皆さんこんにちは、Jackです。
今回も釣りにまつわる小噺です。陸っぱりからの釣りは釣果がなかなか厳しい時期で、話題は限られてしまいますが、どうぞよろしくお付き合い下さい。
村田基さんが一番上手い釣りは「○○」だと思う
１月は釣り具の新商品発表の時期
今でこそ新型コロナウィルス感染症の影響で、今年はオンライン開催となりましたが、例年であれば１月～２月頃はフィッシングショーの時期ですね。
様々なメーカーから様々な新商品が発表される中、この冬一番の注目の話題は「22ステラ」ではないでしょうか？
……いや、実際には他にも色々とありますけれどもね。（苦笑）
そして、今年もまた村田基さんが吠えまくります。最初からクライマックスです。
名実ともに凄腕のアングラーで数々の記録も持っていて、商品開発の腕も超一流の方だと思いますが、先の動画を見て僕はつくづく思いました。
「この人が一番上手い釣りって、実は"ヒト"なんじゃないだろうか？」と（笑）
先の動画をよくよくご覧ください。村田さんは数々の新商品について、立て板に水の如く数々の魅力を語ってくれていますが、実は「この道具を使えば魚が釣れる」とは、一言も言っていないんですよね。まあ当然でしょうけれども。
22ステラを例に取れば、「ラインが綺麗に巻ける」とか「ラインが綺麗に出ていく」とか「巻き心地が良い」とかって色々と解説をしてくれていますが、「シマノが皆さんの腕をうんと上げるんです」とは言っているものの、それで「魚が釣れる」とまでは言っていない訳ですよ。
でも、この22ステラ、発表されたその日のうちに初期生産分が完売したらしいじゃないですか。そもそもステラが持っているブランド力も当然ながら凄いのですが、村田さんの絶妙なセールストークも、実は結構な割合で効いているんじゃないですかね？（笑）
使いやすい道具は確かに便利だが、最終的に魚を釣るのは「人」
村田さんの解説、聞いていると惚れ惚れします。村田さんの話を聞いているだけで、「その道具を使えば、自分にも魚がバンバン釣れるんじゃないか」っていう夢を見させてくれます。
でも、ここで冷静に考えて下さい。魚を釣るのは「道具」ではありません、「アナタの釣りの腕前」なのです。
村田さんの話を聞いていると、新商品はどれもピカピカだし、村田さんが「ヒュイッ」とか「ブワッ」とか擬音を喋りまくるし（笑）、技術解説もいちいち理にかなっているし、もう釣り人が釣られる要素満載です。まるでルアーフィッシングそのものですよ。
以前セミナーでヒロ内藤さんが「ルアーでバスを釣る場合、バスに対してルアーの存在をしっかりアピールし、魚を振り向かせないと釣れない」みたいなことをおっしゃられていましたが、そのお話に照らし合わせてみても、村田さんのセールストークはがっちりと釣り人の心を掴んで離さないですね。ホント、大したものです。
でも、釣りの本質を見失わなければ、新商品に振り回されて一喜一憂するようなこともありません。ついつい必要のない新商品を購入して無駄遣いしてしまうようなことも無ければ、欲しくて欲しくて仕方がない新商品が手に入らないストレスに悩まされるようなことも皆無です。（笑）
という訳で、新商品を買うのも大変結構なことですが、今のようなオフシーズンの間には、釣りそのものについての勉強などをしてみるのも良いと思いますよ。
例えば、
この本とか、
この本とか、
この本も、とっても良かったですねぇ。
ちょっと上級者向けになりますが、こちらなんかもお薦めです。
あと、ご家族と一緒に水族館に行って、魚の行動をじっくりと観察するっていうのも良いと思います。魚がどんな場所にいて、どんな風に生活しているのかなんかを見るだけでも、結構参考になると思います。
という訳で、今回の小噺はこの辺りにて終了とさせていただきます。
最後に重ね重ねですが、僕は別に新商品を買うことについて、悪く言うつもりなどは全くありませんし、村田基さんもとても素敵な方だと思います。
ただ、僕らのお小遣いは有限なので（苦笑）、次々と発表される新商品にリアクションバイトしてしまうことなく、この記事をご覧の皆さんにおかれましても、くれぐれも良い買い物をしていただければなと思います。ではでは～。
