家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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「釣れている場所」はオープンにする? 釣り場の保護の難しさ


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 めっきり寒くなってきたので、実釣ネタがありません。Jackです。

 子供達は釣りに行きたいと言ってくれるのですが、この時期だとボウズ(釣果無し)で終わってしまうことも多いので、なかなか足が向きません。困りました。

 

 今回は「釣れている場所」の情報の取り扱いについて、個人的な意見を述べてみたいと思います…誰もが一番知りたいことで、ネット上の検索上位にも必ず挙がってくる話題なので、当サイトとしてもいつかは触れておくべきかと考えていましたが、いざ記事を書くとなると色々とためらいますね。(苦笑)

 今回は色々と厳しいことを言うかも知れませんが、なにとぞあしからずです。

 

 

「釣れている場所」はオープンにする? 釣り場の保護の難しさ

釣果は見せたい、でも場所は教えたくない「釣り人の性(さが)」

 日頃他の皆さんのブログなどを拝見する中で、「こんな魚が釣れました」という記事はたくさん見かけます。大きな魚やらたくさんの魚やら、大変うらやましい限りです。良かったですねぇ。

 

 では、その魚がどこで釣れたかというお話になると…皆さん一様に口をつぐむんですよね。まあ、その気持ちは何となく分かります。(笑)

 

 中には自分と釣った魚の部分以外は、全部ボカシで消してしまう方もおられるようです…写真の背景がそのままだと、その場所を知っている人が見ればどこの釣り場なのかが分かるからです。

 でも、そういう人のブログ記事って、ご自身が「釣れた!!」って言っている部分以外にはあまり読むところがないことが多くて、読んでいても「正直、ちょっと…」って思うこともしばしば。いきなり厳しいことを言って大変申し訳ありませんが、ブログの読者にとっては何もメリットがないです。せいぜい「ああ、この記事を書いている時期にこの魚種が釣れていたんだな」ってことが分かるぐらいでしょうか。

 

 そういった意味では、釣り場の地名を明らかにして記事を書かれている方については「読者にとって大変優しい方、思いやりのある方」だなと、素直に尊敬します。

 あ、最初から場所について全く触れていないブログ(背景入りの写真なども掲載されていないなど)については、そのこと自体が運営者さんの方針なのか、あるいは「そもそもそういう写真(自撮り)を撮るという意識が無いのかも?」ということで、僕がどうこう言う立場にはありません。

 

Jackの場合は?

 では、僕が記事を書く時のスタンスはどうなのか?

 人様のことをあーだこーだと言っておいて何なのですが、「ある程度の地域名までは記載して、写真(背景など)はそのまま」というのが現状です。

 

 「読者の皆さんには一つの記事の中からでも、出来るだけ”何らかの情報”を得てもらいたい」というのが主な理由ですが、正直なところ写真の背景にまでボカシを入れるなんて面倒臭いです。(苦笑)

 

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 人物の目線やクルマのナンバープレートなど、個人情報にかかわる部分には「消し」を入れますが、それ以外はそのままです。

 

 「ある程度の地域名までは記載」の部分については…ちょっと取扱いに悩むところですね。その理由は「具体的な場所を知ってもらっても、必ずしも誰もが同じ場所で同じ釣果に巡り合えるとは限らないから」です。

 

 その時の天候や潮汐の状況、釣りをする時間帯、仕掛けの作り方(使用するエサを含む)などで、同じ場所でも釣果が随分と変わってきます…このことは、僕自身も最近身をもって体験しました。

 

www.familly-fishing.net

 

 また、僕が釣行する場所のうち非常にメジャーな場所(=釣り場の面積が広く、常時大勢の釣り人が集まる場所)であれば、具体的に地名を書いています。日本鋼管や尾鷲漁港、七里御浜海岸などがそうです。

 

 これらの場所については、釣行する人が常に多いので、釣果情報が皆さんの参考になるのではないかと思うことと、釣り場のキャパシティ(釣り場の広さや、そこで釣れる魚種・魚の数の豊富さなど)を考えると、地名をオープンにしても大きな影響はないことなどがその理由です。

 

 一方、マイナーな漁港などの場合は地域名のみを表記していますが、その理由は、例えば「伊勢湾」と「東京湾」「大阪湾」では、全然状況(地形や天候、おおまかな潮の動き方など)が異なるので、お互いの場所の釣果は比較的参考にしづらいものの、三重県沿岸で言えば「伊勢湾内」「伊勢志摩」「南勢以南」など、ある程度の地域のくくり(似たような地形、気候、潮の流れ方の場所)で釣果を参考にすることは十分に可能だからです。

 

悩ましい問題は「釣り人のマナー」

 実のところ、マイナーな漁港などについても地名をオープンにすることについて、やぶさかではないと考えていた時期が僕にもありました。

 

 その理由は、これまた非常に言い方が悪いですが「釣れている場所を知ったというだけで、魚が釣れる訳では無いから」です。何度も同じことを言ってしまいますが、天候や潮回り、釣り方によって釣果は随分と変わります。あとはその人の腕次第、いかにその釣り場の状況に自分の釣り方を合わせられるかの方がよっぽど大切です。

 

 それなのに、多くの方々は「釣れている」という情報だけで判断して、その釣り場に殺到するんですよねぇ。

 

