家族でたのしくフィッシング

主に家族で海釣りを楽しむためのお話をつづるブログです。海釣りに関する様々な情報や、道具のご紹介などを綴っていきます。

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釣りは多くの人達の好意で成り立っています 釣りの際の注意点あれこれ


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 先日、久しぶりに釣りに行ってきました。Jackです。

 

 その時のお話もブログの記事にしたいと思っていますが、今回はその前に、最近色々と考えさせられたことについてお話ししてみたいと思います。

 過去にブログ記事にした内容と重なるものも多々あるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

釣りは多くの人達の好意で成り立っています 釣りの際の注意点あれこれ

イントロダクション

 「最近の若い者は…」というセリフを吐くようになると、自分の老いを実感するのですが(笑)、最近は老若男女問わずして、釣り場における問題行動を起こす人が多いです。

 

 個人的には「自我の肥大」「権利欲のかたまり」のような人を見かけることが非常に多くなったように思っていますが…何なんでしょうね、一体?

 とはいえ、釣りという趣味がそもそも多くの人達の好意で成り立っているものなので、あまりにも目に余る迷惑行為が続くと、どんどん釣りができる場所がなくなってしまいます…という訳で、今回は釣りの際に注意点あれこれと銘打って、様々なトラブルの元になりそうなケースをご紹介していきます。

 

釣りの際の注意点あれこれ

1)釣り場にゴミを捨てないこと

 実はこれ、ちょっと前の釣行の際に目の前で見かけて、非常に腹が立ったケースです。

 

 ある日の尾鷲漁港でのこと、僕が駐車場に戻って仕掛け変更の作業をしていると、隣に停まっていた白いワゴン車の持ち主らしい若い男が、トランクルーム付近で釣りの後片付けをしていました。

 その様子を、僕は何の気なしに眺めながら自分の作業を進めていたのですが、その若い男、あろうことか僕の見ている目の前で自分の使っていた釣り道具の入っていたゴミを、そのまま足元へポイ捨てしやがったのです。

 

 次の瞬間、こちらは偏光サングラス越しでしたが、その若い男と目が合いました。

 正直「おいおいコイツ、一体何してんねん!?」と思っていたのですが、さらにあろうことかその若い男、僕と目が合って気まずくなったのか、そそくさと自分の車の陰へと隠れて行ったのです。(怒)

 

 そして、クルマの陰から聞こえてくるヤツの声。

 

若い男「先輩、手ぇ汚れてるからこの水で洗ってください」

 

 バカヤローッ、本当に汚れているのは平気でゴミをポイ捨てする、てめーの心のほうだっ!!( ゚Д゚)

 

 結局その若い男、その場にゴミをポイ捨てしたまま、先輩を車に乗せて逃げるように釣り場を去っていきました。

 声に出して注意出来なかった僕もたいがい小心者なのですが、仕方ありません。

 

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 ええ、僕が拾ってゴミ箱に捨てましたよ。(苦笑)

 

 それにしても、特に人の集まる漁港などではポイ捨てされているゴミの多さが目につきます。釣り具系以外のゴミで多いのは、食べ終わったコンビニの弁当や、飲料水の缶・ペットボトルなどですかね?

 美観、衛生、安全のいずれにおいても、ゴミのポイ捨ては最低です。必ず持ち帰ってゴミ箱へ捨てましょう。あまりにもゴミのポイ捨てが多いようでは、地域から「釣り禁止」と言われても文句が言えません。

 

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 地域の人達は、僕達が思っている以上に結構怒っているのです。

 

 また、漁師さんなど地元の方々はもちろんのこと、海鳥や野良猫などにとっても、針のついたハリスなどは非常に危険なゴミです。使用済みの釣具などのゴミはもちろんのこと、何かにひっかかって仕掛けが取れなくなった場合などでも、できるだけ回収しましょう。

 

2)漁港の船や漁具に注意すること

 1)の話にも関係することなのですが、特に漁港で釣りをする際には、漁師さんの仕事道具である船や漁具などには、くれぐれも注意しましょう。

 

 一番多いのは、船や船を係留しているロープなどに絡んだラインや針でしょうか?

