家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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軽くて初心者にも扱いやすい シマノ・HOLIDAY ISOシリーズについて


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 先日久しぶりに釣りに行けました、Jackです。

 

www.familly-fishing.net

 

 その時の様子は、前回のブログ記事にてご紹介いたしましたが、今回はその時にちらっとだけご紹介した磯竿、シマノの「HOLIDAY ISO」についてお話しいたします。

 珍しく一日の間に記事を連投することになりましたが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

軽くて初心者にも扱いやすい シマノ・HOLIDAY ISOシリーズについて

実は僕が初めて買った、大手釣具メーカー製の釣竿

 今回ご紹介するシマノの「HOLIDAY ISO」シリーズ、実は僕が生まれて初めて買った、大手釣具メーカー製の釣竿だったりします。(笑)

 

 それまでは釣りをする際の道具に一切のこだわりがなく、釣具屋さんに置いてあるそれっぽい振出竿の中から適当に選んでいたのですが、大人になってから再開した海釣りの初期に、当時お師匠様からシマノかダイワの入門用のもので良いから、何か一本竿を買ってみたら?」と言われたのがその始まりでした。

 

 ちなみに、僕がシマノの釣具を主に使うようになったのは、その当時にお師匠様に「シマノとダイワ、買うならどちらが良いか?」と尋ねた時に、

 

お師匠様「うーん、どっちかって言われたらシマノかな? 特にリールに関しては、同じぐらいのレベルのものを比べるとシマノの方がしっかりしていることが多いかも」

 

 との答えが返ってきたので、それ以来の僕の「シマノ派」が始まりました。(笑)

 

 さて、この「HOLIDAY ISO」シリーズ、シマノにおける磯釣り・防波堤釣りの入門用ロッドということで、ターゲットとなる魚種の多彩さも相まって、非常に幅広いラインナップが展開されています。

 また、シマノにおける釣具のブランドとしても、非常に歴史のあるシリーズの一つです。

 

fishing.shimano.co.jp

 

 カタログスペックを見る際には、竿の強さについては「○号(数字が大きくなるほど、強く太くなります。)」を、竿の長さについてはその後ろの数字(「450」なら4.5メートル、「530」なら5.3メートルなど)をご覧ください。

 

 ちなみに、ダイワ製であれば似たようなシリーズとして「リバティクラブ・磯風」というモデルが販売されていますので、ダイワ派の方にはこちらもお勧めですよ。

 

「ホリデー磯」2号450について

 さて、僕が使用している「HOLIDAY ISO」のモデルは、2号450というものです。

 

 購入当初は「1.5号か2号か」「450か530か」といった点で非常に悩んだのですが、僕が当時使用していたリールに巻かれていたラインが2号だったこと(実は竿の選び方には、あまり関係が無いことだったのですが…:苦笑)と、初心者にとっての扱いやすさ(「長いと持て余すかも…?」と考えました。)から、このモデルを選びました。

 

 ちなみに、どの釣り具メーカーの製品にしても、一般的な磯竿の長さはほぼ「4.5メートル」か「5.3メートル」の2パターンのどちらかになります。

 「HOLIDAY ISO」には3メートル、3.5メートル、4メートルのものなどがありますが、個人的にはこれらの商品は小柄な方や女性・子供向け、あるいはかなり特殊な釣り場(竿の長さがネックになる場所)向けになるのかなと思っています。

 

 まあ、同じ磯竿のくくりに含まれるロッドでも、例えばシマノの「ボーダレス」シリーズのような、一部特殊なロッドもありますが。(笑)

 

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 現在市販されているものよりも一つ古いモデルなので、カラーリングは現行のものと異なります…個人的には、現行モデルの方がシックで格好良いまあこれはこれでアリかなと思いますが。(笑)

 

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 僕が持っているモデルの時には名称が「HOLIDAY ISO R」となっていました。
 この「R」の意味は、一体何だったのでしょうか…?

