家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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釣り大会での必勝法!! やって良いこととダメなこと


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 昔は「スラローマー」、今は「アングラー」としてですが、結局のところずっと「競技の世界」の底辺辺りをうろうろしています。Jackです。

 

 先日はお師匠様達と一緒に参加したキス釣り大会について記事を書きましたが、今回は僕がお師匠様から教えてもらった釣り大会の必勝法について、やって良いことと悪いことの例を挙げながらご紹介していきます。

 

 

釣り大会での必勝法

 自分が参加する釣り大会のルールの中で、明確に禁止されている行為であれば自重しなければなりませんが、そうでない部分(ある意味「グレーゾーン」を含む)については、少しでも勝つ確率を上げられることを、可能な限り工夫してやっていきましょう。

 ここからご紹介する内容は、やって良い工夫とダメな工夫の事例です。

 

やって良いこと

ルールで許された範囲内で、事前に釣座を確保しておく

 先日参加したキス釣り大会では、事前の釣座の確保については何もルールがありませんでした。

 

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 大会当日の早朝の砂利浜の様子です。見づらいですが、左側の木の側あたりの砂利浜にある、釣座確保のための椅子やら竿立てやらが見えるでしょうか?

 

 もともとはキャンプ場がオフシーズンの宿泊客を見込んで行われている釣り大会だったので、前日から宿泊している客が、魚が良く釣れるポイントを前日のうちにチェックしておいて、そこに荷物を置くなどして場所取りをする光景は例年見受けられていました。

 当日の釣り大会だけに参加される方からすれば「ズルだ!」と思われることもあるのかも知れませんが、そもそもの大会開催の経緯を考えると、その方達も前日からキャンプ場で宿泊して、同じように釣座を確保すれば良いのです。まあ、これはある意味「グレーゾーン」と言える部分なのかも知れませんが…。

 

 ただし、規模の大きな釣り大会などでは、開会式が始まってからでないと釣り大会のエリアに入れないケースもありますので、そのような時には取れない方法ですね。

 

仲間同士で参加して、その時の釣りの情報を共有しあう

 特別なことではありませんが、当日同じ釣り大会に参加している仲間同士で、魚が釣れている場所や仕掛け、エサなどの情報について共有し、仲間内の誰かが優勝する確率を上げることは決して悪いことではありません。

 

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 大会参加中に、仲間内にだけ聞こえるぐらいの声で「どのあたりで魚が釣れた」などといった情報交換を行っていたりします。

 

 ただし、釣具メーカー主催の釣り大会などでは、これらの行為についてルール上明確に禁止されている場合がある(例:大会開催中の携帯電話の使用制限など)ので、あくまでもルールに則り許された範囲内で実行しましょう。

 

釣り針はどんどん新しいものに変えていく

 魚を釣るという行為において、釣り針の鋭さは大変重要な要素です。「魚のアタリは頻繁にあるんだけれど、なかなか魚が釣れない」といった時などは、釣り針の針先がなまってきている証拠とも言えます。

 

 特に投げ釣り全般(ちょい投げ釣りも含む)は、海底で仕掛けを引きずるようにして魚を釣るので、針先が海底等にこすれて、新品時には尖っていた針先がだんだんと丸くなっていき、せっかく魚がエサを咥えてもうまく針が刺さらなくなることがあります。

 

 これはウキ釣りでも同じことが言えるのですが、釣り針は非常に消耗が激しい道具の一つです。限られた時間内でより多くの魚を釣ろうという時には、ちょっとでも針先が怪しくなっていると感じたら、どんどん新品の仕掛けへと交換していきましょう。

 

シンプルな仕掛けで手返しを良くする

 これまたキスの投げ釣りなどにおいて、規模が大きい釣り大会などでは8本針とか10本針とかの仕掛けを使って、ズラリと並んだキスを釣り上げる光景を見かけることもありますが、これはベテラン釣り師の中でも更にエキスパートの方々だからこそなせる技だと言えるでしょう。

 針の数が増えるほど(=仕掛けの長さが長くなり、より複雑になるほど)、その扱いには積み重ねた経験と技が求められます。取り扱いが難しい仕掛けで一度に大量の魚を釣ることを狙うよりは、2~3本針ぐらいのシンプルな仕掛けを何度も手返しよく投げて、早いペースで確実にどんどん魚を釣り上げる方が、結果的に釣果が伸びるということもあります。まずは自分の身の丈にあった釣り方(仕掛け)で、確実に釣果を伸ばすことを心がけましょう。

 

許されるならば、出来るだけ高価で高性能な釣具を準備する

 魚を釣る上では、高価な釣竿やリールを使えばそれだけ魚がたくさん釣れるという訳ではないのですが、こと手返しよく魚を釣るという点いおいては、高価な竿やリールであれば釣り人の疲労度を軽減させることが出来るので、結果的に短時間のうちで釣果を延ばすことが出来るとも考えられます。

 通常の趣味の範囲内での釣りにおいては、高価な釣具は敢えて必要ではないと僕は考えますが、ガチの釣り大会に出場する時などに限って言えば、より高性能な(具体的には、より軽くて扱いやすい)釣具を準備することは良い方法だと思います。

 

魚をできるだけ生かした状態でキープする

 日頃自分が釣りをしていても思うことなのですが、「釣った直後にはとても大きな魚に見えたのが、家に帰って見るとサイズが縮んでいるように思う」ケースが結構あります。

 実際、僕のお師匠様いわく「魚は力尽きるとサイズも縮むし重さも軽くなるので、検量(釣った魚のサイズや重さの報告)をする際にはできるだけ生きた魚を持っていく方が有利」とのことなので、キスやハゼなどの比較的サイズが小さな魚を釣る大会ではエアーポンプをつけた水汲みバケツを使って、できるだけ元気な状態で魚をキープするよう心掛けています。

