家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

スポンサーリンク


2020年春の、三重県沿岸の海の状況について


スポンサーリンク

 皆さんご無沙汰しています、Jackです。

 

 ここ最近は新型コロナウィルスの影響もあったり、職場環境が変わったりで海釣りに行く機会が減っていまして…ブログ記事のネタに困っていたのですが、今回は2020年春の伊勢湾内の状況について少し述べてみたいと思います。

 

 

2020年春の、三重県沿岸の海の状況について

伊勢湾内の傾向について

 2020年春の伊勢湾内の海に関する傾向としては、例年に比べると海水温が上昇する時期が早いように見受けられます。

 いつもであれば、ゴールデンウィーク頃になってようやく海水温が16度ぐらいにまで上昇してくるのですが、今年は4月の初めの時点で既に16度前後にまで海水温が上昇しているように見受けられるのです。

 

 これがどういうことを意味するかと言いますと、例年であればゴールデンウィーク終盤まで伊勢湾内の沿岸に繁茂していた海藻類の姿が、あまり見られないということになります。通常は海水温の上昇に伴って、繁茂していた海藻類は腐ってちぎれていき姿を消すのですが、その時期が例年よりも早まっているように見受けられるのです。

 

 例えば、僕のホームグラウンドである津市・日本鋼管を例にしてみると…

 

f:id:Jackpot_fishing:20190430225618j:plain

 例年の今ぐらいの時期だと、こんな感じにホンダワラやらアカモクやらが繁茂しているのですが、

 

f:id:Jackpot_fishing:20200405224021j:plain

 今年に限ってみれば、こんな感じでほとんど海藻類の姿が見えません。

 

 参考までに、昨年のゴールデンウィーク中の伊勢湾内(日本鋼管)の様子は、こんな感じでした。 

 

www.familly-fishing.net

 

 こうなってくると、世の釣り人達はこぞって魚を釣るために釣り場へ殺到するのですが、本来であれば海藻類である意味「魚達が守られていた」釣り場の環境がこのような状態になっているようでは、例年に比べて稚魚達が育っていくための環境が無くなってしまっている訳でして、その結果として例年に比べると魚の数が激減してしまう可能性が懸念されます。

 

 今の時期に魚釣りが楽しめるのは良いことなのかも知れませんが、これから先に魚達の数が激減して魚が釣れなくなってしまうようでは困ります。

 そういった意味においては、新型コロナウィルスの影響で不要不急の外出を控えるよう要請されている昨今の状況は、あながち悪いことでもないのかも知れないと思うのですが…。

 

 とは言っても、海釣りの釣り場は不特定多数の人達と濃厚接触するような場ではないため、どこまで効果があるのかは正直期待できないのかも知れません。

 例年であればゴールデンウィーク頃にそこそこ良型のメバルが釣れていたのですが、今の時期から魚を釣りまくっているようでは、2020年の釣りにおいて良型の魚をゲットできる機会は少なくなってしまうのかも知れませんね。

 

f:id:Jackpot_fishing:20200405224735j:plain

 釣り場ではこんな感じに、稚魚達が沿岸沿いに群れをなして泳いでいるのが確認されていますが…これらの魚達が身を隠して成長する場所がないというのは、あまりよろしくない状況なのかも知れません。

 

 という訳で、今の時期に釣りをしないで欲しいという権限は僕にはないのですが、小さなサイズの魚は出来るだけリリースしてあげて欲しいと思います。

 

伊勢湾内から離れた、伊勢志摩以南の状況は?

 一方、伊勢湾内から離れて伊勢志摩以南の三重県沿岸の釣りの状況はと言いますと、こちらも同様今の時期にしては、例年よりも少し海水温が高めにあるように見受けられました。

 

f:id:Jackpot_fishing:20200405225249j:plain

 先々週の土曜日には、高校受験を無事に終えた長男を連れて久々の釣りに行ったのですが、釣り人の数は非常に多く、辛うじて濃厚接触を避けられる距離(5メートルぐらいの感覚)で釣りをすることが出来ました。

 

 昨年の3月頃であれば、それなりの数のシロギスを釣ることが出来たのですが、今年においては長男が数匹シロギスを釣り上げたぐらいで終わっていました。

 

www.familly-fishing.net

 

 昨年はエルニーニョ現象の発生で、色々と例年とは異なる海の様相を呈していたのですが、今年も昨年とは違う意味で、色々と例年とは異なる海の様相を呈しそうな気がします。

 

 昨年のようにカタクチイワシなどのベイトフィッシュ(魚食魚にとってのエサ)が大量に接岸して、青物祭りのような釣りが出来たら楽しそうだとは思うのですが…今後の三重県沿岸の海の状況に注目していきたいと思います。