先日、釣りに行かずに釣具屋巡りをしていましたJackです。
今回は釣具屋巡りでふと思った疑問について、記事にしてみたいと思います。
痛んだルアーのフックは、本当に交換した方が良いのか?
イントロダクション
さて、先日行った釣具屋巡りで購入してきた釣具は、次のような感じでした。
何だか針が多いですね…特に先日家族で参加したファミリーフィッシング大会で消費した糸付き針の補充が多いです。
エサ釣り用の針(仕掛け)については、消費した分の仕掛けの補充も多いのですが、同じ種類の針でサイズやハリス(糸)の太さを変えたものを併せて補充してみました。前回の釣りの時には、ハリスの太さで魚に仕掛けを見切られていた雰囲気があったので、その対策のためです。
エサ釣り用の針(仕掛け)は、本当に消耗頻度が高いです。
使用しているうちに針先が甘くなる(=魚の掛かりが悪くなる)ということもありますが、ハリスが魚の口や、海中の岩や消波ブロックに当たって擦れて痛むことも多いです。特にハリスが痛んだ状態で釣りを続けていると、不意の大物が掛かった時にハリスが切れてしまって悔しい思いをすることになります。
だから、ベテランの釣り師になればなるほど、釣りをしている間には針(仕掛け)の状態を常にチェックして、状態の悪いものはどんどん新品へと交換していきます。
僕の場合は…面倒くさがりでケチな性分なので、まだ使える状態だと判断した時にはついついそのまま針(仕掛け)を使ってしまいますが。(笑)
メタルルアーのフック交換の必要性について
そして、今回の記事で話題にしたい(釣具屋でいくつ買おうか散々悩んだ)ものは、こちらです。
ブリーデンの「バイスライダー」というメタルジグ用の、替えフックです。
このバイスライダー用の替えフック、売っているお店をなかなか見かけない商品ということで、我が家の近所の釣具屋さんでは当然ながら店頭在庫として取り扱っておらず、取り寄せとなるとロット単位(問屋が小売店に卸売りする際の最低数の単位)での購入となるため、今回まとめ買いをしようかどうか非常に悩みました。
ちなみに、パッケージ内には都合4本のフックが入っているのですが、バイスライダーでは前後で2本のフックが使用されるため、バイスライダー2本分のフックが入っているという訳です。
そして、そのお値段は1パック税抜364円…そこでふと思いました。
ちょっと待って…替えフックをたくさん買うよりも、ルアーそのものを買い直した方がお得じゃね?
と言いますのも、メタルジグ(というか、全金属製のルアー全般)はキャスト後に海底まで沈めてからしゃくり上げて使用することがほとんどなので、使用しているとだんだんボロボロになってくるし、根掛かり率もプラグ類に比べると高いです。
そして、バイスライダーの1本当たりの値段はだいたい600円ぐらい…よほどルアーの扱いに長けた人でもない限り、フックの針先が甘くなって交換する必要性が生じるよりも先に、ルアーを根掛かりで失うか、良くてもルアー本体がボロボロになる可能性の方が高いと思うのです。
僕の場合、フックの痛みよりも先に、ルアーのアイ(目玉部分)が取れてしまいましたが…使用回数の差で、同じ種類のルアーでもかなり痛み方が異なっています。
こちらの写真の方が、より分かりやすいでしょうか…ルアー本体(特に右側のルアーのホログラム部分)がボロボロです。
別にこの状態でも魚が釣れなくはないのですが、替えのフック2パック(ルアー4本分、合計金額税抜728円)を消費しきるまでに根掛かりなどでロストする可能性の方が高そうです。
という訳で、今回は散々悩んだ結果、その必要性が生じた時のために1パックだけ替えフックを購入することにしました。バイスライダーそのものは、色違い&スペアを含めて10本以上持っていますが。(笑)
ちなみに、これと似たようなことが、同じブリーデンの「メタルマル」という金属製ルアーでも言えました。
このメタルマル、一本当たりだいたい1,100円~1,300円ぐらいで売られているのですが、交換用フックが5本ぐらいのセット品で、前後それぞれ600円~700円ぐらいで売られています。
こちらのルアーは先のバイスライダーとは異なり、トレブル(3本針)フックとダブル(2本針)フックを使用するため、同じ「底を取る(海底に着底させてから使用する)ルアー」でも、より根掛かり率が高くなります。
