家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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釣り場のソーシャルディスタンス 隣の釣り人との間隔はどれぐらい?


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 皆さんこんにちは、Jackです。

 

 今年も梅雨のシーズンがやってきて、雨の機会が多くなり僕の釣行回数も減っていますが(本当は、雨の方が魚が釣れることもあるのですが)、皆さんはいかがおすごしですか?

 

 今回は釣り場における「ソーシャルディスタンス」…隣の釣り人との間隔について、少しお話をしてみたいと思います。

 とはいえ、今回はちょくちょく毒を吐くシーンがあるのですが…皆さんが少しでも、楽しく釣りが出来ればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(笑)

 

 

釣り場のソーシャルディスタンス 隣の釣り人との間隔はどれぐらい?

イントロダクション

 釣りをしている時に、隣の釣り人との間隔が気になる時ってありますよね?

 僕自身は、正直あまり気にしないタイプだったりするのですが…人によっては「自分の方が先に釣りをしていたのに、挨拶も無しにすぐ隣で、後から来た釣り人が竿を出し始めた」と怒る方もおられることだと思います。

 

 ちなみに、釣りをする時に隣の人へ挨拶をすることは、大変良いことだと思いますが、例えば自分が先に釣り場にいた時に、後から来た人が挨拶の一つもなかったといったことについては、いちいち腹を立てても仕方がないことです。

 その人にも何か特別な事情があるのか、そもそもそういう性格の人なのか、たまたま挨拶をすることを忘れていたのか…いずれにせよ、こちら側の思惑でどうこうできることではないですよね?

 

 そんな時、精神衛生上どのように考えれば楽になれるのか。今回はそんなことを、シーン別に考えてみたいと思います。

 

堤防での釣りの場合

 堤防での釣りの場合、その時にどんな釣り方をしているかにもよりますが、僕の場合は両隣に最低3メートル程度の間隔が空いていれば、自分が誰かの隣に入る時にも、誰かが自分の隣に入ってくる時にも気にしていません。

 

 逆に言えば、自分が釣り場に入る時には、両隣の人と3メートルの間隔が空いていない限りは、その場所へは入りません。その間隔が保てない場所であれば、その場を諦めて別の釣り場を探します。

 明確な理由はこれといってないのですが、あえて言えば自分の竿を左右に振った時に、隣の人の釣りの邪魔にならないことといった辺りでしょうか。

 

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 こういう場所だと、釣り座を探すのにも一苦労です。

 

 で、ちょい投げ釣りやウキ釣りの時には、出来るだけ正面に仕掛けを投げるようにしています…当たり前といえば当たり前なのですが、狭い釣り場で左右に大きく幅を取るのは無理ですし、ウキ釣りであれば撒きエサなどで自分の目の前にポイントを作ってやれば、正面にしか仕掛けを入れられなくても十分に釣りは可能です。

 

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 こんな時には、このような撒きエサがあれば便利ですね。釣具屋さんで、確か3~400円ぐらいで売っています。

 

 あるいは、直接撒きエサをまかずに、エサの匂いだけで魚を寄せるという方法もアリです。 魚達が撒きエサでお腹いっぱいになってしまうと、釣れる魚も釣れなくなってしまいますからね。

 

www.familly-fishing.net

 

 ウキ釣り(特に撒きエサを使ったフカセ釣り)にしてもちょい投げ釣りにしても、自分が仕掛けを投げ入れる場所に魚が集まってさえいれば良いので、ちょっとした工夫をすることで、限られたエリアの中でもそれなりに釣りを楽しむことは可能です。

 

 ただ、この方法をとった場合…魚が釣れていない周りの釣り人達が、自分が魚を釣っているポイントへ一斉に仕掛けを投げてくる可能性が、そこそこ高いんですよねぇ。

 かなり偏見が混じりますが、釣りが下手な人(そして、あとで駐車場に戻った時に見てみると、その人は都会のナンバーの車に乗っていることが非常に多いです)ほど、露骨にそういったことをしてきます。

 

