家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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高価なロッドやリールを使うことの意味とは?


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 皆さんこんにちは、相変わらず天気予報とにらめっこばかりのJackです。

 

 もっと気軽に釣りに行きたいのですが…特に良いサイズの小型青物が釣りたくて、南勢以南の釣り場が気になって仕方がないのですが、遠方での釣りになるほど「ハイリスク・ハイリターン(大物が釣れるかも知れないけれど、ボウズになった時の痛手も大きい)」なので、ついつい釣りに行くのをためらってしてしまいます。(苦笑)

 

 さて、今回の記事の内容は、ある意味において釣り人にとっての永遠のテーマかも知れません…台風シーズンも迫っている中で、釣りに行けない時の暇つぶしに読んでいただけると幸いです。

 

 

高価なロッドやリールを使うことの意味とは?

Twitterで見かけた「つぶやき」から

 僕は日頃の情報収集の一環も兼ねて、現在Twitterをやっているのですが、時々他の方のつぶやきの中で「隣にいた釣り人から『アイツのやっすい釣り道具じゃ、魚は釣れないよね~』とか言われた」みたいなお話が見受けられたりします。

 

 僕の場合、幸いと言うべきか、今までそんなことを言われた経験は全くないのですが…地方で釣りをしているから、釣り場の人口密度が薄いおかげですかね?

 隣にいる釣り人との距離がそれなりにある場所ばかり(というか、混雑している場所で釣りをしたくない)なので、そういう声が僕の耳にまで届かないという可能性も高いのですが…。

 

 あと、周囲で釣りをしている地元スペシャリストのおっちゃんやらおじいちゃんやらも、「いったい何年使っているんだ!?」と目を見張るような年季入りの釣り道具で魚をバンバン釣っているから、そういった言葉がそもそも出てこないということもありそうです。(笑)

 

 とはいえ、釣り場で他の人の釣り道具を見て笑いものにする人の感覚ってのは、いかがなものなんですかね?

 

高価なロッドやリールを使うことの意味は?

 では、そんな人達?が高価なロッドやリールを使っていることの意味とは何なんでしょうか?

 

 このことについて、最近YouTubeにアップされた村田基さんの動画の中で、村田さんがとっても面白いご意見を述べられています。

 

 こちらの動画の、18分50秒~20分00秒ぐらいの間のお話です。

 

 「ロックフィッシュ(釣り)で高いスピニングリールを使う利点はありますか?」という視聴者さんからの質問に、村田さんははっきり「優越感」と答えられています。

 この件について、ロックフィッシュ釣りのレベルがどうこうなどといった話はひとまず脇に置いておいて、単純に「釣り人が高価な釣具を使う利点は何か?」という質問への回答だと僕は理解しました。

 

 また、村田さんは一連のお話の流れの中で「時計とか、身の回りの持ち物だって同じ」「だって(タバコに)火をつけるだけだったら、(値段の高いライターでなくても)100円ライターで良いわけでしょ?」などともおっしゃられていて…ある意味、非常に分かりやすい回答でした。(笑)

 

Jackが考える、高価なロッドやリールの意味

 では、ここからは僕の個人的な意見です。

 

  ロッドやリールなんてもんはな、投げて釣れりゃいいんだよ。

 

 はい、身も蓋も無い意見ですみません。でも、本当のことです。

 

 そもそも、高価なリールやロッドには、使用されている素材や、それぞれの部品の作り方など、高価であるための理由がそれぞれ存在しています。

 それらのメリットは、釣りをしていて疲れにくかったり、釣具として壊れにくかったりといったものなどが挙げられるのですが…でも、この記事の冒頭でご紹介したTwitterのつぶやきのことを思い出しつつ、考えてみて下さい。

 

 魚は釣り人の釣具の値段を見て、針に喰いついてくるわけではありません。高価な釣具は、魚よりも人間(釣り人)の方がたくさん釣れます。

 

 釣具選びの基本としては、あくまでも「自分の釣りに必要な性能」だけをしっかりと見据えましょう。

 

 たとえばこれからのシーズンであれば、ちょい投げ釣りでハゼを釣るのに3000番以上のサイズのごっついスピニングリールなんかは必要ありませんし、高い防水性能やリールとしての頑丈さなども必要ありません。2500番までのサイズの入門機で、必要十分です。

 一方で、そこそこ良いサイズの木っ端グレや小型青物を釣りたい時に、アジング用のロッドに1000番台のスピニングリールでは、明らかに道具のパワー不足です。そんな時には、ある程度のお金を支払っても必要なスペックの道具を揃える必要があります。

 

 まあ、そういったことが理解できる人っていうのは、既に初心者の域を過ぎていて、中級以上の腕前をお持ちだと思われますが…タックル選びの基本は「適材適所」ってことですね。

 

 とはいえ、「やっぱりハイエンドの立派な道具が欲しい!!」という意見も、当然ながら出てくることでしょう。

 それはそれ、僕もそういった意見を否定はしませんし、出来るはずもありません。僕だって、何だかんだ言いながら高価な釣具に目移りすることはちょくちょくあります。(苦笑)

 

 ただ、釣具選びの基本となるポイントを押さえたうえで、やっぱり高価なロッドやリールを選ぶことの意味…そこが村田さんのおっしゃられた「優越感」の世界であり、僕に言わせれば、良い意味での「自己満足」なのだと思います。高価なロッドやリールは見栄えも使い心地も大変良いですし、ね。

 

 だから、自分が高価なロッドやリールを使っていること、それ自体はあくまでも「自己満足」として大いに結構なのですが、そこから他の人の釣り道具をけなすような言動に発展するとなると、それは全く話が違うとも思うのです。

 例えるなら、高級外車に乗ってる人が、軽自動車に乗っている人を見下すようなもので…優越感を自己満足の中で収めておけば良いものを、他者に対して振りかざすのは格好悪いと思いませんか?

 

 この記事をご覧の皆さんの中で、もしも今後他の釣り人から、使っている釣り道具のことで何か言われるようなことがあれば、その人の前でバンバン魚を釣り上げて、逆にその腕前を見せつけてやってください。

 たとえそれが小さな魚ばっかりだったとしても、ボウズと釣果ありの違いは限りなく大きいですよ。

 

 そのためのヒントになるお話を、本ブログではご紹介しているつもりなので、過去記事を含めてぜひ色々と参考にしていただければ幸いです。(笑)

 

最後に

 僕自身、「高価なロッドやリールの価値ってどんなものだろう?」と色々と悩んだクチですが、最近になってようやく一種の悟りを得たような気がします。

 

 その一方で、もしも僕が無条件に「絶対に高い釣具の方が良い」と思えるものがあるとすれば…それは釣り針です。

 だって、一番魚の近くに接する釣具で、釣り針の良し悪しで釣り上げられる魚を逃がしてしまうことも多々ありますから…ロッドやリールよりも先に、釣り針の良し悪しにこだわることが出来るようになれば、その人は「かなりの腕達者な人」だと僕は思います。

 

 ロッドやリールについては極端な話、釣りたい魚を釣るための仕掛けが扱えるものであれば何でも良いです。

 もう一度言いますが、高価な釣具を使うことを否定まではしませんが、あくまでも魚は使っている釣具の値段ではなく、釣り人の腕前で釣り上げるものですよ。