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 数年前、釣具屋さんのホームページで「日本鋼管アオリイカが釣れた」という記事が掲載された直後の、日本鋼管の早朝です。ここに写っている人ほぼ全員が、エギング(エギというルアーを使ったアオリイカ釣り)をされていました。

 

 それまでは日本鋼管でエギングをしている人など皆無だったというのに、「釣れた」という情報だけでこのありさま…まあ、かく言う当時の僕もそのうちの一人だった訳ですが。(笑)

 

 この時は皆さん必死にエギを投げまくっていましたが、釣果はゼロ…そりゃそうですよ、そこにいるアオリイカはもう既に他の人が釣ってしまっているのですから。いくらアオリイカが釣れたと言っても、そんなにたくさんのアオリイカ日本鋼管に着岸していた訳でもないですし。

 

 このように、後追いの情報で釣りに行っても、狙った魚が必ず釣れるとは限りません…が、「今この地域でこの魚が釣れているのなら、近くの似たようなこっちの場所でも、ひょっとして?」と考えることは大変重要です。僕がマイナーな釣り場を地域で表記するのは、この辺りにもポイントがあります。

 

 しかし、こうやって大勢の釣り人が集まる際に、中にはマナーが大変悪い方などもいる訳でして…ごみのポイ捨てとか、仲間内だけで狭い釣り場を広範囲に占拠してしまうとか、他人の釣座の目の前に平然と仕掛けを投げ込むとか、ぶっちゃけ他府県ナンバーのクルマで来ている釣り人に非常に多いです。

 

 そういう人達が安直に「今釣れているから」という理由だけで一つの釣り場に集まって、他の釣り人達や地域の方々に迷惑をかけまくった結果「釣り禁止」とされてしまっては、たまったものではありません。

 

 よって個人的には、自分が釣りをした地名をオープンにすることによって「他の人に魚を釣られてしまう」「自分だけの穴場にしておきたい」という思いはあまり無い(いやまあ、そりゃ少しぐらいはありますが…)のですが、「マナーが悪い人に”みんなの釣り場”を荒らされて、そこで釣りが出来なくなるのは御免こうむりたい」というのが本音です。

 

 まあ、他府県の釣り人全員がそうだとは思いませんし、三重県内の釣り人でもマナーの悪い人はいますし…自分自身も気を付けなければいけない部分だとは思います。

 

僕の釣り場の探し方

 では、どのように「釣れている場所」を探すと良いのか…僕の場合は、もっぱらお師匠様からの情報を頼りにすることが多いです。(苦笑)

 

 でも、真面目な話として「仲間内の情報ネットワーク」であれば、お互いに相手の人柄も分かっているので、情報共有をしてもメリットこそあれどデメリットはありません。その仲間内にマナーの悪い人(自分自身を含む)がいれば、これまた話は別ですが。

 

 次は「ひたすら自分の足でデータを積み重ねる」でしょうか…うちのお師匠様が非常に釣りが上手なのも、この辺りに主な理由があります。お若い頃から近隣のあちこちの釣り場に足を運び、時と場合によってはその釣り場に潜って(笑)積み重ねられた情報を持っておられるので、本当に凄いと思います。

 

 という訳で、現状僕一人の釣行であれば、釣りニュースや他の皆さんのブログ情報などを見て「今ここでこの魚種が釣れているのなら、この辺りでも同じように釣れているのではないか」などと推測してターゲットと釣り場を決め、実際にそこへ足を運んで釣ってみること、その結果については同じ釣り仲間としてお師匠様にもフィードバックすることなどを心掛けています。

 

 ちなみに子供連れの時には、ボウズを引かせるのがかわいそうなので「かなり逃げた釣り」になります。具体的には「ここならば絶対に何かは釣れるだろう」という場所で、「この仕掛けならば絶対に何かは釣れるだろう」という釣り方で釣りをします。(笑)

 

 その他、特に海釣りを初めてされる方に断然オススメなのは「釣具屋さんで、今どこで何が釣れているかを聞く」です。知り合いの釣り人同士のネットワークも重要ですが、釣具屋さんに集まる釣果情報にはかないません。釣り方や良く釣れているエサの情報なども含めて、恥ずかしがらずにバンバン聞いてしまいましょう!!

 ちなみに僕も、別段これと言ったあてもなく、とりあえず釣り道具一式を抱えて出かけた時などには、釣具屋の店員さんに聞いたりしていますよ。

 

最後に

 本当に同じことを何度も言って恐縮ですが、僕としては「出来るだけ読者の皆さんに有益な情報を提供したい」「でも、行く先々の釣り場が”釣り禁止”になるようなことにはなって欲しくない」ので、微妙なさじ加減で釣果情報を掲載しているというのが実情です。お互いにマナーを守って、楽しく釣りを続けましょう!!(笑)

 

 …いやホント、年々「釣り禁止」になる漁港やサーフが増えてきているんですよ。あるいは、看板などで明記はされていないものの、釣り人ってだけで地域住民の皆さんから露骨に嫌な目で見られるとか。あと、僕の通うフィールドではまだ見かけていませんが、死亡事故が多発する場所が立ち入り禁止になるってケースも見受けられます。

 

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 地元の皆さんも、こんなことを書きたくて書いている訳ではないはずなんですよ。

 

 という訳で、「釣り場にゴミを捨てない」「漁港関係者の皆さんの邪魔をしない」「地域住民の皆さんに迷惑をかけない」「安全対策はしっかりと」、お互いにこの四つは絶対に守りましょうね。