写真向かって左側が、今回替えフックの購入を迷ったメタルマル28グラムです。七里御浜海岸のゴロタ浜で散々投げ倒したので、針先の状態もあまり良くない(というか、かなり悪い)のですが、まずもってルアー本体の塗装がボロボロです…元々は右側の19グラムのものと同じ塗装でした。
このような状態にまでなってしまうと、前後の替えフックを買う金額で新品を買い直した方が、もったいないものの話が早いのではないかと思ってしまいます。
プラグルアーのフック交換の必要性について
一方、プラグ類(必ずしも底を取らなくても良いルアー)であれば、メタルルアーに比べると釣れた魚が岩陰に潜りこんだり、鋭い歯でラインを切ったりしない限り、ルアーをロストする可能性は低いので、針先が甘くなったり錆びてきたりしたらフックを交換するのが良いでしょう。
ショアプラッギング(陸からのプラグでの釣り)で小型青物(ブリやカンパチの子供)釣りをしてみたくなって、タックルベリーで買ったダイワの「ソルティガ ドラドスライダー」です。
同じくダイワの「ソルティガ ドラドペンシル」です。「スライダー」も「ペンシル」も、新品で買うとそれぞれ2,000円近くする商品なのですが、比較的状態の良いものが安く手に入りました。
実のところ、釣具屋巡りに行った当初はマリアの「ラピード」というルアーを買おうと思っていましたが、このサイズのルアーともなると1本当たりの値段がかなりお高くなってしまいまして…「とりあえず近くのタックルベリーで中古を探してみてから購入を考えよう」と思ったのが、思いのほかラッキーな結果となりました。
これらのプラグ系ルアー…特に今回の2本のルアーはどちらも「フローティングタイプ(何もアクションをさせなければ、基本的に海面で浮いている)」であるため、魚が掛からない限りはフックの針先が消耗することは、なかなかありません。針先が甘くなるよりは、海水で錆びてくる方が早いかも知れません。
そして、先に述べた通りの理由でプラグ類のルアーのロスト率は比較的低めなので、よっぽど魚を釣りまくってルアー本体がボロボロになったとかでもない限りは、フックの針先が甘くなったり錆びてきたりしたらルアーそのものを買い直すよりも、フックだけを交換する方がお得と言えるでしょう。
まとめ
という訳で、エサ釣りの針については「仕掛けの状態を見ながら、必要に応じてどんどん交換していくのがベスト」なのですが、ルアーのフックについては「ルアーの種類やその本体価格によって、状況次第ではフック交換よりも新品購入の方がお得な場合がある」と言えるでしょう。
ちなみに、これまでに例として出したバイスライダーやメタルマルの場合、マット(つや消し)カラーの塗装被膜は比較的丈夫なのですが、メタル(キラキラ光る系)カラーの塗装被膜はちょっと弱いように感じています…ということで、この二種類のルアーについてはフック交換よりも新品購入の方がお得なケースが多くなりそうです。
その点、ダイソーのメタルジグは100円の商品であるにも関わらず、塗装被膜はかなり丈夫です。
ただし、スプリットリングとフックの材質はどうにも悪いそうで…とはいえ、スプリットリングとフックを別途購入して交換すると、結果的に一般的なメーカーのメタルジグと似たような価格になってしまうことがままあるため、ダイソーのメタルジグについては「とりあえず最初のうちだけは買ったそのままで使用して、スプリットリングやフックが少しでも錆びたり痛んだりしてきたら即交換」が良いと思います。
最後に全然関係ない話になりますが、先日某アニメを見ていてつい食べたくなって、有り合わせの材料でオムライスを作ってみました…魚料理以外はかなり久々でしたが、まあぼちぼちの出来だったと思います。
オリーブオイルとバターの使い過ぎで、食べた後に胸やけがしたのは笑い話ですが…。
【2019.10.30追記】
この記事では「痛んだフックは交換するよりも、ルアーごと買い換える方が早いかも?」といった趣旨でお話をしていましたが、恥ずかしながら記事を書いていた当時には、僕自身も想定してなかったようなケースが後日発生しまして…予想外に大きな魚が釣れてしまうと、ルアー本体は比較的無事でも、フックが折れたり曲がったりします。(苦笑)
こうなってしまうと、フックを交換せざるを得ないですね…いずれにせよ、釣り針は針先が鋭く、針も折れず曲がらずの状態でいることが、ヒットした魚をバラさずに釣り上げるための重要な要素であることは間違いありません。