家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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フィッシングショー大阪2020で聞いてみた ブランドメーカー製のエギと100円ショップのエギとの違いについて


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 皆さんおはようございます、Jackです。

 

 フィッシングショー大阪2020が閉幕してから一週間が経ちましたが、いかがお過ごしですか?

 僕も一応?取材の名目でフィッシングショーに足を運んだので、これまでにご紹介した以外にもまだいくつかのブログ記事のネタを残しています。

 

 今回はその一つとして、ブランドメーカー製のエギと100円ショップのエギとの違いについて、エギメーカーの雄の一角であるヤマシタさんのブースで聞いてきたお話をご紹介します。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

フィッシングショー大阪2020で聞いてみた ブランドメーカー製のエギと100円ショップのエギとの違いについて

イントロダクション

 いきなり申し訳ありませんが、実のところ僕はまだ、エギングでイカを釣ったことがありません。(爆)

 

 うちのお師匠様もイカ釣りだけはやったことがないそうで、今までにエギングを教わる機会がなかったということが大きいのですが…そんな状態なので、僕自身は「エギングで使用するエギは、あんまりこだわらなくても良いのではないか?」と思っていました。

 

 と言いますのも、ルアー釣りについてはヒロ内藤さんが「ルアーフィッシングにおいて大事なのはゾーン、スピード、アクションの3つで、ルアーのデザインやカラーの重要度はそれらに比べると比較的低い」とおっしゃられていたからです。

 

www.familly-fishing.net

 

 この話からすると、エギングで使用するエギについても、アングラーがエギの操作について気を配ってさえいれば、高価なエギだろうが100円ショップのエギだろうが、イカは釣れるはずだと思ったのです。

 

 でも、悲しいかな僕にはイカ釣りの経験も実績もありません…というわけで、ちょうどいい機会だと思ってフィッシングショーの場で、エギメーカーの雄の一角でもあるヤマシタさんのブースで質問をしてきました。

 

ヤマシタの社員さんの回答

Jack「すみません、教えて下さい…実のところ僕はエギングの経験がほとんどないのですが、御社の製品と100円ショップで売られているエギとの違いは何ですか?」

 

 我ながらなかなか勇気のある?質問だと思いましたが、ヤマシタの社員さんは嫌な顔一つせず、懇切丁寧に回答して下さいました。

 

ヤマシタの社員さん「エギングは主に海底付近を狙う釣りなので、どうしても根掛かりが多くなってしまいます…とはいえ、根掛かりを恐れていてはエギングの経験が積めません。なので、エギングを始めて間もない頃は、あえて安価なエギを使用するという選択肢も全然アリだと思います。」

 

ヤマシタの社員さん「一方、弊社の製品におきましては、こちらの展示品をご覧いただいてもお分かりになるとおり、エギの沈下スピードについて明確な数値が記載されております。このことは、製品の加工精度のばらつきがない…それゆえに、各商品の性能について、きちんとした保証がなされているというわけです。」

 

 ヤマシタの社員さんが示してくれた展示品のエギの説明書きには、確かに「沈下スピード」についての表示がきちんとなされています。

 

Jack「なるほど…ここで保証されている性能が、エギングにおいては重要であると?」

 

ヤマシタの社員さん「はい、その通りです。エギングを行う際にエギに求められる性能には、エギの沈下スピードのみならず、エギの沈下時の姿勢などが挙げられます。これらの性能について、安価なエギの場合は商品の出来にばらつきが生じるため、同じメーカーの同じ製品を購入しても、実際に使用した時に以前と全く同じ動きをしてくれるとは限らないのです。」

 

ヤマシタの社員さん「例えば、ある日のとある場所でのエギングで、とあるメーカーの特定の色のエギでイカがたくさん釣れたとします…後日、同じような条件下にあった同じ場所でエギングをした時に、安価なエギのように製品の精度にばらつきがあると『釣りの再現性』を確認することが出来ません。これはエギングを行う上で、非常に大きな問題となります。」

 

ヤマシタの社員さん「だからこそ、一つ一つの製品の精度に誤差が生じないということが、非常に大切になってくるわけでして…高価なエギの価値というものは、そこにあります。」

 

ヤマシタの社員さん「その他、商品をご覧いただいて明確に分かる部分の一つとしては、カンナ(エギの針の部分)の鋭さが挙げられます。安価なエギでは、どうしてもこのカンナの鋭さの部分において高価なエギよりも劣ってしまうということが挙げられるでしょう。」

 

 確かに、僕も「針の鋭さの大切さ」は、魚をバラした時の悔しさなどで非常に身に染みています…ここまでのヤマシタの社員さんの説明の中でも、高価なエギの価値は良く分かった気がします。

 

まとめ

 「高価な商品に必ずしも価値があるとは限らないが、価値がある商品は大抵高価である」などと言いますが、高価なエギにはちゃんとした理由(価値)があったという訳ですね。

 

 エギが海中を沈んでいく時のスピードや、その時のエギの姿勢(沈んでいく時の角度)などが、エギングにおいては非常に重要であるとのお話も聞いたことがあります。その点において、どのロットの商品を手にとっても性能にばらつきが少ない(というか、ほとんどない)ということは、高価なエギの価値として十分であると言えます。

 

 よって「まずは経験を積む」ということを優先して、根掛かりのダメージを軽減させるためにも安価なエギを使用するという手法もアリといえばアリですが、一方でイカを釣りやすい性能を安定して有している高価なエギで、イカが釣れる確率をより高くする」という方法を最初から選ぶというのも、これまたアリなのでしょう。

 

 その場合、高価なエギを根掛かりさせないようにする工夫が大切になってくるのですが…その辺りのお話につきましては、また別の機会においてご紹介しますね。

 それでは次回も、どうぞよろしくお願いいたします。