 

 さて、ご覧いただいたとおり「磯竿」とは、これまでにご紹介してきたどのタイプのロッドとも姿形が異なっていることと思います。

 

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 まず、竿の継数(竿を延ばしていく際に、何本分の継ぎ目を延ばすか)や、ロッドガイドの形状やサイズが全く異なります。

 

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 竿先のカバーを外した状態です。長めの竿に小さなサイズのロッドガイドを数多く付けることによって、魚の引くパワーを竿全体でしっかりと受け止めるような設計思想が見て取れますね。

 

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 こちらは外した竿先のカバーです。細くて繊細な竿先をしっかりと保護できる形状・作りとなっています。

 ちなみに、オレンジ色の細長い棒上のものは、ガイドに道糸を通す時に使用するためのものです。

 

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 棒の先端には穴が開いていて、ここに道糸を通してから竿先のカバーを外せば、先ほどご覧いただいた小さくて数の多いガイドにちまちまと道糸を通さなくても良い設計となっています…ただし、竿を収納する時には逆に、この棒をロッドガイドにちまちまと通していかないといけないのですが。(苦笑)

 

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 リールシート及びグリップ部分の一部の写真です。

 

 リールシートの形状は、振出竿や投げ竿などと同じタイプのものです。下側にある金具を手前へパチンと動かしてからリールを取り付け、アジャスターで調整してから金具を元の状態に戻せばリールのセットが完了です。

 

 1~2号までの磯竿に組み合わせるスピニングリールのサイズは、2000番や2500番、C3000番、3000番ぐらいまでの、やや小型のものが適しています。

 2000番未満のものだといくら何でも小さすぎますし、4000番以上のサイズとなると、3号~5号ぐらいのもう少しごついモデルが適しているのではないでしょうか?

 

 また、写真では分からない部分なのですが、リールのグリップ部分はつや消し塗装処理がされていて、釣りをしている間に手が滑りにくくなるような設計がなされています。

 ロッドの他の部分は「つるっ」とした手触りなのですが、グリップ部分だけは「ざらっ」とまではいかないものの「さらっ」とした感触になっています。

 

主な用途について

 特にこの「HOLIDAY ISO」シリーズの、釣りにおける主な用途は、ロッドの型番によって非常に多岐にわたるのですが、僕が使っている2号450の場合、主なターゲットとなる魚種はおおむね次のようなものです。

 

・アイゴ

・アジ

アオリイカ

イワシ

ウミタナゴ

カサゴ

クロダイ

・サバ

サヨリ

・サンバソウ(イシダイの子供)

・セイゴ(シーバス(スズキ)の子供)

・チャリコ(マダイの子供)

・ハゼ

・ベラ

メジナ

メバル

 

 磯竿というカテゴリーのロッドは、他の種類のロッドと比較すると「長さとしなやかさで、魚が引く力を上手にいなしながら釣り上げる」といった特徴があります。

 

 これがルアーロッドや投げ竿など、比較的硬さや太さがあるロッドであれば「リールを巻き上げるパワーで、強引に魚を寄せて抜き上げる」といった釣り上げ方が出来ますが、磯竿の場合は「魚が逃げようとするパワーを溜めて耐え、時間を掛けて魚を弱らせたところを寄せて玉網などでキャッチする」といったイメージでしょうか。

 

 なので、他の種類のロッドからすると繊細で華奢な見かけをしていますが、クロダイメジナ、マダイなど大きな魚を釣り上げることも十分に可能です(ただし、大きな魚を釣り上げるまでのやり取りには、そこそこ時間が掛かりますが。)。

 

 なお、この竿を用いた魚の釣り方は主に「ウキ釣り」「サビキ釣り」「胴付き仕掛け釣り」などとなり、その形状や構造などから「ちょい投げ釣り」「投げ釣り」「ルアー釣り」に適しているとは言えませんのでご注意下さい。

 

 あと、上記の対象魚種には挙げたものの、個人的にはハゼ釣りでは使ったことがありません…ハゼ釣りの場合は、ルアーロッドでちょい投げ釣りをすることがほとんどです。

 その他、アオリイカも対象魚種に含めましたが、これは「HOLIDAY ISO」シリーズのアオリイカ釣り用のモデルが、同じ号数、長さのモデルで穂先の色が異なるものとして販売されているためです。

 

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 電気ウキ釣り仕掛けをつけた状態が、こちらの写真です。

 

 クルマのサイズから見ても、これまでご紹介してきた数々のロッドと比べて非常に長いことが見て取れるかと思います…投げ釣り用のロッドでも4メートル程度だったのですが、この竿は4.5メートルあります。

 

 竿が長くなった分だけ、より遠くの魚を狙いやすくなったり、高い場所からの釣りがしやすかったり、あるいは足元に消波ブロックなど根掛かりの原因となるような障害物が多い時にも魚が釣りやすかったりするというメリットがあります。

 

