家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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お盆休みの七里御浜で釣りをしてみた


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 皆さんおはようございます、Jackです。

 

 今回は久々に三重県七里御浜海岸へ釣りに行ったので、その時の状況をお伝えしたいと思います。

 お盆休みの釣行とタイトルを付けていて、すでにお盆休みは終わっていますが、来年度以降の参考データとして見ていただけるよう記録に残していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

お盆休みの七里御浜で釣りをしてみた

釣行の条件は揃っていました

 最近はなかなか釣りに行く機会が無かったのですが、今回のお盆休みの最終日、8月16日の早朝を目安に、頑張って釣行してきました。

 

 と言いますのも、8月16日は月が欠けていく途中の中潮で、午前3時頃を満潮時刻としてそこから9時頃まで潮が引いていくタイミングでした。

 あと、何よりも熊野灘の側を通る黒潮の状態が良かったです。

 

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 こちらはJAMSTEC(国立研究開発法人 海洋研究開発機構のホームページから引用している画像ですが、8月16日の黒潮の状況予測データ上では、黒潮の大蛇行の結果、熊野灘周辺に水温の高い潮が程よく当たっています(画像の中のBの辺り)。

 

 また、Twitter経由での情報では、前日である8月15日の朝にライトショアジギングで小型青物がかなり釣れていたと伺っていたので、かなり期待度も高かったです。

 ということで、8月16日未明頃からクルマを走らせて、一路七里御浜を目指しました。

 

暁の水平線に、勝利を刻めるか!?

 これまでにも何度か、ライトショアジギングで七里御浜には足を運んでいましたが、お師匠様に連れて行ってもらった時以外は、正直なところほとんど釣果を見込めていませんでした。

 

 で、Twitterにてお世話になっている現地在住のアングラーさんに情報を教えていただいたところ、七里御浜でのライトショアジギングのシーズンは9月から11月頃がピークだとのことでした。

 

 一方、お師匠様から再度教わった情報では七里御浜での夜釣りはお盆まで(お盆を過ぎると、仕掛けを投げてもすぐにエサがなくなる)、ライトショアジギングも初夏までの方が良い」とのことで…はてさて、どうしたものか。

 

 ということで、今回は非常に「逃げの釣り」として、ライトショアジギング(ルアー釣り)をメインとしつつも、少し投げ釣り用のエサも用意しておくという二段構えで釣りに赴きました。(笑)

 

 教わった情報にはちょっと食い違いがありましたが、Twitter上での現地の釣果は上がっていますし、投げ釣り用のエサもちょっと用意しておいて、試しに釣ってみたら何かが掛かるかもという淡い期待を寄せていました。

 

 現地には午前3時頃に到着して、4時頃から釣り場に入って釣りを始めました。

 

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 はてさて、暁の水平線に勝利を刻むことが出来るでしょうか?

 

 ライトショアジギングの釣りの時間帯は、夜が明ける前から太陽が昇った頃ぐらいまでと定めていましたが、釣り場に入った時にはまだ日が昇っていなかったので、朝マズメ狙いの夜釣りの感覚でアオイソメをエサに、ちょい投げ釣りをしてみました。

 

 すると、第一投目から魚のアタリが!!

 七里御浜は魚を取り込む時に、波打ち際で魚をバラしてしまうことがこれまでにも何度もあったので、何度も竿をあおって魚に針を食い込ませて、ラインのたるみがでないように注意しながらリールを巻いていたのですが、途中からふっと手ごたえが軽くなってしまい…残念ながら、魚をバラしてしまいました。(泣)

 

 そこからは、途中でライトショアジギングの仕掛け(メタルジグ)を併用しながら釣りをしていたのですが、どうにも海が穏やかすぎる(小さな魚達が捕食魚に追われて、海面が波立っているような状況が無い)ので、再び投げ釣り仕様に仕掛けを戻します。

 

何とも微妙な釣果

 ルアー釣りに比べると、エサ釣りの場合はある意味でラクチンです。

 魚にルアーをアピールするためにあれこれアクションを付けるようなこともなく、仕掛けを投げ込んだ後は少しずつリールを巻くなどしつつも、基本的にはエサの動きや匂いで魚にアピールしていれば何とかなります。

 

 ルアー釣りをしている限りでは生体反応が無いように感じられた海でも、エサ釣りであれば…

 

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 まあ何とか、釣果は出せます。これはクロホシフエダイで、僕も初めて釣った魚です。当然ながら食べたこともまだないので、サイズは小さいですがキープです。

