいだったと思います。
ホームセンターに行けばロープの量り売りをしてくれるので、そこで気に入った色や材質のロープを購入して、ロープの繊維を千枚通しなどで細かくバラバラにしたらまとめてくくるだけですよ。
ルアーフィッシングの練習用グッズ
さて、ここ最近になって今度は、ルアーフィッシング用の練習用グッズが欲しくなりました。
と言いますのも、確か村田基さんが「キャスティングが上手くなれば、魚はバンバン釣れるようになる」とか何とかおっしゃっていたので…で、村田さんがキャスティングショーで使用されている「ラバーシンカー」が欲しくなったのですが、現在では販売されていないんですよね。
この動画の中で村田さんが使用されている、オレンジ色のおもりが「ラバーシンカー」です。
で、売られていないものは仕方がないのですが、かと言って普通のおもり(鉛製)でキャスティングの練習をするのも何かと不便(おもりがボコボコになったり、おもりが何かに当たると傷つけたり)なので、色々と考えた挙句に作ってみたのがコチラ!!
子供達がそこらへんに放り出していたスーパーボール(約15グラム)に、ホームセンターで売られていたヒートンをねじ込んでみました。
最初はスーパーボールにカッターナイフで切れ目を入れて、そこにスナップ付きスイベルを埋め込んで接着剤で固定しようとしたのですが、スーパーボールって接着剤でくっつけることが出来ないんですね。いくつかの種類の接着剤をダメ元で試してみましたが、すべてうまくいきませんでした。
次に考えたのは、熱したスナップ付きスイベルでスーパーボールを溶かして直接埋め込むという方法でしたが、こちらもスーパーボールが焦げるだけで、うまくいきませんでした。
そこで最終的にたどり着いたのが、ヒートンをスーパーボールにねじ込むという方法でした。まあ、原材料費が100円程度(スーパーボールは実質タダで、ヒートン代のみ)だし、ヒートンがちぎれてもスーパーボールの違う場所にねじ込み直すだけなので良しとしています。
実際にキャスティングをしてみると、だいたい思っていた通りのモノになっていました…ただ一点を除けば。
そのただ一点の問題は、原材料がスーパーボールなので「キャスティングした着地点から、あっちこっちに飛び跳ねていく」という点でした。(笑)
村田さんが使用されているラバーシンカーだと着地もスッと決まるのが、このスーパーボールだと着地したあとに思ってもいない方向へ飛んでいくので、リールを巻いて回収するのにやや手こずります。
でもまあ、現時点ではこれ以上の練習用グッズを思いつかないので、とりあえずは良しです。他にも何か面白いアイデアがあったら、色々と試してみたいと思います。
まとめ
ここまではキャスティングの練習についてご紹介してきましたが、特にルアーフィッシングの場合はキャスティング以外にも、ルアーの動かし方の練習なども大切になってきますよね。
なかなか魚が釣れないこの時期には、敢えて魚を釣ることは度外視して、日中にルアーの動かし方の練習をするというのも良いでしょう。
この場合、寒い今の時期に沿岸部で繁茂するホンダワラが、唯一最大の強敵ですが…海藻があまり生えていない場所を探して試してみるしかないでしょうねぇ。