家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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でっかいルアーと、外洋航路での釣りの話


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 最近寒い日が続きます、釣りにはなかなか行けません。Jackです。

 

 …はい、今回もどちらかといえば日常ネタのブログ記事です。

 まあ、そんな話もあったんだなって感じでお付き合い下さい。(苦笑)

 

 

でっかいルアーと、外洋航路での釣りの話

とある釣具屋さんにて

 先日、とある釣具屋さんにてとても大きなルアーを見かけました。

 

f:id:Jackpot_fishing:20190110084510j:plain

 デカダッチだって目じゃないぜ!!(笑)

 

 何でもこのルアー、「ジャンボラパラ」という商品なのだそうでして…ルアーメーカーの老舗であるラパラ社から発売されているミノーの超巨大版です。

 全長は183センチメートル、僕の身長よりも長いです。もちろん実際の釣り用ではなく「インテリア用」で、お値段は4万円(税別)となっていました。ちなみに、「ジャンボラパラ」には75センチメートルバージョンのものもあるそうです。

 

 お店のPOPには「日本で4本しかない(うち2本が当店に来て、残り1本!!)」と書かれていましたが…ネット上で検索してみると、以前からちょくちょくと日本に輸入されているような感じでした。

 

参考URL:泉裕文オフィシャルブログ コアマン道中膝栗毛「巨大ルアー」

 

 ルアーメーカー「コアマン」の泉さんは、このジャンボラパラを2本持っていた(現在も持ってるのかな?)そうです。

 

 ブログ記事を拝見したところ、フックやスプリットリングも付属しているようですが…ルアーのサイズの割には細いフック(そして更に華奢なスプリットリング)に見えました。まあ、実際に釣り用として市販されているルアーと同縮尺のスプリットリングだと、ルアーやフックと連結させるだけでも大変なことになりそうですが。(苦笑)

 

父から聞いた、外洋航路での釣りの話

 最初は「こんなバカでかいルアー、シャチでも釣るのかねぇ?」などと思ったのですが(だって、ルアー本体のサイズがマグロやカジキぐらいありますし)、その後で思い出したのが昔父から聞いた、外洋航路での釣りの話でした。

 

 父は現役時代、オイルタンカーや貨物船の機関士をしていて、外洋航路(今でも僕の記憶に残っているのは、イラン・イラク戦争当時にペルシャ湾原油を運ぶオイルタンカーに乗っていた)を行く船に乗っていたのですが、「その道中でカジキやマグロを釣っていた」と言っていました。

 

 何でも、巨大なオイルタンカーの船の横から竿だかアームだかを延ばして設置し、カジキやマグロを釣るためのルアーをトローリングの要領で海中に投げ込んでおくのだとか…そして、魚が掛かると仕掛けのついたワイヤーが竿(アーム?)から外れて、ワイヤーの途中に固定されていた球体(確かバスケットボールとか何とか言っていたような…?)が船の横っ腹を「ボーン!!」と叩いて知らせてくれる、と言っていました。

 

 父が乗っていた船の大きさについては、下記参考URLをご参照いただければと思います。

 小学校高学年ぐらいの頃までは、母に連れられて日本に戻ってきている父に会いに行ってましたが、その時に連絡船(当時は「通船(つうせん)」と呼んでいました。今もそうなのかな?)に乗って沖に停泊している父のいるタンカーへと乗船した時には、甲板の端から端から端までがはるか彼方の距離で良く見えなかったことを覚えています。

 

参考URL:出光タンカー株式会社「出光タンカーの歴史と原油タンカーの分類」

 

 後日「あんな超巨大なタンカー(現在の米軍の原子力空母よりも相当大きい)に乗っていて、船のサイズからしたら相当小さな球体が船を叩く音なんて分かるの?」と聞いたところ、父は「分かる分かる、全然問題無かった」とか言っていましたが…オイルタンカーは原油を積んでいるとはいえ、基本的には「超巨大なタンク」が船体の大半を占めているので、船体を叩く音は非常に良く響くのだそうです。

 

 ちなみに、当時釣り上げた魚はその都度、乗組員への日々の食事として提供されていたそうです。

 月単位で外洋を移動する船の上では、新鮮な食材というのは貴重なのだそうでして、釣りと家庭菜園が趣味だった父は乗船している船の上で、上記のように釣りをしたり、船内でプランターを用いた野菜作りをしたりして食材提供をしていた模様です。

 

 また、父は船の上での食生活の習慣から、陸の上では鶏肉を一切口にしません。

 その理由は「食肉として鶏肉は一番安価で、船の上でいつも食べていたから見たくもない」のだそうです…これもまた、現在の船員さん達の食生活でも同じなのでしょうか?

 

 その他、父は桃も一切口にしませんが、こちらの理由は「昔、船に乗っている時に何かの理由で桃の缶詰をたくさんもらって、その時にたらふく桃を食べて嫌になった」とか言っていました。船の上での生活は、何かと色々大変なのだそうです。(笑)

 

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