家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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一つのリールで何でも釣ろう!! 替えスプールのススメ


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 ここ最近、各釣り具メーカーから発売される釣具の2019年モデルの情報がだんだんとオープンになってきていますね。Jackです。

 

 僕もこの時期は特に、釣りに行けないうっぷんなどからついつい新しい釣具に目が向いてしまうのですが…今回は現在の手持ちの釣具の守備範囲を広げる方法の一つとして「替えスプール」をご紹介いたします。

 

 新しいリールを買い足さなくても、替えスプールを買い足せば、お財布に優しく釣りの幅を広げることが出来ますよ。(笑)

 

 

一つのリールで何でも釣ろう!! 替えスプールのススメ

僕が現在使っているリールの現状

 ここ最近の僕はいわゆる「マルチアングラー」として、季節に応じて様々な魚種・釣法の釣りをしているのですが、その際に使用しているスピニングリールはシマノの「12エアノスXT」ほぼ一択です。

 

 「12」は西暦の下二ケタを表していて、すなわち2012年から発売されたモデルという意味です。

 廃番になってからもう数年が経過しているはずなのですが、昨年の年末に地元の釣具屋さんの年末セールで12エアノスXTの在庫品が格安で販売されていた時には、思わずスペアリールの追加用として買ってしまいそうになりました。(笑)

 

 ちなみに、なぜこのリールを使用しているかと言いますと「初めて大手釣具メーカーのスピニングリールを買おうとした時に、お手頃価格かつ手に持ってリールを巻いた時のフィーリングがかなりしっくりきたから」でした。

 

 リールの巻き心地に大きく影響すると言われている「ボールベアリング」というパーツの数も、12エアノスXTでは3個しか使用していません。

 もっと高価なリールになると、もの凄い数のボールベアリングを使用している(2019年に新発売の「ヴァンキッシュ」というモデルでは11個)のですが、個人的には「ボールベアリングの数が増える程に、メンテナンスに気を遣う必要性が高くなるのかな」って思っています。

 

 と言いますのも、基本的にリールの構造は入門機も高級機もほぼみんな同じな中で、ボールベアリングの数が少ない入門機は、高級機がボールベアリングを使用している部分にはプラスチック製の「カラー」と呼ばれるパーツを使用しているのですが、道具の扱いに慣れていない(あるいは道具の扱いが雑な)ユーザーからすれば、プラスチックカラーの方が「錆びない」んですよね。

 

 この辺り、ボールベアリングを使用している機種になると、万が一にも海水が噛み込んで洗浄をきちんとしていなかったり、必要なオイルメンテを怠ったりすると錆が生じたりして、逆にリールの巻き心地が悪くなったり、最悪の場合スムーズに動かなくなったりする可能性が出てきます。

 

「替えスプール」とは何ぞや?

 すみません、ついつい本題から話がそれてしまいました。

 今回ご紹介する替えスプールとは、こんなパーツです。

 

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 僕が使用している12エアノスXTのうち、左側が2000、右側が2500Sというモデルです。そして、左側のリールの下にあるスプールと、右側のリールに取り付けられているシルバーのスプールが「替えスプール」です。

 

 左上のリールのスプールにはナイロンラインの2号(ウキ釣り、ちょい投げ釣り、穴釣り用)、その下のスプールにはフロロカーボンラインの2ポンド(0.5号換算、ジグヘッドとワームを使ったアジング・メバリング用)、右上のリールのスプールにはPEラインの0.6号+リーダーとしてフロロカーボンライン2号(ちょい投げ釣り、各種プラグやメタルジグ等を使ったルアー釣り、エギング用)、その下のスプールにはPEラインの0.8号*リーダーとしてフロロカーボンライン5号(ルアー釣りやボート釣りで、特に派の鋭い魚を釣る時用)を巻いてあります。

 

 リール本体は2000番及び2500番のスピニングリールなのですが、この二種類はスプールの直径及びリールを巻いた時のストローク量が全く同じなので、ボディ部分は全く同じと言って良いです。具体的には12エアノスXTの場合、リール本体が2000番~C3000番までの間であれば、それらのスプールには互換性があります。

 という訳で、上記の組み合わせで一つのリールに対して4種類のライン、1個のスペアボディを用意した様々な魚種・釣法に対応できるという訳です。

 

 なお、この替えスプール、本来リールについていたものと色が全く違いますが、実は「12エアノス」というモデルのものを使用しています。その理由は「12エアノスXTの替えスプールと互換性があるが、12エアノスの替えスプールの方が安いから」です。

 12エアノスXTの替えスプール1個が2,000円(税別)するのですが、12エアノスの替えスプールは同じサイズのものが700円(税別)で買えてしまいます。色や若干の作りの違いが気にならないのであれば、当然ながら安い替えスプールの方が数も揃えやすくてお得ですよね?

