家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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ミラクルJIMに聞いてみた!! トークショーで村田基さんに尋ねた質問3つ


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 有名人に出会っても、あんまり緊張することがないです。Jackです。

 今回の記事は「ミラクルJIM」こと村田基さんトークショーで、僕が疑問に思っていたことを聞いてみたお話についてです。

 

 村田さんと言えばルアー釣り、特にバス(ブラックバス)釣りをしている人であれば「必ずどこかで名前を聞いたことがあるはず」の超有名人、天下の釣り具メーカー・シマノの広告塔の大黒柱の一人、フィッシングショーに行けばあちらこちらのブースを移動しまくってあちらこちらで喋り続けているようなプロの釣り師さんにして「日本一多忙な釣具屋のオヤジ」としても有名な方です。

 

 まだ釣りを始めたばかりで「知らない」という方は、一度インターネット上でお名前を検索してみてください。おそらく色々なところで、村田さんの名前が出てくると思います。

 個人的には「昔、富士スピードウェイで開催されていた自動車競技(ジムカーナ)のチャンピオン」といった辺りに、勝手ながら親近感を覚えたりしますが…それでは、今回の記事につきましても、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 ミラクルJIMに聞いてみた!!

ことの始まり

 台風5号が日本に接近しているこの週末、昨日は自宅の庭の草むしり&長男の学習塾の送迎をしていました。

 家の仕事が片付いた後で、友人に「今晩晩飯でもどうよ?」と連絡を取ってみたものの、都合がつかないとの返事があって、結局は自宅でのんびり過ごしていました。

 

 で、今日は天候不良のため、わざわざ釣りに行く気にもなれず「仕方がない、軽くドライブがてらにどこかの釣具屋へでも行ってみるか」と思って釣具屋さんのイベント情報を見ていると、釣具のブンブン大津店さんで村田さんのトークショーがあるとのこと。場所的にはかなり遠いといえば遠かったのですが、自宅からは行って行けなくもない距離でした。

 

 本ブログのネタを仕入れるためプロに聞いてみたかった日頃の自分の疑問を解決するため、まずは午前中に自分の散髪を済ませたあと、クルマに乗って数時間、琵琶湖のほとりまで行ってみました。

 

 トークショーは12時00分から開催ということだったので、お店には11時45分過ぎぐらいに到着したのですが…既にトークショーが始まっていました。(笑)

 

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 開始予定時刻10分前の段階で、既に大勢のお客さんが集まっていました。

 なお、写真撮影につきましては、お店のスタッフさんとシマノのスタッフさん(村田さんの付き人さんかな?)にご了承をいただき大丈夫でした。

 

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 今年発売の「Newワールドシャウラ」の解説中です。

 僕はてっきりバス釣り用のロッドだと勝手に思い込んでいましたが、様々なルアー釣りに対応した、色々と凄いロッドだったようです。この時はロッドのブランクス(竿本体の部分)の作り方について話をされていました。

 

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 竿やリールの話から始まって、ライン(道糸)の話やら、村田さんの真骨頂「キャスティングのデモンストレーション」やら、4時間一気に喋り通しでした…めちゃくちゃタフだなぁ、この人。

 

 で、トークショーの合間で「なんでも良いです、何か質問はありますか?」とのことだったので、僕が日頃から疑問に思っていたこと3つを質問してみました。言葉の一字一句までは覚えていませんので、村田さんの回答は記憶にある雰囲気で書いています。どうぞご了承ください。

 

教えてJIM!!

