家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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ルアーマチックS86MLの最有力対抗馬!? ダイワ・ルアーニスト86MLについて


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 いつも本ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。Jackです。

 

 皆さんに各記事をご覧いただいているおかげをもって、当ブログにおいても色々な恩恵をいただいているのですが…その還元企画の一端といっては恐縮なのですが、先日のライフジャケットに引き続いて、このたび新しいロッドとリールを購入することにしました。

 

 そこで今回は、まずはロッドの方からご紹介していきたいと思います。

 対象となる商品は、ダイワの「ルアーニスト86ML」です。

 

 当ブログにおいて、皆さんにご覧いただいている記事の閲覧数で必ず上位に食い込んでくるのが、シマノのルアーマチックS86MLに関する記事なのですが、シマノと並ぶ二大釣具メーカーのダイワにおいてルアーマチックS86MLに対抗する(であろう)商品が、このルアーニスト86MLです。

 

 ちなみに、ルアーマチックS86MLについては、こちらの記事もご参照ください。

 

www.familly-fishing.net

 

 僕の場合、シマノの釣具を使うことが非常に多く、特にロッドについては今回のルアーニスト86MLが初のダイワ製品となりますが、当ブログにおいて「何でもロッド」としてご紹介しているルアーマチックS86MLとも比較しながら、特にダイワ党の皆さんに向けたレビューなどをお送りしていきたいと思います。(笑)

 

 

ルアーマチックS86MLの最有力対抗馬!? ダイワ・ルアーニスト86MLについて

特徴

 では、早速ですがこちらが商品の写真です。

 

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 商品がパッケージに入って売られているのは、シマノの「ルアーマチック」シリーズとの大きな違いですね。ロッドを入れておくためのナイロン製の袋も、別添で付いています。

 一方、ルアーマチックシリーズはいずれのモデルも、ナイロン製の袋に入った状態で売られていて、パッケージは無しです。

 

 その他、ルアーマチックシリーズとの大きな違いと言えば、ダイワの「ルアーニスト」シリーズはスピニングモデルのみの販売で、ベイトモデルのラインナップがありません…といっても、ルアーマチックもベイトモデルは2種類のみなので、ダイワは思い切ってスピニングモデルだけに特化したのかも?

 

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 商品の中身は、こんな感じです。

 パッケージの上にあって見づらくてすみませんが、保証書が添付されているのは地味にうれしいです。(笑)

 

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 ケース側面には、ロッドのスペックが記載されています。

 

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 反対側の側面には、このロッドの大まかな仕様が紹介されています。

 

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 2ピース構成のうちの、グリップ側の比較です。以下の写真もすべて、上側がルアーニスト、下側がルアーマチックとなっています。

 グリップ側全体の作りには、両者でこれといって大きな違いは見られません。

 

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 ただし、グリップ形状については、ルアーマチックが冨士工業のパイプシートを採用しているのに対して、ルアーニストではオリジナルのグリップ(というか、ダイワが「こういう形にして欲しい」と富士工業に頼んで作ってもらった?)が採用されています。

 微妙な凹凸の加減の違いですが、気になる人は気になる部分です。段差が少なくて、より握りやすい形状なのはうれしいですね。

 

 また、リールフットの取り付け部分は、ルアーマチックの方が若干前寄りになっています。どちらのロッドも基本的にはツーハンドで握るタイプですが、利き手と反対側の手(グリップエンド側の手)の動きをより大きくとれるルアーマチックの方が、少しだけ遠投能力の面で有利(右手は突き出しつつ、左手の「引き」を使うことでテコの原理が働き、ロッドをより強く素早く振れるため)かもです。

 

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 ロッドのバット(根元)部分のアップです。ここの表記で、ロッドのカタログスペックも分かります。

 適合ルアーウェイトについて、ルアーマチックが6~28グラムなのに対して、ルアーニストは5~25グラムです。ルアーニストのカタログでは、使用可能なエギ(イカを釣るためのルアー)の号数は2.5~3.5号となっていますが、仕掛けの重さに対するロッドの強さは、だいたい同じと言って良いでしょう。

 

 ルアーマチック、ルアーニスト共に、使用されているガイドリングはハードガイドですが、PEラインが使用可能と記載されています。ルアーマチックが0.6~1.5号、ルアーニストは0.6~1.2号まで対応となっていますね。

 ルアーマチックでは長年PEラインを使用していても、ガイドリングの削れなどは発生していませんが、ルアーニストは実際のところ、どんな感じなんでしょうね?

