いつも本ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。Jackです。
今回は、いわゆる「アメリカンルアー」に良く見られるタイプのフックの交換方法についてのお話です。それほど複雑な話ではないので、内容的には手短なものになりますが、どうぞよろしくお付き合い下さい。
フックがルアーから外れない!? アメリカンルアーのフック交換について
イントロダクション
先日は、家族でハンドメイドルアー作りの教室に参加しました。
この時に作ったルアーのキットもそうだったのですが…いわゆる「アメリカンルアー」と呼ばれる(たぶん、そう呼ばれているはず?)ルアーには、結構な確率で共通する一つの特徴があります。
それが何かといいますと…ルアー本体とフックの接続方法なんですよね。こんな感じの「直付け」とでも言うのでしょうか?
リアのフックも、このような感じで直接ヒートンと接続されています。
僕が持っているルアーの中にも、いくつかこのようなタイプのものがあるのですが…いずれもアメリカの会社のルアー(というか、僕の場合はほぼヘドンのザラ系ルアー)
だったりします。
こんな感じですね。上がザラパピー、下がザラポーチです。
いずれも「トップウォータープラグ」と呼ばれる水面に浮くタイプのルアーで、メタル系のルアーのように海底を引きずるなどして針先が鈍る可能性は非常に低いのですが、それでもフックが錆びたり、何かの理由でフックの針先が鈍ったりした時には、フックを交換しなければなりません。
でも、写真をご覧いただいても分かる通り、ぱっと見た感じではどうやってフックを交換して良いのか分からない…実はこれ、僕の長年の疑問でした。
答えは「曲げる」か「切る」かの二択
そこで、ハンドメイドルアー作りの教室を主宰していただいた釣具屋の店長さんに、これ幸いと尋ねてみました。
その店長さんの回答は「ああ、これですか…"曲げる"か"切る"かの二択ですね」とのことでした。
写真を使った解説は、こんな感じですかね。
まずは1.のように、ヒートンを曲げて開いて、新しいフックに交換してから曲げたヒートンを戻すという方法で、以前Twitter上で教えていただいたこともありました。
このヒートン、実は比較的簡単に曲げて開くことが出来るそうでして、ラジオペンチなどでクイッと曲げて開いてやればOKなのだとか…ただし、何度もヒートンを曲げたり戻したりしていると、さすがに金属疲労でヒートンがちぎれてしまうので、そうなったら新しいヒートンに交換するのだそうです。
交換用のヒートンは、ルアー作成用のパーツとして市販もされているようですし、サイズさえ合えばホームセンターなどで市販されているものを使っても良いそうですよ。
さて、次は2.のように、フック本体を切断して外してから、スプリットリングを使用して新しいフックを取り付けるという方法です。
僕が当初想定していたフックの交換方法はこちらで、フックの接続部分をニッパーなどで切断して、新たに用意したスプリットリングを使って新しいフックを取り付けます。
ちなみに、日本のメーカーのルアーはほぼ100パーセントといって良いぐらい、スプリットリングでルアーにフックが取り付けられています。
また、最近釣具屋さんで新品として市販されているアメリカンルアーでも、だんだんスプリットリングでフックを取り付けているものが増えてきているようですね。
上の写真では、いずれもルアーとフックの間に金属製の輪っかがありますよね…これがスプリットリングです。
ちなみに、左側二つのメタルジグでは、ルアーのアイにもスプリットリングがついています。
ただし、この方法でフックを交換する場合、これまでルアーについていなかったスプリットリングの分だけ、ルアーの重さが変わってしまうんですよね。
そのルアーの特性にもよるのですが、結構繊細な重量バランスでルアーの動きが調整されていることもあるので、スプリットリングを追加した分だけ重くなったルアーの動きが、メーカーさんが設計したものと異なってしまうケースも稀にあります。
まあ、このことはスプリットリングの追加だけでなく、フックの大きさが変わった時に特に顕著に出る傾向だったりするのですが…個人的にはあまり神経質に考えることは無いだろうと思っていますが、気になる方は気になる部分でもあります。
最後に
今回の記事は、ほとんど自分自身の備忘録のようなものになりましたが、いかがだったでしょうか?
フックの針先の鋭さは、魚釣りをするうえで非常に重要な要素なのですが…フックが錆びたり、針先が鈍ったりした時には、針を研ぐか、あるいは交換するかといった対策が必要となります。
最近購入した、フックシャープナーです。
今までは子供の工作キットに付属していたダイヤモンドシャープナー(数本セットで100円ぐらい?)のものを使っていましたが、やはり釣り専用のものは使いやすかったです。
このようなフックシャープナーを使って針先を研ぐか、あるいは交換用のフックを買ってきて鈍ったフックと付け替えるか、どちらかの対策が必要となってくるのですが、特に交換用のフックを買うとなると、実はルアーそのものを買い直す方が手っ取り早いのではないかと思う時もあります。
特にメタル系のルアーの場合、フックを交換しなければならない状態になった時には、ルアー本体の痛みも結構酷かったりしまして…ルアー本体がボロボロになっている中で、交換用フックのセットを買う値段に少しお金を追加したら、同じルアーの新品が買えてしまう時もあったりします。(苦笑)
まあ、こればかりはケースバイケースになってくるので、その時々に応じた方法を選ぶのが良いのですが…今回事例としてご紹介したタイプのルアー(水に浮くタイプのルアー)であれば、フックを研ぐor交換するという方法になることでしょう。
でも、興味があってルアーを買ってみたものの、見た感じどうやってフックを交換すれば良いのか分からない…そんな時に今回の記事の内容が参考になれれば幸いです。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。