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 津市・日本鋼管で海に磯竿を向けたイメージは、こんな感じですね。

 

 海面から少し高さがあり、かつ足元に障害物(消波ブロック)が多数あるので、ロッドの長さが活かせる釣り場の一例と言えるでしょう。

 ただし、その反面として低い場所からの釣りで足元のポイントを狙うようなパターンには対応しにくいとも言えます。

 

 参考までに2号450の場合、使用できるおもりの重さは1~4号、使用できるハリス(=道糸)の太さは1.5~4号までとなっています。

 このため、サビキ釣りをする際には注意が必要となるときがあります…コマセ(撒きエサ)を入れるカゴやら遠投ウキやらを使用すると、案外思ってもいなかった重さになっている時がありますので。

 

 仕舞寸法(竿を収納状態にした時の長さ)は102センチと、比較的コンパクトなのはありがたいです。ルアーロッドなどの並継竿だと仕舞寸法が130センチ程度、あるいはもっと長いものもあります。仕舞寸法が一番長いのは…おそらく投げ竿ですかね?

 

 自重は160グラム、その長さの割には非常に軽いです。

 2500番のスピニングリールが240グラム程度であることから考えると、ロッドとリールでだいたい400グラムぐらいの重さです。

 

使用時における主な注意点について

 最後に、磯竿全般に言えることなのですが、このロッドを使用する際の主な注意点についてお話しします。

 

1)(特に穂先が)繊細なので、ロッドが折れやすい

 先の複数の画像をご覧頂いても分かりますように、ロッド全体(特に穂先)が細く繊細に作られているため、手荒に扱うと簡単に折れてしまいます。

 

 とはいえ、非常にしなやかな竿でもあるので、魚のアタリを取る時ぐらいであれば竿を立てて曲げてもある程度までは大丈夫ですが、根掛かりを外す時には絶対に竿を曲げて仕掛けを切らないようご注意下さい。いとも簡単にロッドが折れます。

 

 このような時には、竿先をまっすぐ根掛かりの方向(海)に向けて、竿を曲げずにラインを引っ張って根掛かりを外すようにして下さい。

 ロッドが長いので、釣り場によってはこのように根掛かりを外すことが難しいケースも考えられますが…そのような時には、手にタオルなどを巻いてからその上に道糸をぐるぐると巻き付けて、道糸を引っ張って根掛かりを外すようにしてみて下さい。

 

2)仕掛けの重さや投げ方に注意する

 先の1)とつながる話ですが、ロッドが耐えられる限界を超えた重さの仕掛けを用いたり、仕掛けを投げる時に力いっぱい乱暴に投げたりしていても、ロッドが簡単に折れてしまいます。

 

 おもりの重さは「1号=3.75グラム」なので、この数値を参考にして仕掛け選びを行ってください。また、ロッドが耐えられる限界内の重さの仕掛けであっても、場合によっては「ふわっと仕掛けを投げる」ようにして下さい。

 投げ釣りやルアー釣りのように「ビシュッ!!」と仕掛けを投げるタイプのロッドではありません。

 

3)竿(特に内部)を直接水洗いしない

 僕も以前は、磯竿に限らず振出竿を使用した後の片づけの際には、家に帰ってから塩分や砂が残らないようロッドの内部にまでジャブジャブと水道水を注ぎ込み、長い時間をかけて内部を乾燥させる(これがまた、内部に入った水分がなかなか乾燥しなくて時間がかかりました。)ようにしていました。

 

 ところが、お師匠様曰く「振出竿の内部に水が入ると、なかなか水分が蒸発しなくて内部で腐食したり、水垢が残って竿の固着(伸ばした竿が、元に戻せなくなる状態を言います。)の原因になったりする」とのことなので、それ以降は使用直後に真水で絞ったタオルなどでロッドを何度も拭いた後、最後に乾燥したタオルで乾拭きをするようにしています。

 ガイド部分ぐらいであれば、水道水で洗い流した方が綺麗になるし問題もないのでしょうが、振出竿の内部には水が入らないよう気を付けてみて下さい。

 

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 現行モデルの2号450です。良く言えばシック、悪く言えば地味?(笑)

 

 こちらは僕が持っている旧モデルの、2号450です。

 カタログスペックの数値は、現行モデルと全く同じですね。

 

 ダイワ派のあなたには、こちらのモデルをお勧めいたします。

 同様のスペックの入門用ロッドとして、大変良くできたロッドですよ。