 基本的には船やロープに引っかからないように仕掛けを投げるのが当然ですが、もしも誤って引っかけてしまった場合、可能な限り回収に努めましょう。

 

 僕の場合、ロープに引っかけてしまった場合はロープを引っ張って、仕掛けやラインを外すようにしています。かなり大きな漁船でも、海に浮かんでいる状態であれば人間一人の力でもロープで寄せることが出来ます。船そのものの取り扱いにも細心の注意が必要(誤って岸壁にぶつけたりでもしたら大変)なので、可能な範囲内での努力で良いと思います。

 

 ちなみに、船に引っかけてしまった場合は…状況にも寄りますが、過去に一度だけ、一瞬船に入らせてもらって針を外したことがあります。(苦笑)

 もしも船の持ち主さんが現場に居合わせられていたら、丁寧に謝る&お願いして針やラインを外してもらうのがベストです…まあ、通常はそのような場合、その船の近くでは釣りをしないと思いますが。

 

 とはいえ、本当にひどいヤツになると勝手に漁港内の船に乗り込んで、そこから釣りをしているケースもあるそうなので…モラルもへったくれもあったものじゃないです。

 

 また、漁港内では漁師さんが広げて干している漁網などの漁具を踏まないことです。これらはすべて、漁師さん達の大事な仕事道具です。間違っても踏まないように気を付けましょう。出来ればこれらの漁具には近寄らないのがベストです。

 

3)船の航行に注意すること

 こちらも主に漁港での釣りがメインとなるお話ですが、釣りをしている時にも周囲の状況に注意して、船が通りかかるのが分かったらすぐに仕掛けを引き上げるようにしましょう。

 

 特に投げ釣りやルアー釣りの場合、仕掛けを投げた場所に船が通りかかると仕掛けやラインが船に引っかかり、良くてリールの糸を全部出されて切られる、最悪は勢いで海に引きずり込まれる場合が考えられます。

 

 基本的には、陸から釣りをしている釣り人は「遊び」、船で海を行く人達は「仕事(一部個人のプレジャーボートなどもありますが)」をしています。

 地域の方々の好意もあって遊ばせてもらっている釣り人が、仕事をしてる地域の人達の邪魔をしてはいけないと思うのです。

 

 普段釣りをしていても、周囲の船の航行に無頓着な人が結構多いように見受けられます。中には「俺達が釣りをしているのが見えないのか!!」などと、航行する船に向かって怒鳴る人もいるそうですが…いやはや、困ったものです。

 

4)自分の荷物を不用意に放置しないこと

 このケースについては、おおむね2つのパターンがあるように思います。

 

 まず一つ目のパターンは「場所取りとしての荷物の放置」ですが、これはもう「何があっても自己責任」としか言えません。

 荷物を置いた本人は場所取りのつもりでそうしたのでしょうが、そこに荷物の持ち主がいなければ、最悪「誰かの忘れ物」「邪魔なもの」ぐらいに思われても文句は言えませんよね。

 

 以前インターネット上で「場所取りのために荷物を置いていたのに、後で現場に行ったら他の釣り人が自分の場所で釣りをしていた。ルール違反だ!!」などといって憤慨している様子を見かけたりしましたが、個人的には「そこはあなたの指定席ですか?」「あなたのいうルールって何ですか?」と思いました。

 

 地域によっては荷物による場所取りのローカルルールがあるなどといった主張もあるのでしょうが、そのようなルールを知らない人もいれば、そもそもルールを守る気が無い人だっています。

 そして、おおむね釣り人の言うルールは法律や条例、規則などの「明文法」とは異なるのですから、知らぬ存ぜんでも一向に罰せられることがありません。

 

 ひどい人になると、誰かが場所取り用として置いていた荷物をどこかへ投げ捨てたり、海に落としたり、盗んで持ち帰ったりするかも知れません…そして、それをされたところで、被害者側は泣き寝入りするしかないことでしょう。

 仮に犯人らしき人が現場にいて問い詰めても、しらを切られればそれで終わりです。もしも僕が悪意のある犯人だったら、「そんな荷物、俺がここに来た時には無かった。知らない。」と言い切ります。(苦笑)

 

 次に二つ目のパターンは「何らかの理由で釣り場以外においても、自分の荷物から目を離して放置した場合」ですが、「トイレに行きたくなった」「ちょっと近くのコンビニに行きたくなった」などの理由で、たとえ一瞬といえど自分の荷物から目を離したら、その隙に釣り道具を盗まれてしまったといった話を、インターネット上でたまに見聞きします。

