家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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使い方は人それぞれ 「バッカン」がいろいろ便利な件について


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 サンタさんへのお願い事は、山のようにあります。Jackです。

 

 ちなみに、うちの子供達は「現金派」になりつつあるようです…長男辺りは「すぐに欲しいものが無い」、次男は「お金を貯めてもっと高いものが欲しい」ようでして。しっかりしているというか、夢がないというか。(苦笑)

 

 さて、今回は釣り道具「バッカン」についてのお話です。初めて釣りをされる方にとっては「バッカン? 何じゃそりゃ?」だと思いますが、どうぞよろしくお付き合いください。

 

 

「バッカン」がいろいろ便利な件について

「バッカン」とは?

 釣りの世界でいう「バッカン」とは、基本的にはコマセ(撒きエサ)を入れるバッグのことを指します。

 

 「釣りの世界で」と言いましたのはこのバッカン、釣り以外でも建築現場や解体現場で使用される鉄製の容器(主にゴミや不要物、産業廃棄物、建築廃材等を入れる)のこともバッカンと呼ぶそうでして…むしろこちらの方が、世間一般でいうところのメジャーな「バッカン」なのだそうです。

  ちなみにバッカンの語源は、昔軍隊で使用していたご飯を入れる缶のことを「飯缶」「麦缶(麦ごはんを入れていたから)」と呼んでいた(現在も自衛隊や給食業界では、ご飯を運搬するアルミ缶をバッカンと呼んでいるそうです。)からという説が有力なようです。

 

 では、このバッカンがどのようなものかと言いますと…

 

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 こちらの四角いバケツが、釣りの世界の「バッカン」です。

 素材は水汲みバケツと同じEVA(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)製のため、防水性があり、(製品にもよりますが)かなりしっかりとした作りになっています。サイズやカラーも色々とありますが、写真のものは横36センチメートルのもので、市販されている商品の一般的なサイズからみると二番目に大きなものです。

 

 写真のものはオープンタイプのものですが、チャックで閉じる蓋がついているものが一般的ですね。

 その理由は主に「中身のコマセを辺りに撒き散らかさないため」といったところでしょうか…人によっては釣具屋さんでコマセを作って、クルマに乗せて釣り場に行くこともあるそうですが、そんな時に蓋が無かったらクルマの中が匂いで大変なことになってしまいます。(笑)

 

 ちなみに、釣具屋さんで販売されている時には、たいていは折り畳まれた状態で売られていて、これをそのまま使用すると折りグセがついたままになり、非常に不便です。

 これはEVA製品全般に言えることですが、この折りグセを直す時にはお風呂の残り湯などを汲み入れて、しばらく置いておけば綺麗な形に戻りますよ。

 

エサ入れ以外の使い方って?

 先にも申し上げました通り、このバッカンは本来コマセを入れるためのものなのですが、防水性がありモノを入れる際の間口が大きいこともあって、釣った魚を活かして入れておくバケツに使用したり、釣具を持ち運ぶためのバッグに使用したりといった使用法が釣り人の間で広く知られています。

 僕が実際に使用していて、今回皆さんにご紹介する使用法は後者です。

 

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 見た目が非常に悪くて恐縮ですが、日常の釣りにおいて僕はこんな感じで使用しています。いつもはこの状態で家の釣具置き場に置いてあるのですが、釣りに行く時にはそっくりそのままこのバッカンを車に乗せます。

 

 では、このバッカンの中身はどうなっているかと言いますと…

 

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 これらのものが入っています。中身の詳細(僕にとって使用頻度が高い順)は、次のとおりです。

 

・エサ入れ(イシゴカイやアオイソメなどの虫エサを入れる)

・偏光サングラス

・釣り用タオル2枚

・電気系の道具(エアーポンプ、ヘッドライト、乾電池)が入ったバッグ

・ビニール袋(釣った魚やゴミを入れるのに使用)

・ちょい投げ仕掛けが入ったボックス

・水汲みバケツ

・コマセ用の集魚剤

・サビキ釣り用のパック入りコマセ(アミエビ)

・コマセを撒くための杓2本(長い方がメイン、短い方はサビキ釣りの時にアミエビをコマセカゴに入れたり、メインを海に落としたりして無くした時のサブとして使用。)

・コマセミキサー(写真真ん中のちょっと右側にある、半円形の金属製のヘラがついたものがそれです。)

・フィッシュグリップ(魚の口をつかむタイプと、魚の体をつかんで使用する金バサミ)

・各種ジップロック製品(袋タイプ2枚、樹脂ケースタイプ2つ)

・吸盤脱着式のロッドスタンド

・ブラクリ仕掛けを入れたケース

 

 バッカンのサイズの割には、色々と雑多なものをまとめて入れることが出来ます。

 そして、バッカンの素材や作りがしっかりとしているため、多少乱雑に扱っても壊れることは滅多にありません。なかなか便利でしょ?

 

最後に

 我が家の海釣りの頻度はウキ釣りがメインで、その次がちょい投げ釣り、たまにサビキ釣りです。

 ウキ釣り用のタックルボックスは別途あるのですが、それとこのバッカンのセット、ルアーロッド&リール、クーラーボックスがあれば、我が家のファミリーフィッシングほぼすべてに対応可能です。

 

 道具入れとして見たバッカンについて、唯一最大のデメリットがあるとすれば「マイカー釣行以外では使いづらい」といったところでしょうか。

 公共交通機関を利用される方の場合、蓋付きのタイプで大きめのものを用意して「現場ではコマセ入れ、それ以外の場では道具入れ」として使用すれば、何とかなると思いますが…ただしこの場合、釣り場でコマセ入れとして使用したあとは綺麗に洗ってからでないと、帰りの道具入れとして使いづらいという問題は残ってしまいますね。(苦笑)

 

 いずれにせよ、道具入れとして見た時のバッカンは「必要なものだけをポイポイっと入れて持ち運べる、頑丈な防水バッグ」ぐらいに見ていただくと良いでしょう。釣り以外でも、例えば外出先で濡れた衣類などを入れておくなどといった用途にも使えますよ。

 釣りのスタイルは人それぞれですが、今回の記事が皆さんの参考になれれば幸いです。

 

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 僕が使用しているのは、タカ産業さんのバッカンです。大手釣具メーカー以外の製品としては、かなりしっかりとした厚みのある素材で出来ているのでお勧めですよ。

 

 蓋付きの製品となると、こちらになります。どうぞご参考までに。

 デザインやカラーは釣具メーカー各社から色々と販売されていますので、好みのものが見つかったらそれが一番良いと思います。