家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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リールのスプールを水没させたので、分解整備してみた


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 皆さんこんばんは、Jackです。

 

 今回は、間違って水没させたリールのスプールの分解整備に関するお話です。

 釣り初心者の方からすると「何だそれ?」って話かも知れませんが、やっていることは非常に簡単なので、「そういうこともあるのかな」ぐらいに読み流してみて下さい。

 

 一方、釣りに慣れた方やベテランの方であれば、「やっちまったー」って時の参考になれれば幸いです。それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

リールのスプールを水没させたので、分解整備してみた

リールの扱いは丁寧にしましょう

 今回僕が「やっちまった」案件は、替えスプールの水没です。

 

 スピニングリールを洗う時に、誤ってスプールの内部にまで水をかけてしまいまして…まあ、海水に水没させたとかではないので、サビなどの心配はそれほど無かったのですが、スプールのドラグ部分が水浸しになりました。

 

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 この部分が、水没した箇所です。

 

 スプールを振った時に「シャカシャカ…」と水が入っているような音がしたので、「これは以前の釣行で、水没させたのかも…?」と思って、思い切って水洗いをしてしまったのですが…実際にはこのシャカシャカ音、ただ単にドラグプレート(写真中央の、金属製の円形のプレート)が鳴っている音でした。

 

 なので、正確には「誤って水没させた」というよりは「勘違いでわざわざ水没させてしまった」の方が正しいのかも…いずれにせよ、僕が時々やってしまう「余計なことをしてしまった」パターンです。(苦笑)

 

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 で、仕方が無いので一度ドラグ部分を分解して水気を切って、手持ちのリールメンテナンス用グリスをスプレーしてみたのですが、

 

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 分かりにくくて申し訳ないのですが、

 

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 注意書きに「リールの機能を損なう部分(特にドラグ部分)への使用不可」と書かれているではありませんか。

 

 という訳で、仕方が無いので吹き付けたグリスをいったん落として、ドラグ部分専用のグリスを購入することと相成りました。

 

シマノ純正ドラググリス「ACE-0」とは?

 とはいえ、ドラグ部分専用のグリスは、大型の釣具屋さんでもようやく扱っているかどうかって感じの商品だったので、今回はAmazonさんでポチっとクリックして、シマノ純正ドラググリスを購入することにしました。

 

 発注してからだいたい5日で、商品が手元に届きました。仕事が早いですねぇ、大変ありがたいです。

 

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 シマノの補修用パーツ独特?の、がっちりとした包装に包まれています。

 

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 更にまだ、中に包装があったのですが…この包装、開ける部分がさっぱり分からなかったです。仕方が無いので、ハサミで包装を切って無理矢理開けました。

 

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 ようやく出てきました、「ACE-0」という商品名(部品名)のドラグ用グリスです。シマノで言うところの部品No.は「DG01」というそうです。

 

 ちなみにこちらの商品、税抜き価格が850円となっていますが、今回は送料込みで1,060円でした…北海道のお店から送っていただいたことを考えると、非常に安かったのかも!?

 

 また、今回の「ACE-0」は汎用スピニングリールのドラグ部分用のグリスとなっていまして、ベイトリール用やSW(ソルトウォーター)スピニングリール用のグリスオイルなどは、それぞれ別商品となるそうです。

 この辺りの詳細につきましては、下記参考URLをご参照ください。

 

参考URL:シマノカスタマーセンター「グリス・オイル一覧表」

 

では早速、分解整備へ

 という訳で、必要なグリスも揃ったので、早速スプールの分解整備に取り掛かります。

 

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 今回用意したのは、スピニングリールのスプールとグリス、そしてドラグ部分分解用のピンセット(100円ショップで購入)です。

 

 ピンセットは、元々はガルプなどの匂い付きワームを扱うために用意してあったものですが、思ってもいなかったところで活躍してくれました。

 

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 ドラグ部分を分解した写真です。パーツを無くさないよう、食品トレーの上に並べています。