 

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 続いて、マダイの幼魚です。こちらはサイズが小さいこともさることながら、両目がぶよぶよと膨らんでいたり、鼻先辺りがへしゃげていたりしていたので、ちょっと食べるには勇気がいるように感じ、そのまま海へお帰りいただきました。

 

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 いつの間にやら太陽も昇って、僕の両隣には左右数キロメートルにわたって釣り人がずらりと並んでいましたが、周囲の海面はどこも穏やかなまま、誰の竿も曲がっている様子がありません。

 

 その点で言えば、ルアー釣りに来たはずなのにエサ釣りの仕掛けも用意するという意味では非常にずるい?手法でしたが、ちょい投げ釣りをしていた僕だけが、サイズは小さいながらも辛うじて魚を釣ることが出来ていたみたいです。

 

 ちなみに、この時に使っていたロッドやリールは投げ釣り用のものではなく、ライトショアジギング用のものだったため、仕掛けは10号のジェット天秤に「ビッグサーフ」と呼ばれるタイプの針(結構ごっつい流線針)の13号を使った投げ釣り仕掛けを付けて使っていました。

 

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 ごっつい針に、アオイソメを半分にちぎったものを房掛けにしています。

 

 お師匠様からは「夜釣りのエサはたくさん用意しておくように」と言われていましたが、実際に釣りをしてみると、いつもの投げ釣りのように、針に対して虫エサを一匹だけしか付けなかった場合、魚達には見向きもされませんでした。

 

 七里御浜は非常に広いサーフの釣り場なので、魚影は十分にあるものの、大きな針にたくさんエサを付けて、エサのボリュームと匂いを強くしないと、どうやら魚達は反応してくれない様子です。

 

 で、こんな要領で針にエサをつけて釣りをするので、念のためにと思って買ったアオイソメ一パックだけでは、エサを節約気味に使ってもすぐに無くなってしまいました。

 魚からの反応はそれなりにあっただけに、お師匠様の言うとおりに多めにエサを買っておけば、もう少し釣りを楽しめたかも知れなかったのですが…一方、ルアー釣りの方は全く手ごたえがなかったので、午前4時頃から始めた釣りは、午前5時半頃でエサ切れにより納竿となりました。

 

クロホシフエダイのお味は?

 という訳で、今回の釣果は小さなクロホシフエダイが一匹のみでしたが、インターネットで調べた限りはこの魚、なかなかの美味なのだそうでして、翌日の晩御飯のオカズにしました。

 

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 まな板の上での撮影ですが…背中の大きな黒い星が、何とも特徴的な魚ですね。

 

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 ちょっと汚くてすみませんが、今回はシンプルに塩焼きにしてみました。

 

 まずは我が家のお魚担当である長女に実食してもらいましたが、半身全部と、残りの半身のほとんどを食べてくれていました。

 僕も残った身を食べてみたのですが…うん、名前にタイとつくだけあって、普通にタイの塩焼きのように美味しいです。もっと大きなサイズだったら、食べごたえもあってかなり良かったのかも。

 

最後に

 今回はお盆のシーズンという、ある意味において釣行するには微妙な時期に、ライトショアジギングとちょい投げ釣りを試してみました。

 

 ライトショアジギングについては、僕自身や僕と同じ釣り場にいた人達には釣果がありませんでしたが、同じ日に七里御浜の別の場所で釣りをされていた方からは、Twitterを通じて「小型青物が結構釣れた!!」という情報をいただきました。

 

 青物系の魚は回遊魚なので、自分が選んだ釣り場に回遊してくれないことには釣りが成り立ちません…で、魚が回遊してきてくれるための一番の条件として、青物のエサとなる小魚の群れが釣り場の近くに来てくれる必要があります。

 

 一方で、エサ釣りであればエサの匂いで魚を寄せることが出来るので、ルアー釣りに比べると魚をゲットできる確率が上がります。

 エサの匂いや味で魚を寄せるお話については、下記の過去記事などもご参照いただければ幸いです。

 

www.familly-fishing.net

 

 ルアー釣りに行ったはずなのにエサまで用意しているというのは、ある意味において釣りの美学もへったくれもないお話なのですが、はるばる遠路を遠征して赴いた釣り場でボウズを食らうよりは、ずっとずっとマシです。(苦笑)

 

 では、今回のお話は、この辺りまでとさせていただきます。

 次回もまた、どうぞよろしくお願いいたします。