 

 また、ナイロンラインについても、ルアーマチックが4~16lb(「lb」で「ポンド」と読みます。だいたい4lb=1号と思ってください。)、ルアーニストが6~12lbに対応となっていますが、ここまでのカタログ数値を見ても、同じML(ミディアムライト)の硬さのロッドでも、シマノの方がやや強い作りになっているように見受けられます。

 

 といっても、これは別にダイワのロッドの方が弱いとか作りが悪いとかいう訳では無くて、あくまでもシマノとダイワの「ML」という硬さに対する基準の違いです…まあ同じメーカー内であっても、ロッドの用途(シーバス用、エギング用など)によって「ML」の基準が違ったりするそうですが。案外いい加減なものですねぇ。(苦笑)

 

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 今度はロッドのティップ側(穂先側)の比較です。グリップ側に比べると、こちらは大きな違いが見られます…ルアーニストの方が、ガイドの数が多くてガイドの大きさが小さいですね。

 

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 ティップ(穂先)部分を、もう少しアップで撮影してみました。ルアーニストの方が、より直径の小さなガイドを、よりロッドに近い位置(=ガイドの足がより短い)に数多く配置されていることが分かります。

 

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 2番ガイド(穂先から2番目のガイド)部分の比較のアップです。ルアーニストのガイドが、どれだけ小さいかが良く分かります。

 

 ルアーニストのこの特徴は、ルアーマチックに比べると「操作性」と「感度」を重視しているように見受けられます。小さなガイドを数多く付けることで、ライン(特に細めのPEライン)がロッドなどに絡みにくく、また魚(ルアーニスト86MLの場合は特にイカ)の繊細なアタリをより感じやすくしているのでしょう。

 

 ただし、この特徴はルアーマチックに比べると、遠投性という点においては少し不利に働くことでしょう。ガイドリングの直径が大きい方がラインの放出性は高いですし、ガイドの数が少ない方が「ライン放出時に抵抗となるもの」の数がより少ないですから。

 とは言っても、これはそれぞれのロッドのキャラクターの違いによるもので、どちらが良い悪いといったことではありません。

 

悪い点はある?

 ルアーニスト86MLという商品を手に取ってみた限り、欠点らしい欠点は見当たらないのですが…あえてケチをつけてみるとすれば…

 

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 ごく個人的な意見なのですが、ダイワのロゴ「Dベック」のマークが、何だか微妙に気恥ずかしいです。

 ダイワさんには大変申し訳ないのですが、何とも「いかにも釣具でございます」って感じで…ロッドやリールはまだマシですが、ウェア関係で大きなDベックがデカデカとついていたりするのは、どうも苦手です。

 こんなこと言ったら、ダイワの人やファンの人に怒られるよなぁ。すみません。(苦笑)

 

 あとは、そうですねぇ…パッケージ入りの販売であったり、オリジナルのグリップを採用していたりすることで、ルアーマチックよりも若干お値段が張る点でしょうか。定価8,200円で税別です。

 と言っても、ルアーニスト86MLの実売価格はだいたい6~7千円ぐらいで、ルアーマチックS86MLとの差は、大きくても千円前後…僕が釣具屋さんで購入した時の価格差は、ほとんどありませんでした。これまた誤差の範囲内です。

 

まとめ

 今回はダイワのルアーニスト86MLについて、商品を手に取ってみた範囲内でのレビューを行ってみましたが、いかがでしたか?

 

 僕が言うところの「何でもロッド(釣り方や魚種をできるだけ選ばないロッド)」という点では、ルアーマチックと同様のポテンシャルを十分に秘めていると思います。

 メーカーが推奨する対象魚種はシーバス、エギング、ワインド(タチウオ)となっていますが、これはあくまでもルアー釣りに限った話で、実物を目にした感じでは各種エサ釣りを含めてですが、他にもハゼ、アジ、サバ、メバル、チヌ(クロダイ)、カサゴ&キジハタ、ヒラメ&マゴチ、小型青物ぐらいまでをカバーしてくれる雰囲気がありますね。

 釣り方も多種多様に対応可能、ルアー釣りだけに使うにはもったいないロッドですよ。

 

参考URL:DAIWAホームページ「ルアーニスト」

 

 ただ、ロッドの使い心地などについては…実際に釣りで使用してみないことには、何とも言えないです。

 ロッドの作りから見る限りでは、ルアーニストはルアーマチックに比べると「ルアー(あるいは仕掛け)の飛距離には多少目をつぶって、その分で操作性と感度を重視している」ようですが…また、2ピースのロッドをつないで軽く振った感じでは、同じMLのロッドでも、ルアーマチックよりも若干柔らかい作りのように感じられました。

 

 この記事を書いている段階では、まだ商品が手元に届いたばかりなので…どうもすみません。近々実釣の機会(ルアーマチックとの比較を含む)を予定していますので、使い心地などについては後日の記事へと回させてください。

 

 次回の記事は、ルアーニスト86MLと併せて新しく購入したリール(本商品にマッチングさせるための、ダイワのスピニングリールですよ。)についてのお話です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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 今回ご紹介した商品は、こちらです。

 

 シマノのルアーマチックS86MLは「シーバスロッド」に分類されているようですが、こちらの商品はパッケージにも書かれているとおり「エギングロッド」と銘打たれています。

 先にも述べましたとおり、ロッドの各部分の作り(=ロッドのキャラクター)も結構違うため、「どちらが良い悪い」ではなく、「どちらがより自分の好みに合うか」で選ばれると良いでしょう。