皆さんこんばんは、Jackです。
今回皆さんにお話しするのは、タイトルの通り「エサ釣りで爆釣している時に、ルアーで魚が釣れるのか」についてです。
おそらくベテランの釣り師さんには周知の事実じゃないかと思うのですが、一応海釣り初心者の方向けのブログという事で、僕の経験談を中心にお話ししたいと思います。どうぞよろしくお付き合い下さい。
エサ釣りで爆釣している時に、ルアーで魚が釣れるのか
イントロダクション
釣りという世界において魚を釣る方法を大きく二つに分ける時のカテゴリーとして「エサ釣り」と「ルアー釣り」という分け方が出来ます。
どちらも魚を釣る方法なのですが、本物のエサを使うのか、エサによく似た道具(ルアー)を使うのかといった違いがありますよね?
で、例えばみんながエサ釣りで魚をいっぱい釣っている場所でルアーを投げてみた場合、魚が釣れるのかどうか…気になったことってありますか?
という訳で、僕が見聞きした経験談をこれから二つばかりご紹介してみたいと思います。
ケース1:シロギスの投げ釣り
随分と昔の話になりますが、僕がお師匠様と一緒にキスの投げ釣りに行った時のことです。
お師匠様は普通にイシゴカイをエサにしてキスをバンバン釣っていたのですが、この日僕はその効果を試してみるために、敢えてイシゴカイを用意せず「パワーイ○メ」なる商品を試してみたのです。
大抵の釣具屋さんで売られているこの「パワー○ソメ」、アオイソメに似た形の「ワーム」というタイプのルアーに近いもので、生きたイソメの匂いや触感、または針にイソメを付ける時にヌメヌメするのが嫌だったり、噛まれるのが嫌だったりする人の為に作られた製品です。
なお、確かブルーベリーの匂いがする液体に漬けられているのですが、うっかりこの液をバッグの中などにこぼしてしまうと大変なことになるのでご注意下さい。
で、この「パワーイソ○」、魚が好む匂いと味でバッチリ魚が釣れるという触れ込みだったのですが…はい、察しの良い方は既にオチが見えたかと思いますが、結果としては全く魚が釣れませんでした。
ただし、誤解の無いように申し上げておきますと、メーカーが公開しているYouTube動画などではしっかりと魚が釣れているので、この商品を使っても魚が釣れないということではありません。
数メートル離れた間隔を空けて釣りをしていた僕とお師匠様のあいだで、活きエサを使っていたお師匠様がバンバン魚を釣る中、「パ○ーイソメ」を使っていた僕には全くアタリが出なかったという結果論のお話です。
ケース2:夜の電気ウキ釣り
もう一つのケースも、お師匠様と一緒に釣りに行った時のお話です。
去年の11月に、夜の電気ウキ釣りでセイゴを爆釣したのですが、
この時に使用していたエサはアオイソメで、セイゴの群れさえ目の前にいれば一投一釣といった具合に魚が釣れていました。
お師匠様からは「なんでイシゴカイにせえへんかったん?」と聞かれ、「アオイソメの方がボリュームと匂いがあるかなって思ったので」と答えたところ「アオイソメをちぎって針につけるよりも、イシゴカイを丸々一匹針に付けた方がええんとちゃう?」と言われました。
で、この時に「これだけ魚が釣れる状態だったら、小さなエサを付けて仕掛けを投げるよりも、大きめのルアーを投げた方が大きな魚が釣れないですかね?」と聞いたところ、お師匠様曰く「あかんあかん。何日か前にエサ釣りでぎょーさん魚が釣れとった時に、横でいっしょけんめいルアー投げてる人おったけれども、まーったく魚釣れとらんかったで」とのことでした。
このケースにおいても、エサ釣りで魚が爆釣している中でルアー釣りでは魚が釣れていなかったというパターンが発生していました。
Jackの推測
僕が見聞きした二つのケースに加えて、以前ヒロ内藤さんから聞いたお話(詳細は割愛します)を併せて考えた限り、エサ釣りで魚が爆釣している場所では、ルアー釣りでは魚が釣れないという結果になりました。
このことを冷静に考えてみると、そうですね…例えばこれを人間の場合で考えたら、「目の前でジュージュー焼肉が焼けていて、みんなそっちをバクバク食べているのに、その横でどれだけ本物に近い出来の食品サンプルを見せられても、誰も見向きもしない」といったところでしょうか。(苦笑)
これが空腹時に他に何も食べ物がない場所で、本物に近い出来の食品サンプルを「それっぽく」見せられれば、人間も興味を示して触ったり、試しに口に入れてみたりするのではないでしょうかね。
という訳で、海釣り初心者の方がルアー釣りをされる場合の、ボウズ逃れのための僕からのアドバイスは二つです。
1)エサ釣りで魚が釣れている場所では、ほぼ100%魚は釣れないので場所を変える。
2)念のためにエサ釣りの準備もしておく(笑)
2)については、僕もお師匠様から「どんなパターンの釣りにも対応できるように準備しておくこと」と、ちょくちょく言われていたことです。
なので、例えばアジングやメバリングに行く時にも、念のために電気ウキ釣り仕掛けとイシゴカイを半パック(僕の地域ではハーフサイズと呼ばれていますが)だけ準備しておきます。
そしてこれまでのところ、結局「エサ釣りの方が話が早い」ってなって、ルアー釣りの仕掛けをおっぽり出してエサ釣りをしてしまいます…だってその方が、確実に魚が釣れるんですもの。(苦笑)
七里御浜へショアジギングに行く時でも、ボウズで帰るのが余りにも辛く悔しいので、ここ最近ではちょい投げ仕掛けを併せて用意しています。
これがファミリーフィッシングとなると、奥さんや子供さんは魚が釣れないと途端に飽きてしまい、「もう二度と行かない」といったパターンに陥りがちです。
というわけで、世のお父さんはルアー釣りに行く時には、念のためにエサ釣りの準備も併せて持って行っておくことをお勧めいたします。
今回のお話は、この辺りにて。それでは次回も、どうぞよろしくお願いいたします。