家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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超初心者向け 魚に飲まれた針の外し方


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 皆さん、お久しぶりです。Jackです。

 

 ここ最近になって、ようやく新型コロナウィルスによる感染症の発生頻度が落ち着いてきているように見受けられます。僕のホームグラウンドである三重県では、依然警戒態勢は続いているものの、ある程度の規制緩和が先日なされたところです。

 

 そんな中、実際にはなかなか釣りに行けないところではありますが、今回は当ブログの初心に戻って、超初心者向けの「魚に飲まれた針の外し方」について触れてみたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

超初心者向け 魚に飲まれた針の外し方

釣った魚に針を飲まれた、どうしよう!?

 魚釣りを始めて間もない初心者の皆さんの中では、魚を釣るまでの大変さもあるのですが、釣れたら釣れたで別の悩ましい問題も発生してきます…はい、釣れた魚から針を外すことですね。

 

 生きた魚を素手でむんずと鷲掴みして、ちょちょいと針を外せるようになれば、もはや一人前の釣り人と言ってもいいんじゃないかなって思いますが、これが釣りを始めて間もない人達にはなかなかハードルが高いようです。

 うちの子供達も、にーちゃんズが最近ようやく自分で魚を針から外せるようになってきたところです。

 

 まあ、初心者だろうがベテランだろうが、手元がすべらないよう、まずはタオルなどで魚を捕まえれば良いのですが…針が魚の口元ぐらいで引っかかってくれていれば、まだ外しやすいのですが、針が口の奥深くの方で掛かっているような場合には、一体どうしたらよいのでしょうか?

 

一番簡単なのは、百円ショップのラジオペンチを使うこと

 釣具屋さんに行けば、様々な種類の針外しが売られているのですが、僕がお勧めする一番簡単な方法は、百円ショップのラジオペンチを使うことです。

 

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 ハイこちらが、僕が実際に使っているラジオペンチの一本です。

 こちらはルアー釣り用のタックルボックスにいつも入れているもので、エサ釣り用のタックルボックスにはもう一本、グリップが青色のものが入っています。

 

 魚の口の中に突っ込んで使う棒状の針外しや、特殊な形状をした針外し、あるいは釣具メーカーのプライヤーなど様々な商品が出回っていますが、こちらの百円ショップのラジオペンチ一本があれば、小さな魚から大きな魚まで楽々針が外せます。

 

 たとえば、比較的小さな口のシロギスやカレイが針を飲み込んだ場合でも、ラインに沿ってラジオペンチを真っすぐ突っ込んで、おおよそ針がありそうな部分でラジオペンチを握ってこちょこちょやっていれば、案外簡単に針が外れます。

 メバルカサゴなど口が大きめの魚はもちろんのこと、アジやサバなども比較的口が大きく開く魚なので、胃袋の辺りまで針を飲み込まれていなければ(あるいは、胃袋の辺りまで針を飲み込まれていても、リリースせずにお持ち帰りする覚悟であれば)、多少強引にでも針を引っ張るなどすれば、ほぼほぼ針を外すことが可能です。

 

 また、ラジオペンチなのでしっかりと針を掴むことが出来るため、ルアー釣りなどで運よく小型青物(サワラやハマチなど)が釣れた時でも、非常に硬い口周りにがっちり食い込んだルアーのフックを外すことなど簡単なことです。

 

なぜ「百円ショップの」ラジオペンチなのか?

 さて、ここまでお話を聞いていただいた皆さんの中には、「ラジオペンチの形状のもので、釣具屋さんなどでも格好良いプライヤーがたくさん売られているけれど、それではダメなのか?」といった疑問を感じられる方もおられるかも知れません。

 

 結論から申し上げますと、お金に糸目をつけないとか、そのデザインやメーカーの製品が気に入ったとかいうことであれば、全然それらの商品を使っていただいて構わないと思います。

 

 ただ、百円ショップのラジオペンチの一番良いところは「百円(正確には110円)で手に入ること」です。

 海で釣りをしていると、いくら釣り専用のプライヤーであっても少しずつサビなどが出てきたりしますし、使い勝手の良さそうな商品であれば数千円ぐらいの値段がするものもあります…で、堤防や消波ブロックの上などで釣りをしていると、たまーに道具を海に落としてしまうこととかがあるんですよね。

