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前回の記事に引き続いて、今回ははじめての海釣りの基本その2として「サビキ釣り」の道具を紹介いたします。サビキ釣りといえばファミリーフィッシングの王道と言えるぐらいに、お手軽に美味しい魚が釣れる釣り方です。
サビキ釣りに必要なもの
それでは、さっそく次の写真をご覧ください。
はい、「ちょい投げ釣り」の時と、仕掛けだけが変わっていますね。
写真右下の二つが、今回ご紹介する「サビキ釣り」の仕掛けです。
【コマセカゴ】
上の方にある、青いプラスチック製のカゴです。ここに「アミエビ」という、冷凍ブロックの形で売られている小さなエビを入れて海に仕掛けを沈め、竿を上下にゆすることでこのカゴからアミエビ(コマセ)が海中に撒かれます。
【仕掛け】
サビキ釣りの仕掛けは、写真の袋一つにつき一本入っています。白色やピンク色の小さなヒラヒラが付いた針が5本~8本ぐらい付いているのですが、この針が海中に撒かれたアミエビに混じってユラユラと踊ることで、アジやサバなどがエサと勘違いして食いつきます。
サビキ釣りで釣れる魚
上記の釣り道具セットで釣れる主な魚は、だいたい次の通りです。
・アジ
・イシダイの子供(サンバソウ)
・イワシ
・カマス
・コノシロ
・グレの子供(木っ端グレ)
・クサフグ(ここでも釣れます…が、食べられません)
・サッパ(ママカリ)
・サバ
・サヨリ
・スズキの子供(セイゴ、フッコなど)
・ベラ
・マダイの子供(チャリコ)
・メバル
サビキ釣りの特徴
今回ご紹介するサビキ釣りは、虫エサを針につけたりといった作業を必要とせず、コンビニでもらったプラスチックスプーンなどでカゴにコマセを入れて仕掛けを海中に沈め、竿を上下にゆすっていれば勝手に魚が針にかかるという釣りです。
家族で初めて釣りをするには、非常にお手軽な釣りだと思います。
ただし、竿の長さの分だけ海に突き出た場所でしか仕掛けをゆすることが出来ないので、ちょい投げ釣りに比べると魚を探れる範囲が狭いです。
とは言っても、コマセが潮の流れに乗って海の中に広がっていけば、その匂いをたどって遠くの魚が寄ってくるので、それほど大きなデメリットとは言えないでしょう。
…いや、実のところは「遠投サビキ仕掛け」という、ちょっと違う仕掛けの作り方もあったりするのですが、仕掛けの作り方がちょっと難しくなるので、こちらについては後日機会があればご紹介いたします。
むしろこの「サビキ釣り」で最も気を付けていただきたいのは、コマセが「非常に臭い」ことです。アミエビそのものはもちろん、アミエビの冷凍ブロックが溶けた時に出てくる汁が、もの凄く臭います。
誤って服に付着したぐらいだったら洗濯をすれば済む話ですが、もしも万が一クルマの中などでこの「コマセ汁」をこぼしでもしたら…お父さん、おそらくお母さんにこっぴどく叱られること間違いなしです。
その辺りの対策としては、チューブ入りのコマセというものも売られています。商品によっては、良い香りのするものも売られているようです。
ただし、個人的な経験上から言えば、チューブ入りのコマセよりも冷凍ブロックのコマセの方が、魚が良く釣れました。
チューブ入りのコマセの場合、冷凍ブロックのコマセと比べると目が細かいといいますか、海中に入れた時に霧状に散ってしまうため、サビキ仕掛けの針だけが目立ってしまっていたのかも知れません。その点、冷凍ブロックのサビキは解凍するとエビの形のままで溶けてくれるので、海中に入れた時にサビキ仕掛けの針がその中に混じっていても、魚に違和感を感じさせないのではないかと思います。
次の記事では、魚を釣るための仕掛けの作り方(というか、つなぎ方)をご紹介していきますね。まずは「ちょい投げ釣り」からです。
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