 

 そしてこの替えスプール、リール本体が高級機になればなるほど1個当たりの単価が高くなっていきます…参考までに同じシマノの「中級機」として見た「ストラディックCi4+」の場合、同サイズのリールの替えスプールは1個で5,000円(税別)となっており、入門機のスピニングリールが買えるぐらいの値段になってきます。

 これがハイエンドの「ステラ」になると替えスプール1個が12,000円(税別)、同サイズの「17アルテグラ」が実売価格で一つ買えてしまうんじゃないですかね?(苦笑)

 

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 ちなみにこの12エアノスの替えスプール、過去にご紹介した入門用スピニングリール「11アリビオ」とも互換性があります。

 

www.familly-fishing.net

 

 シマノの公式ホームページ上では「互換性あり」とは書かれていませんが、実物に取り付けてみればこれ、この通りです。

 

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 12エアノスの替えスプールを取り付けた11アリビオの、ドラグノブ部分です…サイズはぴったり、動作も全く問題がありません。

 

 という訳で、11アリビオをご購入された方で「ちょっと違う釣り」をしてみたいと思われた方は、その釣りをするためのライン(糸)を巻くことが出来る12エアノス用の替えスプールを手に入れてみてはいかがでしょうか?

 

 ちなみに、11アリビオの替えスプールは1個800円(税別)で、かつシャロー(浅溝)スプールのラインナップがありません。

 アジング・メバリング用の極細フロロカーボンラインや、各種ルアー釣り用の細めのPEラインを巻くのであれば、シャロースプールが断然便利(普通の溝の深さのスプールだと、下巻き用の糸で底上げをする必要が出てきます。)なので、12エアノス用のシャロースプールが価格的にも断然お勧めですよ。

 

替えスプールの購入方法

 では次、この替えスプールはどこでどのように買うことが出来るのか?

 

 ズバリ、近所の釣具屋さんで発注して下さい!!

 

 替えスプールは釣具メーカーとして「補修部品」扱いとなっているため、Amazon楽天などの一般的なネット通販では購入することが出来ません。リール改造用のアフターパーツとしての商品であれば、この限りではないのですが…。

 

 また、万が一にも互換性のない替えスプール(サイズ違いはもちろんのこと、スプールの作りそのものが異なるために互換性がないケースもあります。)を買ってしまうことがないようにするためにも、釣具屋さんからメーカーにも問い合わせをしてもらうなど、きちんと情報を調べた上で購入するのが良いです。

 

 あと、替えスプールは常に在庫がある商品という訳では無いようで、僕が発注をかけた時には「次の生産予定が一か月後なので、それまで入荷は待ってください」と言われました。

 純正の替えスプールは、欲しいと思った時にすぐに買えるパーツではないので、今のような釣りのオフシーズンのうちに「いつ頃入手できそうか」も含めて確認して発注することをお勧めします。

 

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 釣具屋さんから購入した時には、メーカーからはこのような状態で発送されてきました。同時に2個の替えスプールを購入したので、個別包装の替えスプールを一つの緩衝材にまとめて送ってくれていました。

 

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 個包装はこんな感じで…

 

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 なかなか丁寧というか、厳重というか…

 

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 全部の包装から取り出した替えスプールの状態は、こんな感じでした。

 

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 スプール単体での、12エアノスXTのもの(左側)と12エアノスのもの(右側)の比較です。

 値段の差の分ですが、12エアノスXTのものはスプールに直接ペイント表記がなされている一方、12エアノスのものはスプールの表記がシールでなされています。

 

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 今度はスプールの内側の比較画像です。12エアノスXTのものはアルミの削り出し(と見られるもの)であるのに対して、12エアノスのものはおそらく鋳造(金属の地肌部分が荒っぽい)のように見受けられます…まあ、性能に大きく影響することではなかったので、僕の場合は気にしませんでしたが。(笑)

 

 なお、替えスプールを釣具屋さんで受け取った時に、自分でリールに糸を巻くのが難しいという方は、替えスプールを付けるリールをお店に持参して、お店でラインを巻いてもらうと良いでしょう…その際には、ラインも替えスプールと同時に購入しておくと心情的にも頼みやすいですよ。

 

まとめ

 先にも書きましたが、替えスプールの数(=様々な太さや素材のライン)を揃えることが出来れば、手持ちのリール一つだけでも様々な釣りに対応することが出来ます。

 

 そして、替えスプールの1個当たりの値段はリール本体の価格が高くなるほど高価になりますので、自分がメインで使用するリールの価格(正確にはそのリールの替えスプールの価格)を注意して選ぶことは、より効率的な釣りをしていく上で非常に有効です。

 

 まあ、うなるほどのお金を持っていれば(あるいはメーカーさんからのサポートを受けているような、釣りが上手な人であれば)、気に入ったリールを数多く揃えてとっかえひっかえって方法も取れるのかも知れませんが…僕自身にはそこまでの財力も腕もありませんので、ぼちぼちと地道にやっていくことにします、はい。(苦笑)

 

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 これから「初めてのリール」を買う方で、かつ「替えスプールのことも視野に入れておきたい」という方には、こちらのリールなどもお勧めですよ。

 

 この「ネクサーブ」の替えスプールは、2500番台のものが1個につき税別1,350円で、僕自身も「2500S(シャロースプールでノーマルギア)」と「2500HG(ノーマルスプールでハイギア)」の本体を1台ずつ+2500Sの替えスプール2つぐらいをセットで買って、ボディとスプールをとっかえひっかえして使ってみようと思っていた時期がありました。

 結局は「今のリールがまだ使えるから」ということで見送りましたが…。