アルコナイトリングについて教えて下さい

村田さん「今は一般的なハードリングを除けば、高級ガイドリングと言えばSiCリングが大半を占めていますよね」

 

村田さん「昔は『これが凄い性能のリングだ』ってんで”ゴールドサーメットリング”っていう金色のガイドリングが発表されましたが、月日が経つにつれて廃れてしまい、今では見ることも無くなってしまいました…また一時期みんなが『”トルザイトリング”が良い』って言っていたことがありましたが、最近ではもう"トルザイトリング"には、発表当初ほどの勢いはありませんねぇ」

 

村田さん「つまり、アルコナイトリングも結局は『そういうこと』になると思いますよ」

 

 …そんな、嘘だと言ってよJIM!!(;´Д`)

 

 いやまあ、僕も「サーフゲイザー」がトップガイドのみSiCリングを使用しているってことで、値段との兼ね合いで納得してロッドを購入しているので良いのですが…シマノさんが今年発売したてのモデルのガイドリングについて、なかなか手厳しいコメントでした。

 

 ちなみに、SiCリングの硬さ(工学分野における専門用語では「ビッカース硬度」と言います。)は2400ビッカース、サファイヤやルビーと同等の硬さなのだそうです。ダイヤモンドの硬さは6000ビッカース、鉄の硬さは800ビッカースとのことで、村田さんのYoutube番組の動画でも実演されていましたが、SiCリングは鉄製のやすりであれば、どれだけ長時間擦っても傷一つつかないぐらいの硬さなのだそうです。

 村田さんも言っていましたが「ダイヤモンドやすりで削ったりしたら傷がつくのは当たり前なんだけれど、ルアーのフックをひっかけたぐらいでは絶対に傷なんかはつきやしません。むしろガイド本体にフックを引っかける方が傷がつく可能性は高いし、ましてや一番やってはいけないことはバスプロがやっているような『リール本体にフックを引っかける方法』です。あれは一発でリール本体に傷がつきますが、バスプロ連中はみんなメーカーからタダでリールを貰ているからこそ、平気でそういうことが出来るのです」とのことでした。

 

 ただし、SiCリングは硬さがある分だけ衝撃には弱く、たとえばちょっとした不注意で竿を地面に落としたり倒したりしてしまった時などは、その衝撃でSiCリングが割れてしまうことがあるそうです。

 この時、SiCリングが割れたり欠けたりしていないかをチェックする方法は、カッターナイフの刃先でガイドリングの内側をなぞるのだそうです。なぞった時にカッターナイフの刃先が引っかかる部分があれば、そこが割れたり欠けたりしている部分で、これを放置しているとキャスト時にラインが切れやすくなってしまうため、その部分のガイド(リング)を交換しなければなりません。

 

潮の流れの読み方のコツを教えて下さい

村田さん「まずは海に向かって正面から波を見ずに、波打ち際へと向かって立って、その地形を見てください。ところどころの地形が出っ張ったり、くぼんだりしているはずです」

 

村田さん「それが分かったら今度は、その地形の周辺の潮の流れをじっと見てみて下さい。決まって波が立つ場所があるなど、必ずその周囲には変化が起きているはずです。そこから潮の流れを判断しましょう」

 

村田さん「あとは、ハイギアのリールを使っていればハンドルを巻く時の感覚で、ルアーが潮の流れを超える時の微妙な抵抗の変化も感じ取ることが出来るはずなので、最初の一回目だけで良いです、全神経を集中させてリール(のハンドル)からの手ごたえを感じ取ってください」

 

 あー…プロ(と呼ばれるレベル)の人の回答って、やっぱりだいたい同じなんですね。

 

 実は以前、全く同じ質問をLeon(レオン)こと加来匠さんにお尋ねしたことがありました。加来さんは主にアジングやメバリングの分野で、大変著名なアングラーさんの一人です。

 ちなみに、当時加来さんからいただいた回答は、だいたい次のとおりです。

 

加来さん「僕が今使用しているリールは、全部ハイギアのモデルです」

 

加来さん「潮の流れの読み方は、言葉で説明するのは難しいなぁ…でも、パッと目で見て分かるものではないですよ」

 

加来さん「まずは体の五感を総動員して、ルアーがどこにあってどう流れているのかや、リールを巻いてルアーを寄せてくる時の微妙な手ごたえなんかを、集中して感じることが重要かな。僕も夜のメバリングやアジングなんかだと、目で見ても全く分からないから、(身体の)感覚でルアーを操作していますよ」

 

 お二人の回答からすると、要するに「Don’t think,feel!!(考えるな、感じろ!!)」ということなのでしょうか…実際の意味は随分と異なりますが、この言葉はブルース・リーの劇中の有名なセリフの一つです。

