皆さんこんばんは、Jackです。
今回も、いつもコメントを下さる読者さんからのご質問への回答です。
匿名希望の方なので、コメントの承認をしていないのはご勘弁いただきたいですが、今回のブログネタは皆さんの何かのお役にも立てると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
僕がフローティングベストのポケットに入れるもの
読者Tさんからの質問より
今回、読者のTさんからいただいたコメント経由でのご質問は、僕がフローティングベストの中に入れるものについてでした。
Tさんは最近、安全対策としてフローティングベストをご購入されたそうでして、とても良いことだと思います。
僕もこのブログの記事の中では、随分前の記事ですが、何度かフローティングベストについてのお話をさせていただきました。
ただ、今回のTさんからのご質問のように「フローティングベストのポケットの中に何を入れるか」といった点については、これまでそういった視点でフローティングベストのことを考えたことが無かったので、とても興味深いテーマだと思いました。
という訳で、シーン別における僕のフローティングベストの使い方について、今回はお話をしてみたいと思います。
サーフや漁港の堤防での釣りの場合
サーフや漁港の堤防など、足場が良くて、海に落ちても少し泳げば岸に上がれるような場所での釣りの場合、僕がフローティングベストを使う時に入れるものは、だいたい次のような感じです。(ルアー釣りの場合)
・ルアーの入ったケース(小さめのものが1~2個ぐらい)
・スナップやスイベルの入ったケース
・ラインカッター
・プライヤー(僕の場合、100円ショップのラジオペンチ)
・替えのリーダー(50メートル巻きのフロロラインの小さなスプールをいくつか)
・100円ライター(リーダーを結び直した時に、焼きコブを作るため)
・瞬間接着剤(リーダーのノット部分に、ちょっと垂らすため)
・小さなブラックライト(夜光塗料の塗られたルアーを光らせるため)
だいたいこんな内容でしょうか。僕が使っているフローティングベストは、ポケットの容量があまり大きくないので、それほど多くのものが入りません。
でも、これらと併せて他に使うルアーなんかは、一緒に持っていく手持ちのクーラーボックスの小物入れなどにも分散して入れるので、おおむね不便はしていません。
家を出て釣り場に向かう時、どの釣り場に行って何を釣るかが決まっていない場合も多いため、クルマに積んでいくタックルボックスの中身などはそれなりに多いのですが、いざ現地について何がそこで釣れているのかが分かってくれば、使用する道具はだいたい限られてくるので、タックルボックスの中から必要最低限のものだけを、フローティングベストのポケットやクーラーボックスの小物入れに入れて釣り場に向かっています。
あと、お師匠様の船に乗せてもらう時などは、身動き優先でベルト式のライフジャケットを使用することが多いため、上記の小物類を小さめのバッグとクーラーボックスに分散させて持ち運んでいたりもします。
釣り船での釣りの時なども、桜マーク付きのタイプAのライフジャケットが必要で、船釣りで使用可能なライフジャケットには収納用ポケットのついたものがほとんど無いため、小物類を身に着けることはまず無いです。
沖堤防や磯での釣りの場合
僕の釣りの場合、沖堤防や磯での釣りというのは実のところまだ経験が無いのですが、Tさんは地磯での釣りの機会が多いとのことで、マズメのMZXLJ-074というモデルのライフジャケットを購入されたそうです。
地磯での釣りの場合、落水後に波に押されて地磯に叩き付けられることなども考えられるため、膨張式のライフジャケットではなく、固型の浮力体が内蔵されたモデルを選ばれたことは大変良いことだと思います。
で、もしも僕がTさんと同じライフジャケットを着用していたと仮定した場合に、沖堤防や地磯(あるいは磯)での釣りで、僕がポケットに入れる(あるいは、カラビナなどでライフジャケットに固定する)であろうモノは何かとなると、だいたい次のような感じになると思います。
・救命用の呼び笛(ライフジャケットにあらかじめ付属されていれば、最悪無くても良い)
・小さめの手鏡(100円ショップで売っているような、安いので十分です)
・アウトドア用のナイフ
・アーミーナイフ(手のひらサイズのもので良いと思います)
・ウィダーインゼリーなどのゼリー飲料1~2個
・熱中症対策用の飴や、チョコレートバーなど
・ミネラルウォーターの入ったペットボトル(必ず釣り場で飲むものとは別で用意)
・100円ライター
・防水式のマグライト
・スマートフォンなどの携帯電話(出来れば防水タイプが望ましい)
・ピンオンリール(他の小物類を、ライフジャケットと繋いでおけるだけの数)