 

 一番下に写っているピン(正式な部品名は「抜ケ止メバネ」というそうです。)を、ピンセットを使ってスプール内部から外してしまえば、あとは簡単にバラバラになります…このピンを折ったり曲げたりしないようにだけ注意をすれば大丈夫、ピンセットがあれば簡単に外せます。

 

 下から二つめの部品は、ドラグワッシャを押さえている金属製のプレート(正式名称は「小判座金」)です。さらにこのパーツの下に、フェルト製のドラグワッシャ(下から三つめ、正式名称は「ドラグ座金」)が入っていました。

 

 もっと大きなスピニングリールのスプールであれば、更に何枚かの金属製プレートとドラグワッシャが入っていたりするのですが、今回のスプール(2500S)ではそれぞれ一枚ずつです。

 

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 ドラググリスのキャップを取って、

 

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 フェルト製のドラグワッシャにグリスを適量塗りつけて、セットします。

 どんな塗り方でも良いと思いますが、僕は指でドラグワッシャに塗りつけました。

 

 グリスそのものは、当初想像していたのはもっと透明なものだったのですが…でも、スプレーグリスに比べると、ちょっとサラッとしたグリスでした。

 同じメーカー純正品でも、スプレーグリスとは明らかに粘度が違います。この辺りに、ドラグ用グリスは専用品を用いる理由があるのでしょうね。

 

 また、いったんグリススプレーを吹き付けてしまったドラグワッシャについてですが、今回は食器洗い用の中性洗剤で洗ったあと、自然乾燥させてからドラググリスを塗っています。

 

 以前お世話になっていたカーチューニングショップで、そこの店長さんから「オイル関係の汚れを一番良く落としてくれるのは、食器洗い用の中性洗剤だよ」と教わっていたので…自動車用のオイルやグリスを洗い流してくれるパワーがあれば、大丈夫かなって思いまして。

 

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 あとはドラグ部分のパーツを元通りに組み付けて、ドラグキャップにも少しグリスを塗って、分解整備が完了です。

 

 念のため、ドラグワッシャに塗ったグリスが馴染むように、リール本体にスプールとドラグキャップを組み付けたあとドラグキャップを少し締めて、手で何度かスプール本体を回しました。我ながら、なかなかいい感じの仕上がりです。

 

最後に

 今回使用したドラグ用グリスはシマノの製品でしたが、各リールメーカーから販売されている商品や、リールメンテナンス専用の商品を扱ってるメーカーから販売されている商品などもあるようです。

 

 ドラグ部分のグリスは、リールを使い続けているとだんだんと乾燥してきたり、水分を吸収して変色したりしますが、特にドラググリスが切れた状態でリールを使い続けると、適切にドラグが動かなくなって、最悪の場合はフェルト製のドラグワッシャがちぎれたりするとか何とか…釣り初心者の方であれば、普通にリールを使っていればそれほど神経質に気を遣う必要はないと思いますし、もしどうしても気になるようであれば、お近くの釣具屋さんで相談してみるのも良いかと思います。

 

 一方、機械いじりが好きな方や、リールの扱いに慣れたベテランの方などであれば、自分でドラグ部分をバラしてグリスメンテナンスをしてみるのも良いでしょう。

 ただ、先にも述べましたとおり、ドラググリスを店頭販売されてる釣具屋さんが非常に珍しいので、ドラググリスの購入はネット通販が主になると思われます。

 

 ちょっと手間かも知れませんが、気になる方はあらかじめドラググリスを購入しておいて、グリス切れかなって思った時にメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか?

 次回もまた、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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 今回僕が購入したのは、こちらの商品です。

 

 ダイワユーザーの方向けには、こちらなどいかがでしょうか?

 こちらの商品は、時々大型の釣具屋さんで見かけたことがあります。

 

 リールメンテナンス専用の商品を扱われているメーカーさんのものは、こんな感じでしょうか…なかなか良い値段がしますねぇ。