 

投げ竿のキャスティングについて教えて下さい

村田さん「投げ竿に限らずルアーロッドでも、両手でロッドを構えて投げる時には、右利きの人だと右手は”軽く添えるだけ”ぐらいに思っておいて、キャストする時にバットエンド(竿尻)部分を持つ左手の”引き”でロッドを曲げてください」

 

村田さん「例えば右利きの人であれば、左半身を投げる方向に向けてスタンス(立ち位置)を取って、左回りの腰の回転を加えながら左手でロッドのバットエンドを手前に引くように動かして、最後は自分の腰の左側辺りに左手が来るようにキャストしてください。右手の動きは、左手の動きに連動して自然と前方へと突き出す要領で良いです」

 

村田さん「あと、投げる方向に向かって前方に位置する左足は、キャスト時に一歩前へと踏み出しますが、その時にしっかりと膝を曲げて踏ん張って、腰の左回転の勢いを地面に伝えるようにしてロッドをしっかりと曲げてください」

 

 僕のお師匠様の指導内容と、全く同じ回答でした。(;´Д`)

 

 いやまあ、プロフィッシングデモンストレーターとか呼ばれているお方のことですから、キャスティングについてはどんな内容であれ熟知されているでしょうし、僕のお師匠様も(おそらく)最初はシマノさんのホームページで掲載されている動画等を見て練習されていたようなのですが…でも、村田さんの投げ釣りの動画って、ほとんど見かけないですよね?

 さっきこの話をメールでお師匠様にしたら「村田はん、キスの投げ釣りも分かるんだ~。ルアーフィッシングしか見たことないですね~。」との返事がありました。(苦笑)

 

その他、村田さんが話されていたことの抜粋

  琵琶湖の側のお店でのトークショーということや、村田さんの得意分野がバス釣りということなどもあり、主な内容はバス釣りのお話となっていましたが、今日のトークショーでお話しされていた内容について、僕自身の備忘録を兼ねてざっと箇条書きしてみます。

 とても初心者向けとは言えない、かなり専門的な用語が飛び交う部分も多数ありますが、その辺りはなにとぞご勘弁ください。また、以下の箇条書きの内容につきましては、いずれ本ブログのネタとして使用することも考えています。

 

・Newワールドシャウラのブランクス(竿本体)の素材は、ティップ(竿の先端部分)辺りは中弾性、バット(竿の胴体部分)周りは高弾性のものを使用している(ティップ部分に高弾性素材を使用すると、釣れた魚の大きさによってはロッドが破損するため。)。また、ブランクスを作る時にも、素材の巻き方などで様々な工夫がなされている。

 

・いわゆる「ロッドの感度」について、バスプロなんかは「出来るだけロッドの先端に近い部分を持つと、よりはっきりと感度が分かる」などと言うが、全くのデタラメ。彼らがやっていること(グリップ部分よりもさらに先、バット部分を持つことなど)は、糸電話の糸の部分を持っているのと同じこと。糸電話でいうところの紙コップの部分に耳を当てないと音が聞こえないのと一緒で、ロッドの感度が一番良く分かる部分はバットエンド部分である(店頭実演ありのお話でした。)。

 

・ロッドの感度を上げる方法の一つとしては、使用するガイドのサイズを小さくするというものがあるが、これを行うと今度は仕掛けの飛距離が出なくなる。よって、ガイドのサイズや数、ロッドに固定する位置など、感度が良くて飛距離も出るロッドを作るに当たっては様々な工夫が必要となる。

 

「冷間鍛造」と呼ばれる技術でパーツを厳密に作れる会社は、日本ではシマノがダントツトップ。たとえば金属の塊をプレスして金属部品を作るための大型プレス機(1000t(トン)プレス機をはじめとした、超高圧で素材を圧縮して部品を作成するもの)は、あのトヨタでさえも国内で1機しか持っていないが、シマノは3機も持っている。実のところ、その他のメーカーがうたうところの冷間鍛造技術(プレス機の性能)では、どうしてもパーツに「バリ(プレスした時に、金型と金型の隙間にはみ出た素材部分)」が出来てしまうため、このバリを削って処理している(この作業を「切削」と言うそうです。)のが現状であって、厳密には「冷間鍛造」とは言えない。