…はい、釣具関係のものは、全く入っていませんね。(笑)
その理由は「落水後、潮に流されて岸から遠く離れた海上を漂う羽目になってしまった時に、必要になるであろうものを選んだから」です。
ぶっちゃけ、釣具類はバッグやクーラーボックスの中に入れて持ち運べば、それで十分に事足りるかと思います。
でも、特に単独釣行で磯釣りをしていて落水した時などには、すぐに助けが来る可能性は非常に低いです。そんな時のために、最悪2~3日の間海上を漂うことになったとしても、何とか生き延びるために必要なものを身に着けておく方が良いと僕は思います。
潮の流れは我々が思っている以上に速いので、あっという間に沖まで流されてしまうことだってそれほど珍しくはないと考えておきましょう。
海上を長時間漂う羽目になった時、おそらく一番必要となるのは飲料水です。周りは海水で、日差しを遮るものは何もない…となると、必然的に喉の渇きは抑えがたく、非常に辛い思いをするはずです。
その辺りはミネラルウォーターのペットボトルとゼリー飲料でしのぎます。ゼリー飲料であれば、簡易な栄養補給を兼ねることも出来ます。海に落ちた時、いつ救助してもらえるかが分かりませんので、これらのアイテムは少量ずつ口に含んで、一気に飲み干してしまわないようにしましょう。
あ、中身を飲み終えたペットボトルやゼリー飲料のパッケージは、絶対に捨ててはいけませんよ。ゴミの海洋投棄という問題もありますが、それ以上に空のペットボトルは蓋をしてそのまま、飲み終えたゼリー飲料のパッケージは中に空気を入れて蓋をして、それぞれライフジャケットの隙間などにねじ込み、少しでも浮力を稼ぐようにして下さい。
その他、海上の浮遊物を見つけた時にも、わきの下や股に挟むなどして、どんどん浮力を稼いでください。少しでも長い間、海上に浮いていられるように。
飴やチョコレートバーなどは、気を紛らわすため&ちょっとしたカロリー補充のために、きっと役立ってくれるはずです。ただ、これらのアイテムは食べると喉が渇くのが難点ですが。
気を紛らわすためのアイテムとしては、映画なんかではアルコールなどがよく登場しますが、アルコールも下手をすると喉の渇きを促進させるため、持っていきたければ持っていても良いですが、口にするのはできるだけ避けた方が良いでしょう。
救命用の呼び笛や手鏡、防水式のマグライトなどは、近くを航行する船や救難ヘリへの合図のために役立つはずです。
特に救命用の呼び笛は、人は長時間助けを求める声を上げ続けることが大変困難なため、必ず身に着けておくようにしましょう。また、日中であれば手鏡、夜間であれば防水式のマグライトが、自己の存在をアピールするのに役立ってくれるはずです。
あと、落水した場所が比較的陸地から近ければ、携帯電話の電波が届く可能性があります。スマートフォンの類は身につけておいた方が、より安全ですね。
とはいえ、落水して使い物にならなくなっては困るので、機種選びの際には防水仕様のものを選ぶようにしてみてはいかがでしょうか…最近のスマホは、もうほとんどが生活防水仕様ぐらいにはなっているのかな?
ナイフ関係や100円ライターは…運良くどこかの島に流れ着いた時に役立つアイテムです。海上を漂っている間には、まず使うことはないでしょうが、お守りみたいな感じでしょうか。
で、最後にピンオンリールについてですが…これは、ポケットに入れていた道具類をうっかり海に落としてしまわないよう、ライフジャケットなどと道具類を結んでおくためのものです。せっかくのサバイバルグッズも、取り出した拍子に海に落としてしまっては大変ですからね。(笑)
まとめ
といった感じで、「ライフジャケットのポケットに入れるアイテムは、釣り場によって変わってくるのかな」というのが僕の意見です。
比較的安全な釣り場であれば、必要最低限の釣具を持ち運ぶためのポケットとして、比較的危険な釣り場であれば、いざという時のためのサバイバルキットを入れておくポケットとして活用されると良いでしょう。
Tさん、いただいたコメントに対する僕からの回答はこんな感じですが、いかがでしたか?
それでは皆さん、次回もまたどうぞよろしくお願いいたします。
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Tさんが購入されたフローティングベストは、おそらくこちらかと思います。恰好良いですね。
アウトドア用のナイフは、こちらなどいかがでしょうか。
釣りでの使用はもちろん、キャンプなどでの使用にも向いたモデルです。
アーミーナイフは、こちらのモデルなどいかがでしょうか。
比較的シンプルな機能のモデルの方が、案外使いやすかったりしますよ。
防水式のマグライトは、こちらなど便利そうです。値段も比較的お手頃ですよ。