 

 これも場所取りのための荷物の放置と同じですが、申し訳ありませんが完全に本人の不注意です。

 最近の泥棒は、釣具が「アシの付きにくい、比較的高価で換金できる動産」であることを良く知っています。数万円から数十万円もする高価なロッドやリールなどを、不用意に放置していれば泥棒にとって「良いカモ」です。

 

 よって、複数人での釣行であれば必ず一人は荷物番につくか、(単独釣行の場合は特に)面倒臭くても必ず鍵のかかる場所(車の中など)に荷物を保管しましょう。

 公共交通機関での釣行の場合は大変でしょうけれども、十分に気を付けて下さい。

 

5)車の駐車場所に注意すること

 このケースも、人が多く集まる場所、多く集まる時期ほど酷いものです。

 

 ある程度の駐車スペースがある場所ならまだマシなのですが、駐車スペースが限られていたり、余りにも多くの人達が集まった場合などには、交通の往来を邪魔するような形で車を停めて釣りをしているケースがちょくちょく見かけられます。

 

 特にあまり人に知られていない穴場スポットのような場所だと、道路の路肩に車を停めておくしかないようなケースもあるのですが…やはり公共の迷惑になるような形での駐車は極力控える(あちこちで釣りをしている身としては、この表現が限界かもです:苦笑)のが良いでしょう。

 

 なお、駐車スペースによっては自分の車が車上荒らしに遭う危険性もありますので、十分に注意して下さい。

 

www.familly-fishing.net

 

6)(特に夜)釣り場で大騒ぎをしないこと

 酒を飲みながらの釣り、動画を撮影しながら(そして演出としてのにぎやかさを入れているつもりであろう)の釣り、ただ単純にデリカシーやモラルがない人の釣り…いずれにせよ、釣り場で周囲の迷惑になるような騒ぎ方をするのは最低です。

 

 特に夜釣りをする際には、十分に注意しましょう。地域の皆さんに多大な迷惑を掛けることになり、ゴミや駐車場の件と同じように「釣り禁止」の事態を招く可能性が大です。

 

7)釣り場での挨拶は、出来ればした方が良い

 …この件については、僕はどちらかというと人見知りなので強く言えませんが。(苦笑)

 

 特に先行者(自分よりも先に釣り場にいる人)がいる場合には、簡単な挨拶の一言で余計なトラブルが防げます。「こんにちは」「釣れてますか?」「隣、良いですか?」といった簡単な挨拶の一言で、お互いに気持ち良い時間が過ごせますよね?

 

 まあ、世の中善人ばかりではないですから、こちらから挨拶をしても全く返事をしてくれなかったり、「(俺の釣りの)邪魔だからどっか行け!!」などと言ってくる人もいるので、一概には言えないことなのですが…ということで、僕の場合は3~5メートルぐらいの距離がある場合は、他の人の邪魔をしないよう注意しながらそっと釣り場に入ることにしています。

 

 ちなみに、これはあくまでも僕の場合ですが、釣りをしていると「兄さん、釣れてるかな?」みたいな感じで、地元のベテランさんから声を掛けられることが非常に多いです。

 こんな時には、丁寧に挨拶をしながらあれこれ話をしていると、その場所での釣りにまつわる様々な情報をいただけることが多いです。そして、大抵は「えらく遠くから来なさったんやな、せいぜいたくさん魚を釣っていって」と、にこやかに去って行かれます。

 

 ただし…何となくの雰囲気ですが、声を掛けられる際には、日頃見かけないよそ者に対する警戒心は持たれているような気がします。(苦笑)

 そんな時でも、お互いに穏やかに話が出来れば、お互いに機嫌良く過ごせるものですよね。

 

最後に

 人間の性(さが)として「自分は正しい」「相手が間違っている」と思いたくなる気持ちはよく分かるのですが、人の数だけ正義があるというお話は、世界情勢のニュースを見ていてもよくあるものです。

 

 かくいう僕が言うことも、すべてが正しいなどという自信は全くありませんが、本当に釣りは多くの人達(お互いに)の好意で成り立っている趣味だとは思います。

 

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 お互いに敬意を払う気持ちを忘れなければ、それが一番良いことだと思います。

 とりとめのないぐだぐだ説教話になりましたが、どうぞ皆さんも良い釣りを楽しんでください。