家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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PEラインを巻いたリールの下巻きは、ナイロンラインで正しいです


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 皆さんこんにちは、Jackです。

 

 相変わらず、色々とあってなかなか釣りに行けません。

 そこでといっては何ですが、ずっと以前にふと思ったことをネタに今回のブログ記事を書いてみました。基本的には初心者の方向けのお話で、「そういうこともあるんだなぁ」ぐらいの感じで読んでやってください。今回もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

PEラインを巻いたリールの下巻きは、ナイロンラインで正しいです

以前見たレビューの中で

 僕が海釣りを再開してまだ間もない頃、PEラインを使ってみたくて、あらかじめPEラインが巻かれたスピニングリールを釣具屋さんで買ったことがあります。

 

Amazon:プロマリン(PRO MARINE) リール トランサーエギ TO-2000

 

 確か、このリールだったはず…。

 

 その頃はまだPEラインがどういうものなのかも良く分かっていなくて、「試しに使ってみよう」ぐらいの感覚で、堤防のヘチ釣りやらウキ釣りやらに使っていましたが、ふと思い立ってこのリールの評価が気になり、インターネットでレビューを見てみました。

 

 すると、そこに書かれていたのは…

 

「PEラインが巻かれているのは最初の30メートルぐらいで、あとはナイロンラインが巻かれていた」

 

「PEライン100m付きと書いてあり購入したが、初日でpeラインがきちんとまかれておらず、糸がからまりすぎですべてほどいてみたところ、半分ナイロン糸、1.5号が半分巻かれてありPEラインと結束もされてなかった。詐欺商品をかわされたきぶんです」

 

 などなど…。

 

 これから初めて、PEラインを巻かれたリールを買う皆さんにお伝えしておきます。

 

 PEラインの下巻きにナイロンラインが巻かれているのは、ごく一般的で正常な状態です。

 

 なお、これらのレビューを見て僕も自分の手持ちのリールの糸を全て空スプールに移し替えてみたところ、100メートルほど巻き取ったその下にはしっかりとナイロンラインが巻かれていました。

 「30メートルぐらいしか巻かれていない…」のお話は、おそらくPEラインがナイロンラインよりも細い作りであるため、空スプールに巻きとったPEラインの量と、スプールに残ったナイロンラインの量を見比べた時の勘違いであると思われます。

 

下巻きのナイロンラインは「ラインの滑り止め」

 では、なぜPEラインの下巻きがナイロンラインであることが正常なのかについてお話しします。

 

 一言で簡単に言えば、下巻きのナイロンラインは「PEラインが滑らないための滑り止め」です。

 PEラインは表面がつややかで非常に滑りやすく、一般的な金属製のスプールに直接巻くと、普通の巻き方ではスプールの上でラインがつるつる滑ってしまい、糸の巻き取りが出来ないのです。

 

 そのため、PEラインをスプールに巻く時には、あらかじめスプールに少量のナイロンラインを巻きつけて、さらにその上からPEラインを結んで巻きつけます。

 こうすることによって、ナイロンラインがPEラインの滑りを止め、ハンドルを回した時にきちんとPEラインがスプールに巻きとられるようになります。

 

 ちなみに、ナイロンラインの下巻きが無い場合、特に魚が釣れて魚にラインを引っ張られた時に、いくらハンドルを回してもスプールに巻かれたPEラインが滑ってどんどん糸が出ていってしまうという事態が発生しますので、ご注意下さい。

 

PEラインを直接スプールに巻きたい場合には

 さて、先ほど「普通の巻き方ではスプールの上でラインがつるつる滑ってしまい…」と述べましたが、実はPEラインだけを直接スプールに巻く方法もあります。

 

参考URL:ジギング魂「【リールスプールのラインの結び方】PEラインでも滑ない方法とは?」

 

 僕のリールのPEラインは、こちらのサイトで紹介されている方法で結んでいますが、確かに金属スプールに巻いたPEラインを引っ張った時に、ラインをスプールの右方向に引っ張った時にはラインが滑りますが、左方向(魚がラインを引く方向)に引っ張った時には全くラインが滑りません。

 

 スピニングリールはその構造上、糸を巻き取る時には右方向にラインを巻き取りますが、ドラグを効かせてラインを放出する時には左方向に力が掛かるようにできています。だから、この巻き方で巻いていれば、魚にラインを引っ張られてもしっかりとラインを巻き取ることが出来るという訳ですね。

 

最後に

 これはある意味、仕方が無いことなのですが…インターネット通販における口コミやレビュー等については、話半分ぐらいに聞いておくのが無難だと思います。

 

 と言いますのも、そのレビューを書いた人の釣りに関する知識や技量が、レビューを見ただけではさっぱり分からないからです。

 今回のPEラインが巻かれたリールのレビューもそうですが、釣竿のレビューで時々見かける「買って一回目、一投目で竿の穂先が折れた、この釣り竿は全然ダメ」みたいなご意見でも、実は自身の竿の扱いが粗雑すぎて、「折れた」のではなく「折った」んじゃないのって思うこともあったり…竿の穂先って、ちゃんと竿を扱っていれば、よっぽど高級な競技用のものとかでもない限り、そうそう簡単に折れることってないんですよね。

 

 日本のメーカーが作っている釣具であれば、適切な扱い方をしている限りはそうそう壊れたり、むちゃくちゃな作り方をしていたりすることってまぁありません。

 海外メーカーの製品の中には、時々首をかしげたくなるような作りのものや、「これはどう見ても作り方がアカンやろ」って思うものもあったりしますが…。

 

 いずれにせよ、商品に関するインターネット上での口コミやレビューに不安を感じるようであれば、少しぐらい値段が高くなっても、お近くの釣具屋さんで商品を購入することをお勧めします。

 釣具屋さんで売られているものであれば、お店も商売がありますので、入荷する際のチェックなどもされていますし、滅茶苦茶な商品を置いているようなことはまずありませんよ。(笑)