 

・いわゆる「ワンピースロッド(振出竿でもなく並継竿でもない、継ぎ目が全くないロッド)」は、必ずしも感度が良いものばかりとは限らない。ロッドの設計によっては、複数継のロッドの方が感度が高い場合がある。また、ロッドの感度を感じ取る際には「リールシート(リールをロッドに固定する部分のパーツ)」の出来が非常に重要(店頭実演ありのお話でした。)。

 

・コルクグリップのロッドは使っていると黒く汚れてくるが、水洗いするとコルクが痩せやすい(コルク自体がしぼんだり、コルクの穴の部分が大きく目立ってきたりすること等の意味です。)ので、シンナー(ペイントの薄め液などとして、釣具屋でも売られています。)を使って洗えばめちゃくちゃ綺麗になる。また、痩せて穴やくぼみが目立つようになったコルクグリップには、釣具屋で売られている「コルクパテ」を塗って一日置いた後、シンナーで余分なコルクパテをふき取ってやれば綺麗に復活する。

 

・海釣りで「潮の動き」は大事だが、大潮の時には一日の間で潮が動くタイミングは実は一回しかない。それに比べて、中潮の時には一日に二回潮が動くタイミングがある。これはタイドグラフ(潮汐表)を見れば一目瞭然、大潮の時よりも中潮の時の方が、魚が釣れるチャンスは多い。

 

海釣りに限らず池やダム、川や管理釣り場での釣りもそうだが、同じ大潮の日でも満月の時は魚が非常に釣れにくいし、逆に新月の時にはメチャクチャ釣れやすくなる。海釣りの場合、その要素の一つとしては「潮の濃さ」が異なることが挙げられるが、満月の時の潮は「甘い」、新月時の潮は「辛い」。これはそれぞれの日の海水から作った食塩を舐め比べてみれば一発で分かる。

 

・満月の日など月明りがはっきりとしている日や、水の濁りが強い日などには、黒またはそれに近い色のルアーが良く魚が釣れる。これは水中(の魚の位置)から水面を見上げた時に、ルアーのシルエットが見えやすくなるためである。一部の魚種を除く魚の腹の部分が白っぽい色なのは、下から捕食者(フィッシュイーター)が水面を見上げた時に見つかりにくくするためのカモフラージュ効果があるから。

 

魚の腹の色に関連して、特にオスの魚については産卵期に婚姻色(赤色やオレンジ色など)がはっきりと出てくることがある。よって、対象魚の産卵期に使用するルアーの腹の部分に、自分で赤やピンク、オレンジ等の色を塗ってみるのも良い。メタルジグ等に「ブルーピンク」カラーが存在するのは、これらの理由にもよる。

 

・フロロカーボンラインは比重が高くて水に沈みやすいため、キャスト後にはラインが水の底付近を這うようになる。そこで魚のアタリがあった時に、竿を縦方向に立てて「合わせ(フッキング)」をしようとすると、ラインを縦(上)方向に引き上げる際に水の抵抗がかかってフッキングがしにくくなるし、魚もルアーの動きに違和感を感じてルアーを吐き出しやすくなる。よって、フロロカーボンラインを使った釣りで「合わせ」を行う時には、竿を縦方向ではなく、横方向に寝かせた状態で行うと良い。

 

・PEラインは感度が良いといわれるが、それは「ラインがピンと張った状態」での話。ラインに少しでもたるみがあると、どんなに大きな魚がヒットした時でもその感触はロッドには全く伝わらない。これはPEラインが「より糸」である(=非常にしなやかすぎる)が故の特性であって、モノフィラメントラインであるナイロンラインであれば、小さな魚のアタリでもはっきりとロッドに伝わる(店頭実演ありのお話でした。)。

 

