ここ最近、まともな釣果に巡り合えず微妙な気分です。Jackです。
今回は先日参加したジャパンカップ(投)地区大会の模様を元に、雨の中でどれぐらい魚が釣れるのかについて検証していきたいと思います。
雨の中でどれぐらい魚が釣れるのか検証してみた 投げ釣り編
当日の模様
先日参加したジャパンカップ(投)関西大会は、前日からどえらい量の雨が降っていました。
会場近くの川が氾濫危険水域を超えたので、避難所へ避難するようにとのメールが何度も携帯に届きました。(苦笑)
そんな夜が明けた頃、とりあえず大会開催に関する大雨洪水警報の影響は無いとの判断から、無事に大会開催へとこぎつけた訳ですが…
途中で雨が降ってくるのは確実だったので、久々に雨合羽を着ながらの釣りになりました。
帽子は大会参加時に必ず着用しなければならないものとして、偏光サングラスは海中の沈み根の位置を確認するためのものとして着用していたのですが…怪しいおっさんの出来上がりです。(笑)
とは言いながら、雨の中での釣りなんて何年振りだったでしょうか…大会参加者は全員が同じ条件だったので、純粋に腕の差で釣果が決まりますが、とりあえず検証(実釣)を開始しました。
実釣を開始してみて感じたこと
釣り大会が始まって、さっそく仕掛けを投げてみたのですが…魚の反応が全くありません。
先日行ったケミカルチューンの成果と、やや追い風気味だった当日の天候のおかげも相まって、仕掛けの飛距離はだいたい5色(ラインの色1色当たり25メートル×5色=125メートル程度)ほど飛んでいたのですが、2時間ぐらい投げ続けて魚のアタリらしきものを感じたのは、3色ぐらいの距離でたった一回きりでした。
僕の周囲で竿を出されていた皆さんも、魚が釣れている様子はほとんど見られませんでした。
途中で途切れ途切れに降っていた雨については、海面に無数の波紋を作っていましたが、波風はそれほど強くなかったので、良い感じに釣り人の気配を消してくれていたはずです。また、雨はともかく風の影響が少なかったため、魚のアタリが分かりにくいといったこともありませんでした。
なのに魚が釣れない…何でさ!?
しかしまあ、そんな中でも釣る人はちゃんと釣果を出すんですね。(汗)
これは後日になってからの僕の推測ですが、おそらくは大会前夜に非常に多量の雨が降ったため、岸に近い浅場の海水温が急激に変化したこと、それに伴ってキス達は岸から遠目の深場へと移動したことなどが考えられました。
そして、深場(=岸からより遠い場所)を狙える腕を持った人が、魚を釣ることが出来たものと思われます。岸に近い場所からある程度の水深がある場所ならば、大雨の影響はより少なかったのかも知れませんが…今回の大会会場(葛野浜)は、どちらかというとやや遠浅の釣り場のように見えました。
また、シロギスは濁りのある水を嫌うとのことなので、雨の影響で海水が濁ってしまうような状況下であれば、より釣果は厳しいものになったと思われます。
偏光サングラス越しに見ていた限りでは、当日の海水の濁りはなかったように見受けられますが…?
まとめ
雨が海釣りにもたらす影響には「塩分濃度の低下」「海水温の低下」「海水の濁り」といったものが挙げられます。
今回のシロギス釣りではいずれの要素も釣果に対してマイナスとなった模様ですが、例えばこれがシーバス(スズキ)を狙うとなれば、そもそもシーバスは河口からかなりの上流域まで遡っているケースもあります(=塩分濃度の低下を受けにくい)し、一年を通して狙える魚種の一つということで、あまりに急激な水温の変化を除けば、他の魚種に比べて低水温が苦手な魚であるとは考えにくいです。そして、海水に濁りが出ると、シーバスのエサやルアーに対する警戒心も薄れる傾向があると考えられます。
シーバスと同様のことが、実はチヌ(クロダイ)等にも言えるのですが、要は魚の習性を良く理解することが出来れば(そして、その習性に対応できる腕前があれば)、雨の日でも魚は十分に釣れるという訳ですね。
このことについて、実践で証明できるだけの腕前が無いのが非常に歯がゆい限りですが、皆さんの参考になれれば幸いです。
【関連商品の広告】
贅沢を言えば、こんな感じのレインウェアが欲しいです…上の写真で着ていたレインウェアは昔ながらの「雨ガッパ」で、投げ釣りを始めると汗で中が蒸れてしまい、途中から上着の前を開けた状態で釣りをしていました。
釣りをする上では比較的「地味な分野」の商品ですが、適度な雨であれば釣果アップも見込めるので、ちょっと奮発して良いものを揃えておくと快適ですよ。