 

例年同じ場所で開催される釣り大会について、日頃から現地のリサーチをしておく

 たいていの釣り大会において、例年同じ場所で開催されることが多いです。このような場合、大会開催前から何度も現地に通って、釣れる魚の種類やポイント、魚が良く釣れる時間帯などをリサーチしておくことは、何らルール違反にはなりません。

 初めて参加した釣り大会などでは、来年の大会参加を見据えて、大会が終わった直後からリサーチをするぐらいでちょうど良いのかも知れません。また「同じ釣り場で開催される、別の釣り大会に参加する」という方法も良いでしょう。一番の理想は「釣り大会が頻繁に開催される場所を、自分の釣りのホームグラウンドにすること」です。

 

www.familly-fishing.net

 

まとめ

 「そこまでして勝ちたいのか」といった各個人の”意識の差”などもありますので、釣り大会をあくまでも「一種のお祭り」として考えるのであれば、これまでにご紹介した方法の数々までのことは、必ずしもしなくても良いのかなと思います。

 なお、僕のお師匠様や先輩方は…基本「勝負師」ばかりなので、このあたりの指導は大変厳しかったりしますが。(笑)

 

やったらダメなこと

大会開始前の釣果をクーラーボックスに忍ばせておく

 さすがに釣具メーカー主催の釣り大会など、大規模な大会では大会開始前の「クーラーチェック」が行われるので無理ですが、地元主催のこじんまりとした釣り大会では、「事前に釣っておいた魚を大会の釣果に加えて申請する」ケースがちょくちょく見受けられます。

 

 もちろん大会の趣旨からすれば失格扱いの行為なのですが、主催者側の運営体制の規模や意識の差などもあって、厳密なチェックはされていない(あるいは出来ない)のが実情のようです。

 つい「他人もやっているのだから…」と思いがちになりますが、不正な手段で優勝しても、最後に残るのはきっと「後味の悪さ」です。

 

よく釣れている他の人の釣座に、無理矢理割り込む

 基本的なマナーの問題なのですが、実はこれ、特に都市部の釣り人に結構多いです。

 お師匠様&息子さんがとある渓流釣り大会に参加した時のこと、息子さんがなかなか良いサイズのアマゴを釣ったので針を外してビク(魚を入れておくための網)に入れていると、近くにいたおっちゃんが息子さんのいた釣座に即割り込んできて「ここは俺の釣座や」とか何とかのたまったそうです。

 

 日頃はおとなしく、めったに怒ることのないお師匠様の息子さん、この時ばかりは怒り心頭だったそうです。いくら競技(釣り大会)の場だとはいえ、他人を不愉快にさせてまで勝とうと思ってはいけません。

 地方(家の近くに海がある)の釣り人であれば、日常的に魚を釣っているので、そこまで「釣りにがっつく姿勢」は見せないようなのですが…?

 

魚の背骨をバラバラに砕く

 昔、僕のお師匠様から教えてもらった実話です。

 魚のサイズ(全長)を競う釣り大会で、とある方が実践された方法らしく、魚の背骨をバラバラに砕いて身を伸ばして、少しでもサイズを良く(長く)見せようとしたらしいです。

 その方いわく「勝ちたかったんや!!」とのことだったそうですが…まあ、失格扱いになりますよね。

 

魚の胃袋にガン玉(おもり)をしこたま詰め込む

 これまたお師匠様から聞いた、先の「とある方」のお話です。

 その時の釣り大会では、どうやら釣った魚の総重量を競うものだったそうなのですが…これも同じく「勝ちたかったんや!!」の発想で実行したものの、即バレ失格となったそうです。

 

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 釣り上げられた魚も、まさかこんなものをたくさん飲み込まされるとは思ってもいなかったでしょうね。

 

まとめ

 ここまでご紹介した「やったらダメな方法」は、基本的には「ルール上は何も記載されていないけれども、明らかにそれはルール違反でしょ?」といったものばかりだったかと思います。

 

 また、ルール以外にもマナーの点で問題のある行為も含まれていたかと思いますが、余りにも目に余る行為が多い人は釣り大会の中の「ブラックリスト」入りしてしまって、翌年からのエントリーを認められなくなる可能性も考えられます。

 どのような場においてもそうですが、「自分自身がされて嫌なことを、他の人にはしない」のが、シンプルかつ重要なポイントではないでしょうか。

 

最後に

 釣り大会を「釣りの腕を競う場所」と考える方もいれば「みんなでワイワイ楽しむお祭りの場所」と考える方もおられるでしょう…そんな中でも誰もが共有できる価値観は「釣り大会を楽しむこと」だと思います。

 

 そのためには「決められたルールはきちんと守る」「ルールで決められていないことについては、他人に迷惑をかけない範囲内で色々と工夫を凝らす」ことが大切だと考えます。また、「勝ちたい」という気持ちが前に出すぎるのも分からなくはないですが、「勝ち方にこだわって勝つ」のが理想像だとも思います。

 

 また、何事においてもそうですが、小さな努力の積み重ねが結果につながります。ここでご紹介した「やって良いこと」の他にも、ルールやマナーの点において問題がない行為を思いついたら、どんどん試してみてください。そしてついでに、本記事のコメントなどでご紹介いただければ、ぜひ記事に追記させていただきたいと思います。(笑)

 

 今回の記事の内容が、皆さんがファミリーフィッシング大会などに参加された時の参考になれば幸いです。次回もどうぞよろしくお願いいたします。