 

 そんな時、百円ショップのラジオペンチであれば、少々錆びようが海で落とそうが、そう落ち込むことはありません。いやマジで。(笑)

 

 子供と釣りに行ったときなどに、子供に自分で魚に掛かった針を外させようとすると、一番簡単な方法はやはり、魚をタオルで掴んでプライヤー等で針を外すことです…が、なにぶん子供のすることですから、何かの拍子にタオルやらプライヤーやらを海に落としてしまうことも十分にあり得ます。

 そんな時、高価なプライヤーなどを海に落とされたら結構ショックですが、百円ショップのラジオペンチであれば「まあ、帰りに百円ショップに立ち寄って、次の新しい道具を買って帰るか」ぐらいのショックで済みますし。

 

 そして、釣具メーカーのプライヤーと使い心地がどれぐらい違うのかと言えば、それほど大きな違いはないんですよね。(苦笑)

 所有する喜びを優先して格好良いプライヤーなどを使うのも全然アリですが、そういったこだわりがない人向けとしては、百円ショップのラジオペンチ、非常にお勧めですよ。

 

注意事項:使った後の道具のお手入れ

 使って簡単、たとえ無くしてもそんなにショックは大きくない、そんな便利な百円ショップのラジオペンチですが、一つだけご注意いただきたいことがあります。

 それは…別に百円ショップのラジオペンチに限らないことですが、使った後の道具のお手入れはしっかりとすることです。お手入れといっても、帰宅後に真水で洗うだけですが。

 

 釣具メーカーのプライヤーなどであれば、比較的サビに強い作りになっていますが(それでも、使いっぱなしで放置してしまうと案外あっけなくサビが出てきますが)、百円ショップのラジオペンチは、海水に触れた状態から一晩置いておくと、いとも簡単に赤茶色いサビまみれになります。

 

 先の写真のラジオペンチも、元々は銀色だったのですが、使用後マメに水洗いしていても写真のような色になってしまう訳でして…特にラジオペンチの真ん中、支点部分にサビが出てくると動きも渋くなってくるのですが、そういう時にはCRC-556をシュッとひと吹きしておけば大丈夫です。

 支点の内側にまで液が浸透して、しばらくの間はラジオペンチを開いたり閉じたりするたびに赤茶色い油がにじんできますが、適当にティッシュペーパーなどで拭き取っておけばOKです。

 まあ値段が値段なので、モノがサビやすいのは仕方がありません。割り切りましょう。(笑)

 

番外編:どうしても魚の口の中から針が外れそうにない場合

 最後に番外編ですが、魚を釣ったのは良いものの、釣った魚が針を完全に胃袋の中まで飲み込んでしまっていて、ラジオペンチを突っ込もうが何をしようが、どうにも針が外れそうにない場合には、どうすれば良いのでしょうか?

 僕からの回答は、「仕方がないので針は諦めて、ライン(ハリス)を切る」です。

 

 釣った魚を持ち帰る場合にもそうですが、釣れた魚が小さすぎて食べるのはかわいそうな場合など、魚をリリースする時にも、どうにも取れそうにない針はハリスを切って魚を逃がしてあげて下さい。

 

 と言いますのも、魚は結構タフな生き物で、飲んだ釣り針をかなりの確率で自力で吐き出す(あるいは、お尻から出す)そうです。

 リリースする魚が針を飲み込んでしまっていた場合、その針を外そうと一生懸命になって無理矢理に口や胃袋の中から針を引っぱり出したり、長時間手で掴んで格闘することの方が、ハリスを切って針はそのままにして逃がすよりもよっぽどダメージが大きいのだそうでして…。

 

 この辺りのお話については、過去の記事でもご紹介した書籍(海野徹也・馬場宏治編著「水族館発!みんなが知りたい釣り魚の生態」108~109ページ)に詳細が書かれていますので、興味がある方はぜひご覧になってみて下さい。

 それでは、今回のお話はこの辺りにて。次回もまた、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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