 で、そういう人達って、そもそも魚の釣り方を全く知らないことが多いので、例えばこちらは撒きエサをまいてウキ釣りで魚を釣っているのに、そのポイントへ平然とちょい投げ釣りの仕掛けを投げ込んで来たりするのです…おいおい、アンタのその釣り方じゃ、ここじゃ釣れないよって。(笑)

 

 そういった時に、僕がとる方法は二つです。さっさと別の釣り場に移動して、一から釣れるポイントを作り直すか、偏光サングラス越しにじっと相手を見るかです。

 

 後者の方法については「ガンを飛ばす」とも言いますかね…自分一人で釣りをしている時には、この方法でソーシャルディスタンスを保つこともあります。

 でもまあ、それでも全くひるまない釣り人は少なからずいるので、結局のところその場でよく魚が釣れている状態であれば、こちらも引かずに釣りを続けることがたまにあります。別の場所でも魚が釣れるようであれば、さっさと見切りをつけることもありますが。

 

 一方、子供達と釣りをしている時には、できるだけ子供達に嫌な思いをさせたくないため、前者の方法をとることがほとんどです。

 で、別の場所でさんざん魚を釣りまくったあとで帰り際に元いた場所に戻って、後から割り込んできた釣り人が未だ釣果ゼロなのを見て、思わずニヤニヤしてしまうとか…あー、性格悪いですねぇ、僕。(笑)

 

 さて、ここまでは釣り人同士の間隔が狭いことがマイナス方向に働くケースをお話ししてきましたが、魚が釣れ続けている限り、釣り人同士の間隔が狭い方がプラス方向に働く釣りが一つあります…それがサビキ釣りです。

 サビキ釣りの場合、カゴに入れたコマセを振ってアジやサバなどの魚を寄せて釣りますが、この釣りに限って言えば、隣同士で協力しあってコマセを撒き続け、自分達の目の前に魚の群れを引きつけ続けておくことが大変重要になってきます。

 

 また、サビキ釣りの場合には、自分のすぐ目の前にしか仕掛けを投入しないことがほとんどなので、隣の釣り人との間隔が1メートルぐらいしかなくても、お互いの釣りを邪魔することなく十分に釣りを楽しむことが出来ます。

 

 最後に、ルアー釣りの場合ですが…この場合には広範囲にルアーを投げて魚を探して釣らなければならないので、両隣に5~6メートルぐらいの間隔が空いていない限り、その場所での釣りは諦めていることが多いです。

 ルアーを投げ込む釣り場が非常に狭い場合には、その限りではないのですが…近距離でのメバリングやアジングなんかが、これに当たりますかね。

 

サーフでの釣りの場合

 サーフでの釣りの場合、僕の場合は両隣の釣り人との間隔が最低5~6メートル、出来れば10メートル以上の間隔がある場所を釣り座に選んでいます。

 

 これは、サーフでの釣りが「投げ釣り」又は「ルアー釣り」になるため、両隣の釣り人との間隔が一定以上ないことには、お互いの仕掛けが絡んだりして(これを釣り用語で「おまつり」などと言います。)釣りにならないので、必要に迫られてのソーシャルディスタンスというわけですね。

 

 サーフでの釣りでは、堤防での釣りのように撒きエサで魚を寄せる釣り方がほとんどない(一部特殊な?釣り方として、サーフでのウキフカセ釣りなどもありますが)ので、広い範囲の海の中から魚のいるスポットを探し出して、そこを狙って釣るしかありません。

 サーフにおいても特定の「魚が釣れるスポット」というものはありまして…例えば潮の流れが良いところとか、その一部分にだけ岩礁があるとか、海底が深くえぐれている部分とか。

 

 そしてまあ、そういうスポットの場所を知っている釣り人の中にはやっぱり、後からやってきて先に釣りをしている人の前に割り込んでくるような連中もいたりするのです。あるいは、サーフからかなり近い距離にまで寄せてくるボート釣りの人とか。(苦笑)

 