・関西方面には「リーダーは必ずフロロカーボンライン」という人が多い。フロロカーボンラインは確かにハリも強度もあるが、一度傷が入ってしまった時にはナイロンラインよりも切れやすいし、一日使用しただけで(釣りをしている間にガイドに付着した砂埃等との摩擦によって)ラインが真っ白に(=細かい傷だらけに)なって、使い物にならなくなることも多い。よって、たとえばPEラインのリーダーとして使用する時などには、比重が高く水に沈みやすいフロロカーボンラインと、比較的より傷に強いナイロンライン、それぞれの特性をきちんと理解しておく必要がある。

 

・フロロカーボンラインを使用している時にリールを巻くと、ライン及びルアーは水の底を舐めるようにして巻き上げられてくる一方、ナイロンラインを使用している時にリールを巻くと、ライン及びルアーは少しずつ浮き上がってくるようにして巻き上げられてくる。狙いたい(=ルアーを通したい)タナによって、ラインを使い分ける必要性も生じてくる。

 

・どの分野でもだいたい共通する「よく魚が釣れるルアーの色」は「ブルー&シルバー」である。その次ぐらいにくるのは「ピンク系の膨張色」である。

 

大きな魚を釣るコツとしては、魚種ごとの生態や特徴をよく知っておく必要がある。バスの場合、大物はルアーの「リフト&フォール」の動きへの反応が極めて高い。これがシーバスでの大物狙いになると水面近くか底近くで動くルアーにしか反応してこないし、管理釣り場のトラウトであれば「ある一定のタナ」で無いとルアーを食ってこない。イトウ(そういう名前の魚がいるのです。)であれば、トゥイッチなどルアーにアクションを加えただけで大半の魚はルアーに見向きもしなくなるので、単調なただ巻きがベスト。

 

・スピニングリールを使うのであれば、ツーフィンガーグリップで握ってサミング(リールのスプールから出ていくラインに指で触れることで抵抗をかけて、仕掛けが水面に着水する時のタイミングをコントロールする方法)をすること、この二つを守るだけでキャスト時のライントラブルの大半は防ぐことが出来る。

 

・一般的に言われるところの「ナイロンラインの伸び」とは、ラインを両手で持って力いっぱい引っ張れば確かにラインが伸びる(のは当たり前である)が、5グラム10グラムのルアーを投げてリールで巻いてくる時の水の抵抗でナイロンラインが伸びる量は「ほとんどゼロ」である。

 

シマノのロッドにおける「使用可能な仕掛けの重さ」に関する表記は、厳密に計測した結果を元に行っているという訳ではなく、メーカーの担当者個人の感覚に基づいて「だいたいの感じ」で行っている。

 

・人はルアー釣りにおいて「魚の”リアクション”」という言葉をよく使うが、本来魚の”リアクション”とは必ずしも「動くもの(ルアー)への魚の反応」だけに限ったものではなくて、ウキ釣りの針についたエサなど「基本的に動かないものへの魚の反応」も”リアクション”である。これは、我々人間が道に落ちているお金を見つけると、つい反応して拾おうとするのと同じである。

 

まとめ

 「その他、村田さんが話されていたことの抜粋」に書き出した箇条書きは、村田さんが今日話していたことの一部分だけです。海外での釣りの話からフェラーリの部品の作成方法(マグネシウムホイールの冷間鍛造)の話、果てはご自身が好きなお酒の話など、村田さんのお話の幅はめちゃくちゃ広かったです。

 

 箇条書きの内容につきましても、トークショーが終わった後すぐに駐車場のクルマに戻って、耳からボロボロとこぼれそうになっている様々な話を忘れないようにと、とりあえずカバンに入っていた封筒にざっと書きなぐったものから拾ったものです。可能であれば、ぜひ録音しておきたいぐらいのボリュームと内容でした。

 

 この記事の内容にしても、書いている今覚えている限りのことを何とか文字に起こした状態なので、何かを思い出すたびに書き加えたり修正したりすることが出てくると思います…その辺りはどうぞご了承いただきたくお願いしたところで、今回のお話を終えたいと思います。

 次回もまた、どうぞよろしくお願いいたします。