家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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一度「釣り禁止」になった釣り場の復活は、非常に難しい件について


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 おはようございます、Jackです。

 ここ最近は気温の低下が著しくなって、釣りの対象となる魚の種類も変わりつつあるかと思いますが、皆さんは釣りを楽しめていますか?

 

 今回のブログ記事も、前回に続いてあまり楽しい話題ではないのですが、非常に大事なことでもあると思ったので書いてみました。

 今回も文章は短いですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

一度「釣り禁止」になった釣り場の復活は、非常に難しい件について

SNS上で見かけた、何気ない一言から

 今朝SNS上で見かけた、何気ない一言(であろうこと)にこんなものがありました。

 

 いわく、昨今各地で実施されている「釣り禁止」の措置について、行政相手に徹底抗戦するべきである。議員や業界団体を通じての圧力をかけたり、直接行政に苦情を言ったり、釣り禁止の措置に対する反対意見を表明していくべきである…などなど。

 

 お願いですから止めてください、むしろ逆効果です。

 

 ただ感情に任せて文句を言ってしまうと、それはもうただのクレーマー行為です。

 

そもそも、なぜ「釣り禁止」になったのかを考えるべき

 そもそも、なぜ行政は「釣り禁止」の措置を行ったのでしょうか?

 

 その理由の最たるものは、釣りを行う者が地域や港湾関係者に対して、様々な被害を与えたり、釣り場で問題行為を行ったりしたからです。

 ごみのポイ捨てや違法駐車、地域住民や港湾関係者とのトラブルなどはもちろんのこと、最近では大型台風による被害のために現場周辺が危険な状態になったため、現場の修復が済むまでの間、釣り場の一帯を立ち入り禁止としたにもかかわらず、その注意看板やバリケードなどを無視して現場に侵入し釣りをする人々の行動なども問題視されていました。

 

 そんな数々の「釣り人の悪行」が問題視されてきた中で実施された釣り禁止の措置に対して、まず反省することなく闇雲に文句を言っては、釣り人よりもはるかに数多くの「釣りをしない人々」からすれば、「ほら、これだから釣り人は嫌なんだ」と言われてしまっても仕方がないと思います。

 

 また、仮に僕が行政の担当者であれば、そんな文句の言い方をされても「アンタらが色々と問題を起こしたのが、そもそもの釣り禁止措置の原因でしょう? 地域や港湾関係者は、アンタらのせいで色々と迷惑を被っているんですよ?」としか言えないと思うのです。

 

まずは反省、そしてそれを態度で示しつつ陳情するべき

 では、次々と釣り禁止の場所が増えていく中で我々釣り人がしていくべきことは何なのか?

 

 月並みですが、まずは反省することでしょう。たとえ自分はそのようなことをやっていなくても、釣り人が起こしてきたこれまでの数々の問題行為をかえりみて、今後そのような問題を起こさないよう心掛ける、あるいはそれを行動に移す(違法駐車はしない、ゴミは必ず持ち帰る、地域や港湾関係者の皆さんと友好関係を築いていく、など)ことが大切です。

 

 その後、これまでの釣り人の問題行為についてこれだけの反省、対策を行ってきたので、釣り禁止の措置を解除して欲しいと訴えていくのが筋だと思います。

 これらのことを行わずに、ただ闇雲に釣り禁止についての文句を行政に訴えても、釣り禁止の措置が解除されるとは到底思えません。

 

 釣り人の問題行為に長年悩まされてきた人の数は、釣り禁止の解除を求める釣り人の数よりもはるかに多いと考えられます。

 そして、行政がどちらの声をより重視するのか…その辺りのことを、まずは冷静に考える必要があります。

 

一度「釣り禁止」になった釣り場の復活の難しさ

 このように、一度「釣り禁止」になった釣り場を復活させるのには、非常に長い時間が必要となります…その期間は、釣り人が地域や港湾関係者に迷惑をかけてきた期間と同等か、あるいはそれ以上のものとなるでしょう。

 

 だからこそ、初心者からベテランまで、我々釣り人がどれだけ多くの皆さんの好意の上で釣りを楽しめているのか、また我々の行為が周囲の人々にどれだけ大きな影響を与えているのかを考えつつ、日頃の言動に注意していく必要があります。

 

 我々がどれだけ長い間釣りを楽しめるのかは、我々が日頃どれだけマナーの向上に努められるかにかかっていると言っても、決して過言ではないと思うのです。

 という訳で、お互いに今後もマナーの向上に努めて、釣りを楽しんでいきましょう!!