 僕の場合、サーフでの釣りにおいて他の釣り人の邪魔をされた経験はほとんどないのですが、もしもそのようなケースに遭遇した時には…さっさとその場を離れるでしょうね、たぶん。

 とはいえ、こちらも意地でその場から離れない(離れられない)ケースが、一つだけあります…それは、釣り大会に参加している時です。

 

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 いつぞや参加した釣り大会の時の風景ですが、これぐらいの間隔であれば、まだ良い方ですね。


 これが例えばシマノジャパンカップの投げ釣り大会なんかになると、ほとんどの参加者はシロギスが釣れるポイントの場所を事前に知っている(長年参加しているため、経験上知っていたり、前日の試し釣りで魚が釣れる場所を探っていたりします。)ので、必然的にそのポイントの周囲へ大勢の釣り人が集まります。

 そして、100メートル以上遠くへ仕掛けを投げなければならない釣りなのに、隣同士の間隔が1メートルぐらいしかないようなケースも、ざらにありまして…勝負事なので仕方がないのですが、非常にえげつない世界ですよ、あれは。(苦笑)

 

 まあ、このようなケースは非常にレアで、普通に釣りを楽しむ人達にはほぼ無縁の世界です。それでも、釣り場に着いたら釣り人が大勢先に入っていて、どこで釣りをしようか迷ってしまう…そんな時には、諦めて他の場所を探すか、せっかく釣りにきたのだから何とか釣り場の隙間を見つけて釣りをするかの二択になるのでしょうね。

 

最後に

 今回はところどころで毒を吐いているので、僕も「Black Jack」になってしまいました。お見苦しいところがあったら、勘弁してやってください。(笑)

 

 とはいえ、いずれのケースにおいても共通することなのですが、周囲の釣り人との距離について不愉快な思いをした場合、僕がお勧めする考え方は「それ以上不愉快な思いを広げないようにすること」です。

 

 例えば、家族と釣りに行くと約束して、忙しいスケジュールの中をやりくりしながら何とか休みの合間を見つけ、道中のクルマの運転などでしんどい思いをして、ようやく釣りに来たのに、釣り場にいた他の釣り人から嫌な思いをさせられてしまった…それ自体が非常につらいことですが、相手の釣り人との間で更に大きなトラブルに発展して、更に嫌な思いをする必要は全くないのです。

 

 世の中、非常識な人間というものは一定数必ずいる訳でして、そういう釣り人と出会ってしまったことは「運が悪かった」とその場限りで流してしまい、さっさと別の場所で釣りを楽しむ方が、いろいろな意味でよっぽど良いです。

 

 そして、海は広くて、ある意味で魚は「どこにでもいる」のです。

 その日のその場所の釣り場にこだわらなくても、技術や知識、経験さえあれば、どこでだって魚は釣れます…あなたの邪魔をした釣り人は、そこでしか魚が釣れないと思っているかわいそうな人だと思ってあげてください。そして、魚を釣るための技術や知識については、僕のブログの他の記事をぜひ読んでみてください。(笑)

 

 また、逆にあなたが釣り場に到着した時に、そこに先に釣りをしている人がいたら、出来るだけ広い間隔を空けて釣り座を構えるか、どうしても隣同士の距離が近くなるようであれば「ここ、いいですか?」と隣の釣り人さんに聞いてみましょう。

 

 隣の釣り人さんがどういう反応を示されるかは、ある意味において運次第なのですが、おそらく大抵は、きちんと挨拶さえすれば「どうぞ」と言ってくれるはずです。

 もしも何らかの嫌な反応が返ってくれば、そんな反応をする釣り人の隣に入らなくて良かったと思って、さっさと違う釣り場を探す方が精神衛生的にも良いでしょう。(苦笑)

 

 いずれにしても、一番大事なことは「あなたとあなたの同行者が、出来るだけ気分よくいられること」で、その次が「周囲の人に、出来るだけ嫌な思いをさせないこと」です。この二つの観点から、あなたにとってのベストな釣り場のソーシャルディスタンスを見つけてみてください。